Slack で初めてステータスを設定できるようにした時、デフォルトのステータスをいくつか用意し、休暇中、オフライン、病欠、あるいはリモートワーク中などを同僚に通知できるようにしました。
オフィスで一緒に働くことが当たり前の状況で、自分がオフィス内にいないことをメンバーに知らせることができれば便利だと考えたからです。しかし、時代は変わります。そして「一緒に働く」方法も。
ユーザー企業の皆さま(そして最近の私たちの経験)によると、会社でほとんどの従業員が「リモートワーク」をしている時、このステータスは基本的に役立ちません。それよりも、自分の状況や情報をもっと詳しく共有することが必要です。
そのため Slack では、便利なカスタム絵文字セットを新たに用意しました。これはステータス設定やメッセージ、リアクションでより情報を伝えたい時に使えるもので、初めて Slack を使う皆さまのことも考えて作りました。
このリモートワーク用絵文字パックは現在徐々に展開中で、まもなく皆さまにご利用いただけるようになります。
この絵文字セットを追加するには、絵文字ピッカーの「絵文字を追加する」ボタンをクリックしてください。サポートが必要な場合は、ヘルプセンターの記事「カスタム絵文字を Slack に追加する」をご確認ください。
新しく使える絵文字は、ソーシャルディスタンス版ハイタッチから、集中している時間、家族の時間まで多岐にわたります。キーボードが大好きな猫もあります。
私たちのところには、ユーザー企業の皆さまからたくさんの声が届いています。そしてそのなかに、すでにあるものを使うのではなく、新しい絵文字を作る理由がありました。
社員には、いつもの業務時間中に子供の世話をし、学校から出された課題を見ているメンバーも多くいます。Unicode の絵文字一覧には家族や教師がありますが、「子供たちを見なければいけないんです…しかも今すぐ!」といった、より現実的な気持ちに対応したものはありません。また、前だったら時々ランチに出かけてリフレッシュしていたところを、今は家族の昼食を作るための時間が必要です。
さらに、パッと見て状況をわかってほしい時などに使える新しい絵文字もあります。ヘッドホンを着けて机に座っている姿は、作業に集中しいて、邪魔されたくないというメッセージを伝えるのに使えます。あるいは仕事モードに戻る前に、身体を動かしたりや深呼吸する時間が必要な時もあります。
もちろん、カスタムステータスはいつでも作れます。すでにある標準の絵文字セットの 1 つにカスタムメッセージを追加して「おやすみモード」の意味を持たせる人もいれば、子供のお迎えのためにキーボードから離れること伝えるのに :school-bus: を使う人もいるでしょう。あるいは、同じ目的で使うカスタム絵文字をアップロードする人もいるかもしれません。
もちろん独自の絵文字がない人もいるでしょう。そんな皆さまに救いの手を差し伸べるために、私たちはアーティストの Jen Lewis 氏(私たちは長年彼女の絵文字のファンです!)と一緒にこのセットを作りました。気に入れば、すぐにアップロードしてご利用いただけます。またチームの管理者は、メンバーのニーズを反映してカスタマイズしたデフォルトのステータスを新しく設定することができます。
今回リリースしたものは、リモートワークのためのカスタム絵文字をすべて網羅するものではありません。仕事の内容ややり方に応じて、絵文字にできるニュアンスはまだまだあります。今回は、多く要望があったものを作ったにすぎません。
今後私たちは、さまざまなチームや言語、ワークカルチャーにおける具体的なニーズに合わせて、絵文字パックを充実させていきたいと思っています。さしあたり、この便利なリモート絵文字(「リ文字」?いまいちですね…でもいいんです!)をアップロードするには、こちらをクリックしてください。
リモートワークについてもっと詳しく知りたい場合は、次の記事もご覧ください。