受賞の喜びを分かち合うチーム
変革

Slack Spotlight Awards : 新たな働き方を実践する受賞者を発表!

2020 年の困難に立ち向かい、働き方の未来を考え直したパイオニア組織を称えましょう。

執筆者 : by the team at Slack 2021年3月1日イラスト: Abbey Lossing

編集者注 : 
ご存知かもしれませんが、Slack は Salesforce の一員になりました。そのため、以下の情報の一部は古くなっていますが、過去の背景などを考慮して残しておきたいと思います。Salesforce による Slack の買収の詳細については、公式発表をご覧ください。 

 

多くの人がリモートワークに移行してから 1 年が経ちました。この 1 年は本当に予想もしなかった年となり、どの企業もさまざまな困難や挫折を乗り越えようと奮闘してきました。しかしそんななかでも、すばらしいイノベーションが世界各地で生まれています。業界や規模を問わず、多くの組織がよりダイナミックな働き方を切り拓いているのです。これは簡単なことではありません。

私たちは本日、世界規模で一斉に新しいカタチの分散型の働き方に移行してから 1 年になるこの機会に、初めての Slack Spotlight Awards を発表します。この賞は、厳しい状況のなかでの創意工夫や、つながることで生まれた新たなアイデアを称えるものです。

それでは受賞者を発表します!

 

従業員体験賞 : Nike

コロナ禍で働き方の前提は大きく変わりました。チームが分散した状態で、エンゲージメントを保ちながらビジネスを前へ進めるにはどうすればよいのでしょうか?これは中小企業から巨大な多国籍企業まで、あらゆるビジネスリーダーの頭にある問題でしょう。こんな状況でビジネスを軌道に乗せるには、組織の規模に関係なく従業員を第一に考えなくてはなりません。そのためには、従業員をサポートしつつリードすること、そして生産性を保つツールが必要です。

今回、従業員体験賞が贈られるのは Nike です。デジタルトランスフォーメーションと従業員体験を絶えず重視してきたことが評価されました。

2020 年頭にコロナ禍が広がり始めた際、Nike は新たな市場状況に合わせてすばやく方向転換し、多数のオフィスを閉鎖しました。その一方で、Slack の活用を広げてチームのつながりを保ち、従来のスケジュールどおり積極的に製品をリリースしていったのです。その結果、2020 年にもペースを緩めることなく Air Jordan XI Jubilee や Air Jordan XI Adapt といった何百もの新製品を送り出しました。

Nike が進める成長戦略の中心にあるのが、顧客間・従業員間における人間同士のつながりを重視することです。

従業員はチームで一緒に仕事を進める新たな方法を受け入れ、デジタルトランスフォーメーションの成功を加速しています。この動きを支えているツールの 1 つが、Slack です。Nike 社内の Slack ユーザー数は 1 万 4,000 人から 3 万人へと 2 倍以上に増え、従業員は Slack で仕事を整理してお互いチャンネルでやり取りしています。1 か月に送信される Slack メッセージは 100 万件以上です。Slack で共有されるクリエイティブな仕事やアイデアは、社内の誰でも検索できるインスピレーションのアーカイブとなっています。これは、関係者しか見えないサイロ化したメールのやり取りでは実現しなかったことです。

このチャンネルベースのプラットフォームで働くメリットは、組織の枠を越えて広がっています。従業員は、広告代理店や請負業者、ベンダーなど社外のパートナーとも Slack のチャンネルでつながり、仕事を一緒に進めています。

Nike 社内のデジタル化をさらに加速させ、競争力を高めているのが、2,000 種類を超えるカスタムアプリとボットです。これらのインテグレーションによって、チームは優先度の高い仕事をすばやく進められるようになりました。例えば Nike.com へのアクセスが急増すると、担当者は Slack ボットからアラートを自動で受け取ります。こうしたワークフローのおかげで、アプリを切り替える時間を節約し、トラフィック負荷が急上昇した場合でも優れた顧客体験を維持できるのです。さらに同社では、従業員同士が Slack 上で「ハイタッチ」できるようにもしています。これは、従業員が場所を問わずつながり、成功を祝う大事な方法です。

Nike の挑戦は始まったばかりです。イノベーションが DNA レベルで染み込んでいる同社は、今後も業界の先頭を走り続け、どんな課題に直面しようと期待を上回る成果を上げていくことでしょう。

新 HQ 賞:T-Mobile

この賞は、2020 年にデジタルファーストアプローチをシームレスに導入し、Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)を場合によっては実質一晩で築き、従業員がどこからでも仕事を進められるようにした企業に贈られます。

新 HQ 賞を受賞したのは、アメリカで 2 番目に大きいワイヤレスプロバイダである T-Mobile です。同社では、Slack を使って物理的なオフィスからリモートオフィスに移行し、新型コロナウイルス感染症のパンデミックに対応しました。T-Mobile では Slack チャンネルを使って、Sprint との合併による新たな従業員のデジタル研修をすべて 1 日で終えることができました。その間、1 億 200 万人のユーザーが利用するサービスを中断することはありませんでした。

さらに、コールセンターの 12,000 人の従業員を 2 週間も経たないうちに在宅勤務に切り替えたのです。これを実現するために、T-Mobile のケアチームはすべてのものを Slack チャンネルにまとめ、従業員が必要な機器を車に乗ったまま受け取ることができるようにしました。エキスパートは適切なチームと直接やり取りし続けることができたため、顧客へのサポートの質が下がることはありませんでした。

また消費者市場チームは、重要な最新情報を共有し、質問をすばやくトリアージするために、簡単な Slack フォームを使って各店舗の再開方針、報酬、安全に関するガイドラインの質問を集め、リアルタイムで回答しています。店舗マネージャーは 2 分未満で回答を得られるため、現地のガイドラインを更新して適用し、顧客と従業員の安全を確保できています。

T-Mobile の新製品については、現場の従業員が詳細を知るのはわずか数日前であることがよくあるため、多数の質問が出ます。Slack を導入する前は、チケットを提出するか本社のサポートに電話して回答をもらうしかありませんでした(つまり、顧客が並んで待っているなか、座って電話しなければならなかったのです)。Slack のサポートチャンネルとユーザーグループを導入したことで、適切な担当者を適切なタイミングで動員できるようになり、エキスパートはほんの数分で質問に答えることが可能になりました。

T-Mobile では、Slack ボットを導入してトラブルシューティング時間を 30 秒から 1 秒に短縮するなど、Slack のワークフローをこれからも発展させ、新しいものにしていく予定です。分散型の働き方への移行を受けて、ワイヤレス通信のリーダーは Slack を Digital HQ として使うことで見事に方向転換できました。そして何よりも、同社が掲げる「顧客と従業員の高い満足度」が実現できたのです。

Slack Spotlight Awards 国別部門賞

世界中で Slack を導入する組織は増えています。創業して間もない急成長中の企業から長い歴史を持つ企業までどの組織にも共通するのは、よりよい働き方を実現すること、組織全体で目指す方向を揃えること、そしてすばやく動ける機動力(アジリティ)を求めている点です。この賞は、Slack の主な海外市場(イギリス、ドイツ、フランス、オーストラリア、日本)で、Slack のプラットフォームを使ってビジネスを効果的に前進させたユーザー企業・組織の皆さまに贈られます。

イギリス公共部門賞 : HM Revenue and Customs

イギリス公共部門賞を受賞したのは、イギリスの税金、支払い、関税の当局である HM Revenue and Customs(HMRC)です。同庁は、Slack にすばやく移行して、パンデミックの間、影響を受けた 1,200 万以上の企業と市民が金融支援を申請できるように多数のデジタルサービスを設計、実装、提供できるようにしました。

通常なら数か月かかるプロジェクトでしたが、実際にかかったのは 5 週間未満です。Slack を使ったことで、60 チームの 2,000 人以上の職員のうち、ほとんどが在宅勤務をしながら記録的な速さで連携できるようになりました。HMRC のデジタルチームはカスタム Slack アプリと PagerDuty、Jira などのインテグレーションを使い、Slack チャンネルでやり取りすることで時間を節約したのです。HMRC の職員、請負業者、IT パートナーなど、適切な人物を適切なタイミングで適切なチャンネルに追加することで、関係者は状況や進捗を簡単に確認することができました。これにより、コラボレーションが促進され、チームは注目度の高いプログラムの成功を左右する問題を特定し、解決できたのです。さらに Slack やほかのチャンネルで仲間意識を育むことで、深夜や早朝でも高い士気を保つことができました。

2020 年 4 月から稼働したこのプロジェクトで、最初の補助金は運用を開始してから数週間以内に給付でき、パンデミックが原因で一時帰休となった人々に大きな安心をもらすことができました。HMRC のソリューションは、記録的に高い顧客満足度を得ており、Self-Employed Income Support Scheme(SEISS : 自営業収入支援スキーム)は、イギリスの BCS Chartered Institute of IT によって「Best Public Sector IT Project(公共部門のベスト IT プロジェクト)」に選ばれています。

イギリス部門賞 : Gymshark

イギリス部門賞を受賞したのは、インフルエンサーマーケティングをいち早く取り入れたGymshark です。同社は、Slack を使って従業員が重要な仕事に集中できるように支援し、同社の 1,200 万人にのぼるソーシャルメディアのフォロワーとお客様が高性能でインスタ映えするスポーツウェアに夢中になるようにしました。

Gymshark は、Slack を使って、コミュニケーションを個人の受信トレイからチャンネルに移し、チームが仕事に必要な情報を簡単に見つけられるようにしました。今では受け取ったメールのなかから最新ファイルを見つけ出すのに時間を費やす必要はなくなり、メンバーの手元には常に最新の情報があります。同社は毎日使うアプリを Slack と連携させることで、チームのメンバーがタブを切り替える時間を減らし、生産的に仕事を進める時間を増やしました。

現在、Gymshark の全従業員が Slack を利用しており、全体のコミュニケーションの 95% が Slack で行われています。社内メールはもう必要ありません。従業員はさまざまな部門やグループのチャンネルでつながり、1 対 1 の会話が必要な時はダイレクトメッセージを使うようになりました。従業員のリクエストを効率的に処理するための会社全体のチケットシステムの構築から、新型コロナウイルス感染症に対応した製品リリースまで、Gymshark の実際の仕事は Slack で行われています。

Gymshark の Tech Support Manager の 1 人である Richard Boon 氏は次のように話します。「Slack は私たちのビジネスにとって欠かせないシステムです。必要なすべてのものが手元にあり、応答時間、生産性、効率が大幅に向上しました」

最近、およそ 14 億ドルと評価された Gymshark では、世界最大のフィットネスブランドに勝負を挑むことを計画しており、その目標に向けてこれからも Slack を使い続けます。

ドイツ部門賞 : ABOUT YOU

ドイツ部門賞を受賞したのは、ヨーロッパで急成長している e コマース企業の 1 つである ABOUT YOU です。同社は、革新的な方法で会社全体で Slack を使い、買い物したくなる便利でパーソナライズされたデジタルショッピング体験をユーザーに提供しています。

プラットフォームの使い方に関する認識を社内チームで深めてもらうために、毎月開催される社内のナレッジ共有イベント ABOUT YOU Academy には Slack 101 と 201 のセッションが含まれています。こうすることで、どの部門でも Slack の機能を活用できます。例えば、人事部門では Slack のワークフロービルダーを使って新規採用者を迎え入れたり、研修を効率化したりしています。また、IT 部門ではチャンネル内のインシデント管理ツールを使って問題を解決しています。

例えば、大規模な小売りイベント中に ABOUT YOU は、Slack を使ってウェブサイトの需要増に対応し、ユーザーがすばやくシームレスに買い物できるようにしています。Slack チャンネルのネットワーク内では、チームはメッセージスレッド、絵文字、メンションを使って Amazon Web Services(AWS)のサーバー機能の制限を調整し、買い物客が中断されることなく買い物を楽しむことができるようにしています。スタッフが AWS と直接話す必要がある場合、ABOUT YOU では Slack コネクトを使って各会社の適切なチームをチャンネルに招待しています。

また、Slack コネクトを活用して、ABOUT YOU が主催する年 1 回の code.talks カンファレンスに参加するパートナーなど、15 件以上の外部組織とつながっています。Slack により、ワークフローが高速かつ体系的になり、社内のサポートリクエストを効率化することで同僚同士の社内コミュニケーションが向上しました。問題の報告を受けてトリアージするために、オペレーションチームではワークフロー、絵文字、パブリックとプライベートの Slack チャンネルを組み合わせて使っています。

フランス部門賞 : Doctolib

フランス部門賞を受賞したのは、ヨーロッパの主要な e ヘルス企業の 1 つである Doctolib です。同社は、Slack を使って医療システムを人間味にあふれ、効率的につながることができるシステムにしています。

フランスのロックダウンが 2020 年 3 月に発効した時、Doctolib は迅速に在宅勤務に切り替えました。わずか数週間で、40 都市の 1,200 人の従業員が Slack を使って Doctolib のサービスを効率的に提供し続けることができるようになりました。当時はパンデミックの真っ最中で需要は増加する一方でした。4 月までに Slack は、Google ハングアウトに代わり、チームを結びつけ、医療従事者と患者に適切なサービスを提供するコラボレーションプラットフォームに選ばれました。

Doctolib は現在、Slack を使用して、チームの方向性を揃えるだけでなく、部門間でのエンゲージメントと成功を高め、Slack コネクトで社外パートナーとの連携を強めています。「ロックダウン中に Doctolib のチームメンバー全員が Slack を利用できるようにしました」と Chief People Officer の Matthieu Birach 氏は言います。「コミュニケーションチャンネルとして始まったものが、Doctolib のチーム間での日常的なつながりを維持する手段になりました。本日、私たちは Slack でミーティングを開き、プロジェクトの構築について話し合ったり、集合的知性を利用したり、子供たちのジョークで笑いあったりします」

チームは新しい社会的つながりを育み、Block Kit ビルダーを使用して、社内報をより魅力的な Slack メッセージに置き換えました。IT 部門を含むいくつかのチームは、メールの代わりに、ワークフロービルダーを使った専用のヘルプチャンネルを活用して、チケットの送信と迅速な問題解決を簡素化しています。会社の成長を支えるために、現在、新入社員研修を Slack がサポートしており、人材開発チームは毎月 60 名以上の従業員の研修を行っています。総勢 1,600 人以上を数える Doctolib が、フランスで最も有望な「成長著しい」40 社のスタートアップから成る Next40 グループの一員であっても、なんら不思議はありません。

オーストラリア部門賞 : Afterpay

クレジットからの切り替えを世界規模で先導する Afterpay は、オーストラリア部門賞を受賞しました。Slack を使って、社内および社外パートナーとのシームレスなコミュニケーションを促進し、生産性を向上させたことが評価されました。

Afterpay は、2 週間ごとの 4 回の分割払いを可能にすることで、誰もが目的を達成できる経済を実現し、顧客が欲しいものや必要なものに予算を割り当てられるように支援するという任務を負っています。現在成長著しい同社は、毎日 20,500 人の顧客を迎え入れ、全顧客数は 1,100 万人を超えています。

Afterpay は Slack を使って 900 人以上の従業員を結びつけ、各部門でより効率的に仕事ができるように支援しています。パンデミックによりほとんどの従業員がリモートワークを余儀なくされているにもかかわらず、同社は Slack を使って前進を続けています。実際、過去 6 か月間だけで、Afterpay は 300 人以上の従業員を雇い研修しました。社外においても、第三者と連携したり、マニラおよびテキサスのコンタクトセンターを会社の発展に合わせて運営したりするために、Slack は非常に重要な役割を果たしています。

Afterpay はわずか 5 年で、オーストラリアのスタートアップから ASX(オーストラリア証券取引所)のトップ 20 の企業へと発展し、現在はニュージーランド、アメリカ、カナダ、イギリスで事業を展開しています。同社は世界規模で拡大を続けながら、Slack を活用することで、イノベーションを促進し、一体性とコミュニケーションの文化を醸成し、何百万人もの顧客に「よりよい支払方法」を提供できるでしょう。

日本部門賞 : KADOKAWA Connected

日本部門賞が贈られるのは、日本を代表する総合エンターテイメント企業 KADOKAWA グループの一員であり、グループ全体への ICT サービスを提供する KADOKAWA Connected です。今回、全社を挙げたデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の一環として Slack を導入し、書籍や長編映画から、アニメやゲームまでファンに対して継続的に届けられるようにした点が評価されました。

Slack 定着を促進するために、同社ではユニークな取り組みを行いました。社内トレーニングのほかに、KADOKAWA ならではの強みを活かしてマンガ形式のガイドブックを用意したのです。『ICT ツール徹底活用ガイド」と題したマンガでは、Slack の使い方や DX の重要性を独自の方法でわかりやすく説明しています。

こうして Slack を社内コミュニケーションツールの中心に据えた KADOKAWA Connected では、コミュニケーションが加速し、業務効率も向上しています。実際、2019 年秋に吉野彰氏がノーベル化学賞を受賞した際の対応でもその効果が発揮されました。吉野氏が化学へ興味を持ったきっかけとして角川文庫からも刊行されている『ロウソクの科学』(ファラデー著)を挙げたのを受けて、KADOKAWA では Slack を活用した緊急重版を行ったのです。ノーベル賞が発表されたのは 10 月 9 日でしたが、100 人以上の関係者が Slack ですばやくコラボレーションを進めた結果、翌日の昼には増刷準備に入ることができました。

大きな効果を目の当たりにして、Slack のプラットフォームとしての可能性に手ごたえを感じた KADOKAWA Connected。今後は KADOKAWA グループ 50 社への Slack 導入を進め、数十年前からのプロセスを最新のツールで置き換えていく予定です。それによって生産性を高めるだけでなく、マンガを含めた日本で最も魅力的なコンテンツをこれからもしっかり届けられるよう支えていきます。

最優秀自動化賞: Veepee

この賞は、Slack の大小さまざまなタスクを自動化することで、従業員の労働時間とフラストレーションを削減し、ワークフローの向上を促進する企業に贈られます。

今回この最優秀自動化賞を受賞したのは、フランスにある 10 億ドル以上の価値がある株式非公開のオンライン小売企業である Veepee です。Slack 自動化を使用し、13 カ国の 7,200 万人のメンバーと 7,000 のブランドパートナーに優れたフラッシュセールのエクスペリエンスを提供していることが評価されました。

Veepee は、衣類や家電製品からおもちゃ、ワイン、旅行、エンターテイメントまであらゆるものを、一度に 3 日から 5 日間だけ 80% オフで提供しています。この期間の短さから、企業は社内でより迅速に行動する必要があります。そのため、Veepee とそのテックコミュニティである vpTech は、Slack チャンネル、ボット、そしてカスタムおよび既成のインテグレーションを使って、クラス最高のインシデント管理システムを構築し、インシデントを 67% 削減しました。

Slack により Veepee の人事チームは従業員のエンゲージメントをより詳しく把握できるようになり、Officevibe の Slack インテグレーションを通してアンケートを送り、回答率を 54% 向上させました。Veepee は従業員への理解を深め、それに応じてチームを調整し、強化することで、メンバーにより適切な製品を提供します。

顧客からの電子決済をシームレスに受け入れるために、Veepee は Slack コネクトで外部決済サービスプロバイダと連携します。そしてメールではなく、コミュニケーションと関係強化のための安全で生産的な方法を使用して、最終的にはメンバーとブランドパートナーの両方によりよい体験をもたらします。

最優秀 Slack 営業賞 : Splunk, Inc.

従来のアウトリーチの効果は弱まりつつあり、販売サイクルは長期化しています。この賞は、Slack コネクトに移行し、成長を促進するだけでなく、顧客を引きつけ維持した営業チームに贈られます。

マシンデータを利用しやすい情報に変換するエキスパートである Splunk, Inc. は、最優秀 Slack 営業賞を受賞しました。Slack を活用して迅速に商談を成立させ、Fortune 100 社のうち 91 社を含む多くの顧客に有用なデータを提供することが評価されました。

パンデミックに対応して、ますます多くの企業が業務のオンライン化を進めているため、Splunk とその Data-to-Everything プラットフォームの必要性が高まっています。需要に応じるために、Splunk のセールスエンジニアと専門家は、チャンネルベースのコミュニケーションを使ってコラボレーションし、見込みのある取引を呼び込み、販売組織を成長させます。

Quentin Packard 氏は、Splunk で Global Vice President of IT Operations Analytics and Observability Sales を務め、顧客や見込み客と日常的に接している何百人もの現地セールス担当者を管理しています。彼のチームは、顧客が Splunk 製品を使って、より多くのワークロード、アプリケーション、データをクラウドに移行するのをサポートします。

Splunk の販売チームは、Slack を使ってコミュニケーションの組織化と効率化を行っています。これによりペースの速い環境の中でも、顧客に一致団結して対応することができます。また Packard 氏のチームは、Slack チャンネルのスレッドを使用することで、部門横断的なパートナーから、必要な情報を必要な時に得ることもできます。チームメンバーは、どのメッセージからでもスレッドを開始して、会話の流れを妨げずに、質問したり、コンテキストを追加したり、フィードバックを送ったりできます。

Kevin Pura 氏は、Splunk の Area Vice President of Global Sales Engineering で、世界中で拡大中のセールスエンジニアチームを率いています。彼のチームは Slack コネクトを使用して、外部パートナー、クライアント、ベンダーとのすべての会話を Slack チャンネルに移動できます。Splunk の大部分の顧客はすでに Slack を使用しているため、シームレスにチャンネルを設定できます。

「Splunk が顧客に選ばれるのは、競合他社よりもすばやく価値を提供できるからということに尽きます」と Pura 氏は言います。「その際重要な役割を果たしているのが Slack コネクトです。顧客は 1 か所で Splunk のさまざまな部門のチームとやり取りでき、必要なメンバーを簡単に見つけられるからです」

最優秀カスタマーサービス賞 : Oscar Health

この賞は、Slack を使用して最高のサービスを提供し、お客様を支援者になりたいという気持ちにさせる企業に贈られます。

この最優秀カスタマーサービス賞を受賞したのは、消費者直販型の健康保険会社 Oscar Health です。Slack を使ってデジタル医療サービスを開拓し、パンデック以前もパンデミックの最中も、420,000 人のメンバーに究極のカスタマーコンシェルジュサービスを提供していることが評価されました。

Oscar Health のメンバーは、プラットフォームだけでなく、サービスにも満足しています。Oscar のネットプロモータースコアが 36 であるのに対し、保険会社の業界平均は -4、オバマケアによる保険サービス業者の平均でも 12 にすぎません。

Oscar Health の Vice President of Service Operations である Sebastian Burzacchi 氏は、同社の高い顧客満足度の秘訣が、きめ細かなサービスにあるとしています。Oscar のメンバーのそれぞれには、5 人のケアガイドと医療専門家のチームで構成される、パーソナライズされた独自のケアチームが存在します。ケアチームは地域別に編成されています。また、メンバーのエリアと医療機関ネットワーク内の専門家がケアガイドになります。

Oscar のメンバーに問題が発生した時は、最初から最後までケアチームがサポートします。このような運用の舞台裏では、チームが階層化された Slack チャンネルを使用して知見を共有し、問題の答えをすばやく見つけています。階層化されたチャンネルにより、サービス担当者は適切なメンバーをすばやく特定して、サポートを依頼できます。

「Slack では、トラブルシューティングを実施して、質問に回答するために必要な情報を特定できるため、わかりやすく効率的に契約者に回答できます」と、Burzacchi 氏は述べています。「Slack を使えば、ほぼリアルタイムで問題を解決できます。多くの場合、契約者との通話中にです」

2020 年 3 月に新型コロナウイルス対応のためアメリカの医療システムが過負荷状態に陥った時にも、Oscar は新しいサービスの開始とテストにおいて先頭を走っていました。同社は 3 月 6 日にリスク評価調査を開始し、無料で一般利用可能な検査施設検索ツールを公開しました。どちらの製品も在宅勤務期間中に公開され、戦略のほとんどは Slack 内で決定されました。

「急だったにもかかわらず、コラボレーションの多くは、チャンネル内で行われました。突然、全員がリモートで作業しなければならなくなったからです」と、同社の Senior Director of Product である Duncan Greenberg 氏は述べています。「Slack を利用することで、迅速に意思決定を行い、必要なメンバー全員に伝達できるようになりました」

Oscar Health は Slack を Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)として、システムを拡張して従業員をリモートに移行させました。また、1,000 名以上の従業員がイノベーションを通じて患者第一の利用体験を実現するために、最善を尽くすことができるようサポートしています。

Slack 教育部門賞(アメリカ・日本): アリゾナ州立大学・N 高等学校

パンデミックと世界的なデジタルラーニングの流れにより、学校教育が教室の外で行われることが増えてきました。この賞は Slack を使って学習体験を向上させ、学生や教員、職員を支えている教育機関に贈られます。

Slack 教育部門賞(アメリカ): 部門賞 : アリゾナ州立大学

U.S.News & World Report 誌において 5 年連続で最もイノベーティブな学校に選出されているアリゾナ州立大学(ASU)が、Slack を使用して教育を再定義し、最新の学習体験を実現したことで Slack 教育部門賞を受賞しました。

先進的な取り組みで知られる ASU は、大学としては初めて Slack を学校全体に導入し、5 か所のキャンパスにいる学生、教職員、管理者など 200,000 人のユーザーに普及させています。これまで 5,664 件のアクティブなコース用ワークスペースが利用されており、教室でのディスカッションの実施、新しいコースの作成、新入生のサポートといった目的で、キャンパスや自宅から Slack が使用されています。

ASU の CIO である Lev Gonick 氏にとって、すべてを Slack に移行することは非常に合理的なことでした。「学内で多くの人がすでに Slack を活用し始めているのを見ていました」と同氏は述べています。「ASU が最も革新的なデジタルキャンパスを描き続けられるよう、次の世代の声に耳を傾けることが、包括的な戦略における鍵になっています」

同大学の Walter Cronkite School of Journalism and Mass Communication では、この戦略が優れた結果をもたらしています。この大学院では、ジャーナリズムを学ぶ学生が Slack チャンネルを使ってニュースの公開をコーディネートしています。ニュースが入ると、学生たちは新しいチャンネルを立ち上げ、ニュース報道、デジタルおよびソーシャルメディアのプラットフォームでの報道内容を整理します。コンテンツについてのコラボレーションをリアルタイムで進めることで、学生たちが今後のキャリアで遭遇することになる、テンポが速く連動性の高いニュース報道の現場をシミュレートしています。

学生たちが Slack にアクセスできることで、便利になるのは学生だけではありません。ASU の W.P. Carey School of Business で講師を務める Phil Simon 氏が説明するように、教職員にとってもメリットがあるのです。「教授として、学生たちとのコミュニケーションとコラボレーションを楽しんでいます」と同氏は述べています。「それでも、150 通のメールを確認し、同じ内容の質問に 18 回答えるために朝の時間を費やす必要はありません」 Simon 氏はメールの代わりにトピックごとの Slack チャンネルを立ち上げています。これは学生からも評判のよい方法です。

管理タスクの自動化や支援業務の効率化から教学方法の改革に至るまで、Slack は ASU があらゆるレベルで、すべての関係者のためにイノベーションを起こすのに役立ってきました。この調子でいけば、同大学は 6 年連続でトップに立つための絶好の位置を確保していられるでしょう。

Slack 教育部門賞(日本): N 高等学校

Slack 教育部門賞(日本)を受賞したのは、国の認可を受けたネットの高校である N 高等学校です。同校では 2016 年以来 Slack を使ったデジタルラーニングスペースを創出し、多くの学生の学びをしっかり支えてきました。

N 高等学校は、東京に本社を置く総合エンターテイメント企業 KADOKAWA と動画共有サイトのドワンゴによって創設されました。目指すのは、テクノロジーに明るくクリエイティブな人材の育成です。通学コースのキャンパスを 19 か所、生徒を 15,000 人以上抱える同校では、開校当初から学生、教員、職員のコミュニケーションに Slack を活用しています。

同校では、学年を通して 8,500 を超える Slack のパブリックチャンネルがホームルームやクラブ活動などに使われています。会議や授業の予定は Google カレンダーアプリのアラートが生徒や教職員に届きます。また、誕生日通知ボットによって教員がお祝いのチャンスを逃すこともありません。休憩室での交流の代わりに活用されているのは、Slack 用 Donut アプリです。毎週金曜日に教職員が自動的にペアになり、お互い自己紹介して一緒にデジタルランチを楽しんでいます。

楽しく支え合える雰囲気作りをサポートしているのが、カスタム Slack ボットです。ボットが「いいね」を数えて褒めるほか、チャンネルに新しく参加した人には自動の歓迎メッセージを送ります。教員は基本的に生徒の自主性を尊重していますが、一部のチャンネルには特定のルールやポリシーがあり、教職員にはネットいじめを報告できるようになっています。

従来の高校のようなクラブ活動も Slack チャンネル上で行われます。内容は起業や投資に関するものから、e スポーツや音楽に関するものまでさまざまです。なかでも人気なのが、990 人もの部員を擁する美術部で、美術を趣味として楽しむ生徒と、卒業後は芸術で身を立てたい生徒の両方が所属しています。チャンネルのファシリテーターは部活動に役立つヒントやインサイトを共有するほか、誰もがイラストを投稿できるようにして、実際のアートスタジオと同じような交流を促しています。

N 高等学校の生徒は、友達と話す時やカウンセラーに相談する時、教員に質問する時などに、安全性の高さから Slack を好んで使います。誰もができるだけ気持ちよく使えるよう、生徒はハンドルネームが使えるようになっているほか、Slack 上での発言は強制されません。ほとんどの生徒はデジタル教室でいきいきとしており、卒業生たちが Slack を手放したくないと言うこともよくあるようです。

ビジョナリー賞 : Phil Wiser 氏、CTO、ViacomCBS

この賞は、Slack を使用してビジネスの運営方法を根本的に変革・改善する機会を目ざとく見つけて活用した、先見の明のあるリーダーに授与されます。

このビジョナリー賞を受賞したのは、コンテンツ企業である ViacomCBS において Executive Vice President and Chief Technology Officer を務める Phil Wiser 氏です。同氏は Slack を使って ViacomCBS のグローバルなビジネスの発展をサポートし、同社の従業員が新しい働き方を受け入れるようサポートしています。

2019 年 12 月の CBS と Viacom との合併完了後、Wiser 氏は合併後の企業の変革において Slack が重要なツールとなる可能性に気づきました。Wiser 氏は Business Insider 誌に対し、「結局のところ、テクノロジーをデプロイすれば済む問題ではないのです。働き方を変える必要があるのです」と述べました。団結力があり、コミュニケーションとコラボレーションを重視した企業文化をつくるため、ViacomCBS は Slack をパートナーとしました。ViacomCBS 全体への Slack のインテグレーションをスムーズに進め、従業員へのトレーニングを効率的に行うための戦略を効果的に構築し、実施するため、同社では Slack の「アンバサダー」となる人をリストアップし、アドバイスを求めました。

2020 年 3 月のパンデミックの影響によって、このインテグレーションはさらに加速しました。ViacomCBS はリモート環境に適応しながら、メディアとエンターテイメントの需要増大にも対応しました。Wiser 氏は、ViacomCBS ブランドが Slack を導入することでどのように生産性を高めたかを強調し、CBS のニュース報道室がニュース収集のプロセスでどのように Slack チャンネルを使ってニュースの報道機会を吟味しているかを説明しています。同氏は 2020 年の Slack Frontiers カンファレンスの際、「Slack によってコンテンツ作成プロセスを無駄なく進める取り組みが可能になり、これまでと同じように世界のでき事にすばやく対応できています」と述べました。

さらに大きな観点で見れば、より柔軟な働き方への ViacomCBS の戦略的移行は、俊敏性、適応性、協調性の重要性を裏書きするものだとも言えるでしょう。Wiser 氏は、「引き続き、迅速なテクノロジートランスフォーメーションを進めています。Slack のおかげで、興奮を誘うこのような変化を社内の全員が体験できています」と述べています。

企業文化賞 : Kristin Geyer 氏、Wayfair

この賞は、物理的なオフィスがない状況で、組織文化を保つための優れた方法を考案した人事部門や社内コミュニケーション部門のリーダーに授与されます。それらのリーダーは、従業員たちが地理的に離れていても、自分がリーダーや仲間、同僚とつながり、支えられていると感じられるようにしています。

今回、Wayfair の Global Head of Internal Communications である Kristin Geyer 氏が、Slack を使ってチームの士気を高め、仲間のつながりを保ち、積極的に関わり合うようにしていることで、企業文化賞を受賞しました。

Wayfair では、家具、装飾、修繕、家庭用品など 1800 万点を超える商品を閲覧できます。世界中で多くの人が巣ごもり状態を続ける中、オンライン小売店は人々が自分の生活空間をホームオフィスや教室などに変えるよう支援することに尽力してきました。「どの場所のチームでも、当社のチームはいつでもお客様の期待を超えることにより、お客様に喜んでいただいています」と Geyer 氏は述べています。「この使命を今この時期にも果たし続けていこうと、従業員全員が一丸となっています」

Geyer 氏の指導のもと、ボストン、ベルリン、ロンドンにある Wayfair のオフィスチームは会社設立以降初めて完全リモートに移行しました。「チームがこれほどの規模でリモートワークを進める中で、Slack などのツールについてもこれまでになく詳しくなりました」と Geyer 氏は語ります。「当社では Slack チャンネルを使って、家の機器をどのように最新の状態に維持するか、国や地方の当局から発表された最新の方針、安全でバランスの取れた健康的な暮らしに役立つヒントといったリマインダーを頻繁に共有しています」

Slack チャンネルによって、複数のチームメンバー間でファイルやメッセージを送信する場が用意されます。さらに、チャンネルは検索が可能であり、参加者がスレッドを作成して会話を整理することもできます。「共通認識を育て、対話を絶やさないようにするため、各チームがクリエイティブな方法で Slack を使っているのを見るのは楽しいものです」と Geyer 氏は言います。「最新情報の報告を対面で行っていたチームも、そのようなスタンドアップミーティングを Slack で実施するようになっています。みんながバラバラの場所にいても透明性を犠牲にせずにすむ、すばらしい方法です」

Geyer 氏によれば、Slack チャンネルで仕事を進める効果は、単なる生産性の向上にとどまりません。コミュニティ意識の維持にも役立っています。例えば、社会的な緊張が高まっていた時期には、Wayfair のアライシップチャンネル(#wayfair-allies#allies-for-blm など)が、従業員にとってお互いに安心して相手の話を聴き、学び、関わり合う場となり、理解と変化を促進する役割を果たしました。また、例えば #goodnews-wayfair#global-supply-chain-spirit といったチャンネルが、気を使わない会話のはけ口として、また互いの根気と努力を認め合う場として機能しています。

すっかり分散型の働き方という文化の闘士となった Geyer 氏は、今後も Slack を使って Wayfair のグローバルな従業員コミュニティを広げ、強化していくことでしょう。

2021 年最優秀 Slack 管理者賞 : Andy Woodnutt 氏、Rocket Software

Slack は、Slack 管理者たちの疲れを知らないサポートなしでは、何も成し遂げられなかったでしょう(本当にありがとうございます!)。この賞は、自分の会社で Slack が成功を収めるよう献身的な努力を払った Slack 管理者を称えるものです。

今回は、Rocket Software で Director of Global End User Experience を務める Andy Woodnutt 氏に、2021 年最優秀 Slack 管理者賞が贈られました。同氏はグローバルなソフトウェア企業である同社において、非常に熱心な取り組みにより革新的な Slack プログラムを実現させました。

Rocket Software は、世界各地の組織が従来のテクノロジーを改善させられるようにするため、10,000 を超える顧客やパートナーに対してソフトウェアソリューションを構築し、実現させています。このような壮大な取り組みを実現させるため、Woodnutt 氏は Slack の 5 つのイノベーションを支持しました。それにより、2,000 人の「ロケッター」つまり従業員たちが 500 万人のエンドユーザーへのサービス品質を高める方法が変わったのです。

Rocket 社が毎回開催しているハッカソンがパンデミックのために一時取りやめになった時、Woodnutt 氏はイベント全体を Slack で、デジタルで構築して運営する取り組みに参与しました。「Rocket.Build」には 450 人を超える従業員と 150 件の Slack チャンネルが含まれ、それぞれのチームが、#BeLegendary(伝説を作る)を目指してリモートで連携しました。

IT チームに対して、Woodnutt 氏はワークフロービルダーを使ってプロセスを効率化するよう促しました。その 1 つは、IT 関連の社内通知を標準化するものでした。このイノベーションによって、重要な更新の通知に必要な従業員の数が 20 人から 5 人に減り、推定で年間 6,240 時間を節約できています。

重大な問題が発生している時のカスタマーエクスペリエンスを向上させるため、Woodnutt 氏は IT チームの Big Red Button(緊急ボタン)Slack アプリ開発を指揮しました。このボタンが「押される」と、できるだけ早くサービスを復元できるよう、チャンネルが自動的に立ち上げられ、対応する Salesforce データが追加され、関係する人たちが招待されます。

人事チームでは、毎年の従業員エンゲージメントアンケートがしばしばその意図とは逆の影響を与えてしまっていました。従業員は自分たちの声を聴いてもらえていないと感じていたのです。人事部門は Woodnutt 氏および彼のチームと一緒にデジタル提案箱をデザインし、すべてを Slack に移行させました。プロセスは一元的に管理されるようになり、従業員は自分の意見を匿名でシームレスに送れるようになりました。フィードバックがすぐに関係者に知らされるようになったことで、忌憚のないコミュニケーションによって誤解を防げるようになりました。

Rocket Software では、契約成立に関わったすべての人が、コミッションの総額の一部を受け取れます。Slack 導入以前には、適切な割当額の話し合いに Salesforce Chatter が使われていましたが、このプロセスは難しく、時間もかかるものでした。Woodnutt 氏のおかげで、リクエストの提出から承認までが新しい Slack ワークフローで処理されるようになり、チームの管理タスクを回避して契約成立に集中できるようになりました。

クリエイティブな考え方で Rocket Software のニーズに合わせて Slack をカスタマイズすることで、Woodnutt 氏は社内のあらゆるプロセスを向上させました。同僚たちの時間が節約され、仕事のフラストレーションが軽減されただけでなく、全員が「伝説的」な成果を目指して協力するようにすべての人を助けるものとなりました。

年間最優秀 Slack チャンピオン賞 : Karl Owen 氏、Dell

この賞は、変革、意識統一、全社的導入の推進において際立った成果を収めた Slack チャンピオンに授与されます。

今回は、Dell の Karl Owen 氏が年間最優秀 Slack チャンピオン賞に輝きました。同氏は、同社の従業員が Slack を導入し、その価値を活用するよう助けるうえで欠かせない一員となっています。信頼できる同僚からのサポートがあれば、変化に対応することは容易になるからです。

Slack の導入を拡大して Dell の全社的なコラボレーションを促進することに取り組む Owen 氏は、その熱意とポジションを、社内で使用するアプリとそのインテグレーション戦略を決定するために役立てました。これには、Dell のチームメンバー向けの Slack プレイブック作成への協力や、Dell の Slack ユーザー全員のデジタル集会を司会することが含まれます。

Owen 氏は Dell のチャンピオンネットワークのプライマリコーディネーターとして、Slack 内で動作するカスタムスクリプトやアプリを開発する 100 人のチームメートからなるグループを率いています。セキュリティの承認プロセスの効率化に取り組んでおり、このコミュニティを育てるうえで不可欠な人物でした。

Dell Storage の従業員も、社内の 24 時間年中無休のグローバルエンジニアリングサポートをさらに効率的に管理するために Owen 氏の支援を求めました。同氏は、質問をモニタリングし、集団で解決することを可能にする Slack ワークフローを作成しました。サポートプロセスの速度を向上させるのと同時に、サポートチームのメールの混乱を軽減できました。

Owen 氏はまた、50 人以上のエンジニアがいるグローバルチームでの大規模ソフトウェアプロジェクトにおいて、ビルド、テスト、リリースを調整する「BuildBot」の作成も指揮しました。リリース管理アシスタントによって、ビルドのライフサイクルは半分に短縮され、ソフトウェアビルド内のバグ通知にかかる時間は 10 分の 1 になりました。つまり、時間単位ではなく、分単位で解決にたどりつくことが可能になったのです。

「ソフトウェアの開発はチームスポーツです。Slack によって、すばやい連携を実現し、デリバリーの速度を高めることができています」と Owen 氏は述べています。「楽しみながら仕事を進められるようになってきました」

Slack Spotlight Awards について

Slack Spotlight Awards は、特に優れたユーザーの Slack での革新的な取り組みを評価し称える賞です。初回となる本年は、世界各地の Slack の営業チームとカスタマーサクセスチームから、特に革新的なサクセスストーリーがノミネートされました。各組織には Slack Awards Executive Committee によって点数がつけられ、その結果に基づいて受賞者が選出されています。

Slack でイノベーションを進めていますか?ぜひ話を聞きたいです!pr@slack.com にご連絡ください。

 

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    うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。