コラボレーションにはコンテンツの共有が欠かせません。にもかかわらず、その運用はあっという間に複雑化するもの。1 つの文書にどんどん編集が加えられて 15 ものバージョンが存在したり、限られたメンバー向けに作った社内ファイルをいつの間にか組織全体や外部パートナーと共有することになったり。
もちろん、運用が複雑だからといってコンテンツを共有しないわけにはいきません。そのため、より優れたコンテンツ管理ソリューションのニーズがますます高まってます。例えばファイル検索では、チームが必要なときに必要なコンテンツを見つけられるように、関連性の高い結果をすばやく表示することが求められます。
ここで朗報です。Slack 用 Box アプリは 2015 年のリリース以降、チャンネルやチーム間のコンテンツ共有ツールとして広く利用されてきました。そしてこのたび、Box と Slack の連携により、Slack での Box コンテンツの管理とアクセスがこれまでより安全で充実したものになりました。
とにかく新しくなった Slack 用 Box アプリをさっそく紹介していきたいと思います。新しいバージョンでは、Slack から離れたりファイルを直接アップロードしたりしなくても、ファイルを安全に共有・検索できるようになった一方で、管理者はコンテンツのアクセスと保存方法をより細かく管理できるようになりました。
Box ファイルを Slack の中心に
新しくなったアプリでは、Slack ですでに進行中の会話に Box コンテンツを挿入することができるようになりました。Slack チャンネルにいながら Box コンテンツに直接アクセスできるため、ファイルや文書を検索するためにコンテキストの切り替えを行ったりまた戻ったりと面倒かつ非効率なことをする必要はありません。
新しくなった Slack 用 Box アプリの機能 :
- チャンネル内での共有 : Box コンテンツを Slack の会話に簡単に挿入することができます。さらに、Box ファイルが編集された場合には Slack で自動更新されるため、常に最新バージョンのファイルを見ることが可能です
- 充実したプレビュー : コンテンツのプレビューにファイル名、作成者、サムネイル画像が表示されるため、確認プロセスが短縮され時間の節約になります
- 権限をその場で更新 : Box ファイルのユーザー権限を Slack チャンネル内ですばやく更新できます
- スラッシュコマンド : Slack のシンプルなコマンドを使えば、ファイルの検索や最近使用したファイルの表示などの定型タスクも簡単です
コンテンツを安全にアクセスしやすく
仕事に複数のアプリが使われるようになるなか、データやコンテンツのフローを安全な状態に保つことがますます重要になっています。そこで Slack 用 Box アプリでは、管理者がコンテンツへのアクセス方法と、ユーザーのアクセス権をより細かく管理できるようにしました。Box の管理コンソールで、管理者は組織のニーズに合わせてセキュリティ設定を調整することが可能です。
Slack 用 Box アプリで管理者がカスタマイズできること :
- ドキュメントのサムネイル : 共有 Box コンテンツのファイルプレビューの表示・非表示の切り替えが可能です
- Slack のインデックス機能 : Slack 検索で共有 Box ファイルへのアクセスを許可するかどうか決められます
- Slack のホワイトリスト機能 : Box アプリへの接続を 1 つの Slack Enterprise Grid オーガナイゼーションに限定してコンテンツを保護することができます
最高のプラットフォームを組み合わせて自社によりよいコラボレーションを
Box と Slack は、チームの働き方を変革し、厳しいセキュリティ要件をサポートするためのパワフルなソリューションを一緒に生み出し続けます。新しくなった Slack 用 Box アプリを使えば、業務を推進していく途中でチームの勢いがそがれてしまうことはもうありません。チームは Slack で Box ファイルを簡単に共有でき、さらにファイル権限も維持できるため、適切なコンテンツを適切なメンバーに、適切なタイミングで提供することができるからです。
Slack 用 Box アプリはすべてのユーザー企業の皆さまにご利用いただけます。このインテグレーションを使うには、Slack の App ディレクトリからアプリをダウンロードしてください。
HOME > Slack 日本語ブログTOP > コラボレーション > Box と Slack : 企業のためのシンプルで安全なコラボレーション