コラボレーション

手厚いサポートで Slack 導入を後押しするアビームコンサルティングの手腕

頼れるサービスパートナーだからできる、DX サポートの魅力とは?

Slack チーム一同作成2021年9月30日

新型コロナウイルスの影響によるリモートワークへの対応をはじめ、生産性の向上、イノベーション、人材育成など現代の企業はさまざまな課題を突きつけられています。企業にとって、新たなシステムやコミュニケーションツールの導入は経営に大きな変革をもたらします。

一方、「さまざまなシステムやツールを導入したけれども、上手く活用するにはどうすればいいの?」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。そんなときに、Slack の導入から業務プロセスの改善を通じた活用までサポートしてくれる心強い味方が Slack サービスパートナーです。2019 年 11 月から始まった Slack サービスパートナープログラムに立ち上げ当初より参画し、企業の Slack 導入をサポートしているアビームコンサルティング。同社ではサービスパートナーならではの特性を活かし、企業に合わせた Slack の最適な活用方法を指南すると共に、DX やチェンジマネジメントまで、総合的なサポートを行っています。

受注から活用支援までワンストップでできるアビームの強み

総合コンサルティングファームのアビームコンサルティングは、1981 年の創立以来、公共から製造、金融、小売、通信などすべての業種において、グローバルで 28 拠点、アライアンスで 73 拠点を構え、数多くの企業を支援し続けてきました。同社の特徴は、企業の経営課題に対してワンストップで全方位的に支援ができること。「多くのコンサルティングファームは、たとえば業務改革をサポートするコンサルタントと IT コンサルタントが分かれている場合があります。弊社は、コンサルタント 1 人ひとりが業務改革、IT の知識を持っており、業務改革プランも現場での実現性を考慮して計画しています」と、デジタルプロセスビジネスユニット HCM セクター シニアマネージャーの中村淳哉さんは話します。

Slack サービスパートナーとして組織への Slack 導入を手助けする立場においても、システム連携や DX を含めた戦略立案、業務改革に対応できるだけでなく、IT やアウトソーシングといった実現性やアフターケアまで、Slack と組み合わせて担当者がワンストップかつオールラウンドにサポートできるのが同社の大きな魅力です。また、組織体制や企業文化を考慮し、企業から官公庁・研究開発法人まで、幅広い組織へ Slack を導入した経験があることも同社の強みとなっています。

社内に蓄積する “閉ざされた” 情報を誰もがアクセス可能な状態へ

数々の企業の Slack 導入や利用の改善をサポートしてきた同社が現場で感じたこととして、「情報の分断」をどう解消するかということが、大きなポイントとなりました。「さらなる生産性の向上やイノベーション、人材育成のため、企業において新たなシステムやコミュニケーションツールの導入が図られている一方、メールやチャットといったコミュニケーション手段が増えると、情報がサイロ化し、分断された状態に陥りやすくなります。その中で、各部門単位で所持している重要な情報をどのように共有・活用するかという課題を、多くの企業が抱えています」と中村さんは続けます。

この課題に対して、アビームコンサルティングでは Slack をよく知るコンサルタントが、同社が保有する組織や人材マネジメント、テクノロジーに関する知見と、オープンでスピーディなコミュニケーションを可能にする Slack を組み合わせることで、社内に蓄積されたさまざまな情報を誰もが活用可能な状態にし、その後の人材育成や生産性の向上をサポートしています。

理研のセキュリティ改善とチェンジマネジメントをサポート

アビームコンサルティングが Slack の導入をサポートした組織のひとつが理研こと理化学研究所です。日本で唯一の自然科学の総合研究所である同所では、研究情報が外部に漏れることに懸念を抱いていました。「理研様では従来、電子メールでの連絡が大半を占めていました。しかし、メールでは、誤送信やスパムメール、ウイルス添付メール、送信元詐欺などのセキュリティ面でのリスクが大きいという課題を抱えていました。そのため理研様は、セキュリティ面での信頼が確保でき、かつ迅速なコミュニケーションを図ることができる Slack の導入に至ったのです」と、デジタルプロセスビジネスユニット HCMセクター シニアコンサルタントの佐野 彩芽さんは話します。
しかし、導入にあたり大きな壁にあたります。6000 名規模の組織に対し、Slack を運用するチームのメンバーが少なかったのです。
「まずはお客様のセキュリティ要件に合致した設計をしました。しかし、そこから実際に Slack を利用するのは所員の方々です。運用チームのメンバーが少ないからこそ、お客様のチェンジマネジメントをサポートし、所員の方々に安心して利用していただくようにしました。具体的な内容としては、所員の方々へのアナウンス内容の検討や説明会、トレーニングの実施、インフルエンサーネットワークの立ち上げなどです。個々人の使い勝手をよくし、段階的に進める方針を展開することで、少人数での運用をしやすいような環境を担当者の方々と一緒に整備しました。
理研様は他分野との協業が多いことから、Slack を利用しての外部とのコミュニケーションを円滑にすすめるためにゲスト運用やコネクト運用も取り入れました」と佐野さんは振り返ります。

武蔵精密工業導入では自走できる IT 教育も実施

また同社が人材マネジメントの面で大きな役割を果たした企業のひとつが、自動車メーカー向けに自動車・二輪車の部品を製造するグローバル企業、武蔵精密工業株式会社です。同社はアビームコンサルティングがサポートする以前より Slack や人材データベースシステムを導入しており、両者を連携できないかと模索していたところで、アビームコンサルティングに声がかかります。そこでアビームコンサルティングは、Slack の特徴のひとつである豊富なアプリ連携による拡張性を活かし、Slack からデータベースシステムの人材情報を見ることができるように設計をサポートしました。

加えて、Slack 上で上司と部下の 1 対 1 のコミュニケーションを定期的にとることを提案しました。「期初、期中、期末の目標評価プロセスのどこであれば Slack の強みを活かせるか、IT 化の観点からプロセスの最適化のサポートをした結果、期中の 1 on 1 のコミュニケーションを Slack 上でも実施することで、普段のコミュニケーションが増加し、リアルでの 1 on 1 をより有益なものとすることができました」と中村さんは話します。

さらに、アビームコンサルティングでは武蔵精密工業の IT 人材にノウハウの共有も行いました。「我々が全面的な作業を行えばお客様が目指すゴールには到達できます。しかし、その後もお客様が自走して運営を続けるために、私たちのような業務・Slack・ITソリューションコンサルタントが、情報提供からお客様の担当者の育成まで一緒に支援しました。それが真の意味でお客様のためになると考えています」と佐野さんは笑顔で振り返ります。

アビームが考えるコミュニケーションの見える化

近年のリモートワークの急速な普及により、直接顔と顔を合わせたコミュニケーションが減少するなか、アビームコンサルティングが考えているのが「Slack を活用したコミュニケーションの定量化」です。定量化には 2 つの面があります。ひとつは、会社・チーム全体としての適正なコミュニケーション量の定量化が図れているかという点です。「Slack 内のコミュニケーション量を定量化することで、そのチーム内でハブになっている人が分かったり、チームのコミュニケーションがきちんと機能しているのかなどの利用効果が、見える化できたりするようになります」と中村さんは話します。

もうひとつが各社員にとって適切なコミュニケーションの定量化です。当然ながら、社員ごとに必要なコミュニケーション量は異なります。たとえば、上司が積極的にコミュニケーションを取ることでパフォーマンスが上がる社員、逆に頻繁に関与をしないほうが能力を発揮できる社員が存在する中で、「適性検査データ」や「エンゲージメントデータ」などを組み合わせ、各社員に最適なコミュニケーション量を予測、レコメンドする試みを始めると言います。

以前であれば、部署内の誰と誰が頻繁に会話をし、仲が良いかが誰の目にも明らかでしたが、働き方の多様化に合わせてこうした仕組みを利用することで、非同期コミュニケーションでも 1 人ひとりの個性を理解した、円滑なコミュニケーションのサポートができるそうです。

活用をゴールにしたサポートを提供

「Slack を導入しただけで終わりではありません。各社毎の状況に照らし合わせた最適な導入方法や定着の仕方があります」と中村さんは話します。「弊社はサービスパートナーとして Slack を他のコミュニケーションツールと比較した際の強みを熟知し、定着をサポートする導入方法を保有しています。自社で導入を行おうか迷っていらっしゃる場合も、検討されている Slack の使い方や設計をお気軽に我々にぶつけていただきたいと思います」。 

Slack をよく知るコンサルタントを抱えるアビームコンサルティングによるサポートは、 Slack の価値ある活用を通じたチェンジマネジメントや生産性の向上など、みなさんが抱えている課題を解決してくれることでしょう。

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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