Employment Hero は急成長期に Slack を活用し、リモートチームの積極的な関与と生産性を確保

「Slack は私たちが成長する上で必要不可欠でした。リモートファーストな企業である当社は、チームもお客さまも世界中に分散していますが、Slack によってコミュニケーションの強化と業務フローの明確化を実現できています」

Employment HeroCustomer Marketing ManagerRosie Mitchener 氏

過去 10 年にわたって、Employment Hero は急成長を遂げてきました。現在、世界中の約 20 万社、100 万人を超えるユーザーが、人事、給与、研修、表彰、福利厚生に関わるあらゆることに Employment Hero のサービスを利用しています。

2014 年のサービス提供開始以来、飛躍的な成長を強力に支えてきたのが、同社では「ヒーロー」と呼ばれる従業員たちです。その人々の力になったのが、注意深く選ばれた Slack のような支援・統合ツールでした。

「Slack は私たちが成長する上で必要不可欠でした」と語るのは、Employment Hero の Customer Marketing Manager を務める Rosie Mitchener 氏です。「リモートファーストな企業である当社は、チームもお客さまも世界中に分散していますが、Slack によってコミュニケーションの強化と業務フローの明確化を実現できています」

緊密な連携でチームの力を引き出す

Employment Hero にとってこの 4 年間は、控えめに言っても多忙を極めました。この期間に迎え入れた「ヒーロー」は 650 人を超え、世界中に分散した従業員がリモートファーストで働くようになりました。

従業員に心地よく仕事をしてもらうために、同社は縁の下を支えるプロダクティビティプラットフォームを必要としました。それにより、従業員がどこで働いていてもシームレスなコラボレーションが可能になり、強力な企業文化を築くことができるからです。

「リモートファーストな企業なので、同僚と毎日じかに会うことはできませんが、Slack を使って素晴らしい協働関係を築けています。だから実際に会った時には、すでにお互いのことを十分に知っているように感じるんですよ」と Mitchener 氏は話します。

Zapier や G2 を Slack に直接連携させたことで、チームはリアルタイムで通知を受け取り、リクエストやレビューにすぐに対応できるようになりました。お客さまは話を聞いてもらえていると感じられるし、こちらもさまざまなアプリを手作業で確認する時間を節約できるので、双方にとってウィンウィンですね」

Employment HeroCustomer Marketing ManagerRosie Mitchener 氏

メールからの脱却

Slack は組織の階層をフラットにする上でも重要なツールです。そう述べるのは Employment Hero の Head of Brand and Content Marketing である Julia Merrick 氏です。

「従来のソフトウェアでは、経営幹部がうまく使いこなせないことがありました。それが Slack では、双方向のコミュニケーションが可能になっています」

「経営幹部から最新情報が共有されると、チームは容易に会話の流れを把握して、リアルタイムに返信できます。メールで単に上意下達するのではないコミュニケーションが可能になるのです」

チームの連携が良くなると、積極的に関わろうという姿勢が芽生え、生産性向上も促されます。Employment Hero では、気軽に音声通話ができる Slack ハドルミーティングも活用されています。このツールにより、相手の反応を確かめながら簡単にコラボレーションができます。また、音声・動画を記録・送信できる Slack クリップもチームのお気に入りです。これで会議を開かなくても情報を共有できます。

「Slack ハドルミーティングはとても便利ですね。30 分の会議をする代わりに、5 分で最新状況を確認できます。これによって会社全体の効率がアップしました」と Merrick 氏は述べます。

非同期型で働く企業文化を育てる上でも、Slack が役立っています。

「非同期型の働き方を中心とした企業文化を築くためのポイントは、妥当性のない従来型の会議をなくすことです。共有したい最新情報がある時は、ハドルミーティングを行うか、Slack クリップで録画したものを各自が好きなタイミングで見られるようにしています」と Mitchener 氏。

「例えば、営業チームのための新しいプロセスを立ち上げるとします。

その場合、営業チームのカレンダーに研修の時間を書き込む必要はありません。研修内容をモジュール別に録画して共有すれば、誰もがいつでも何度でも見返すことができます」

「コミュニケーションの 95% は Slack でなされていると思います。メールはほとんど使わなくなりましたね」

Slack のインテグレーションで生産性を向上

Slack のインテグレーションは、業界の主要なソフトウェアやカスタムアプリを Slack に直接連携できる機能です。これにより、ツールを頻繁に切り替える手間が減り、仕事の流れが妨げられることがなくなります。

チームが複数のプラットフォームやツールを使用している中、Mitchener 氏は、毎日使うツールに 1 か所からアクセスできることで、特にカスタマーマーケティングという自らの仕事において、生産性が大幅に向上することに気づきました。

「常にメールをチェックしたり、手動でページを再読み込みして、レビューが届いているかどうかを確認したり、といった必要がなくなりました」と Mitchener 氏は述べます。

ZapierG2 を Slack に直接連携させたことで、チームはリアルタイムで通知を受け取り、リクエストやレビューにすぐに対応できるようになりました。お客さまは話を聞いてもらえていると感じられるし、こちらもさまざまなアプリを手作業で確認する時間を節約できるので、双方にとってウィンウィンですね」

従業員は、自分に関係のある(または興味のある)Slack チャンネルを選んで参加できるようになっています。Slack チャンネルは、仕事を行うのに必要なメンバー、ツール、ファイルをすべてまとめておける柔軟性に富んだスペースです。1 か所で最新情報を得ながら自分の仕事を遂行でき、受け取りたい通知やワークフローの管理にも役立ちます。

Slack のこうした機能が Employment Hero の業務フローの基盤となっている、と Merrick 氏は言います。

クリエイティブブリーフを例にとってみましょう。Employment Hero のマーケティングチームは、すべてのキャンペーンやプロジェクトを Asana で管理しています。従業員が新しいコンテンツやデザインを依頼したい時は、#marketing-channel にアクセスします。そこには各種のリクエストフォームがすべてピン留めされています。フォームが送信されると、Merrick 氏に新しいリクエストが届いたという Slack 通知が送られます。

「リクエストが届くと同時に通知されるので、すぐに対応できます。生産性の観点では、このプロセスを効率化したおかげで週に 2 時間ほど節約できました」と Merrick 氏は話します。

Slack ハドルミーティングはとても便利ですね。30 分の会議をする代わりに、5 分で最新状況を確認できます。これによって会社全体の効率がアップしました

Employment HeroHead of Brand and Content MarketingJulia Merrick 氏

 

成長を続けるための環境を整える

Slack のインテリジェントなソリューションを導入したことで、Employment Hero のチームは、管理タスクや画面の切り替えに費やす時間を減らせました。これにより、組織全体としてさらに成長していく余裕が生まれています。

Merrick 氏はこうまとめます。「生産性の面で、チームへの Slack の導入はメリットしかありませんでしたね」