本日より、企業向けの初のデジタル労働力プラットフォームである Agentforce が Slack で利用可能になりました!
Agentforce を利用することで、企業は営業、カスタマーサービス、マーケティング、コマースなどのさまざまな部門に、信頼できる自律的な AI エージェントを導入できます。この強力なエージェントのレイヤーを「ビジネスの基本システム」である Slack に組み込むことで、誰もが仕事の流れの中で直接 Agentforce とやり取りできるようになります。この記事では、Slack で Agentforce を利用することによって、どのように働き方が一新されるかをお伝えします。
Slack 上で Agentforce を見つけてやり取りする方法
本日より、以下の 3 つの方法を利用して、仕事の流れの中で Agentforce とやり取りできるようになりました。
DM 経由で Agentforce とやり取りする
ダイレクトメッセージを通じて Agentforce とやり取りできます。提案されたプロンプトを使うことも、Agentforce に直接質問することも可能です。たとえば「当社の最新製品の技術仕様について教えて」「今回の新サービスの競争上の差別化要因は?」などと尋ねることができます。Agentforce はそれを受けて、自社のナレッジベースや接続されたその他のシステムから、必要な情報を探してくれます。また、新規および既存の Salesforce フローを使用して、自分の代わりにアクションを実行してもらうこともできます。
Agentforce を Slack に展開する
Slack の管理者は、Agentforce の「エージェントビルダー」でエージェントを構築して、Slack に展開できます。Slack ワークスペース内の新しいインターフェイスから Agentforce をインストールして、ユーザーに提供できます。
Agentforce ハブでエージェントを見つける
Agentforce がインストールされると、ユーザーは新しい Agentforce ハブで、エージェントのプロフィール、スキル、知識を確認できるようになります。
Agentforce(SKU)と Slack を購入されているお客さまが、Slack 内でエージェントを利用できます。Salesforce は 3 月末頃まで、Slack 内でのエージェント利用についての会話クレジットを差し引きません。このプロモーション特典について、詳しくは営業担当者までお問い合わせください。
エージェントの力を Slack で最大限に活用して、生産性を向上
エージェントは、私たちの働き方を進化させる革新的なテクノロジーです。でも「実際に使いこなすのは大変そう」と思う人もいるかもしれません。大丈夫です。まずは手作業を自動化することから始めてみましょう。きっとその効果を実感できるはずです。実際の使用例を以下にご紹介します。
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案件サポート / 製品スペシャリスト Agentforce
営業チームやマーケティングチームは、顧客の調査、プレゼンテーションの準備、主要なアセットや情報の収集、エグゼクティブサマリーの作成、顧客情報を最新に保つための管理作業などに多くの時間を費やしています。
「製品スペシャリスト / 案件サポート」の Agentforce は、複数のシステム全体から、重要な顧客情報や営業に役立つアセットを発見します。たとえば、CRM や メール、OneDrive や Google ドライブなどのアプリケーションからリアルタイムの情報を探してくれます。情報は要約して提示されるため、ブリーフィングや会議、顧客別のマーケティング施策の作成、成約に向けたプランの策定などに簡単に役立てることができます。
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ナレッジ Agentforce
Salesforce が発行している State of Service レポートによれば、コンタクトセンターの担当者は全体の 39% の時間しか、顧客を直接支援するのに使っていません。モバイル端末を使って作業する現場サービス担当者も、仕事をより効果的かつ効率的にしてくれるテクノロジーを求めています。
ナレッジ Agentforce を利用すれば、問題の解決方法に関連するナレッジやガイド、手順を簡単に入手できます。Salesforce ですでに Apex とフローを使用しているなら、それらを活用して、カスタマーサービス担当者に代わって Agentforce にアクションを実行してもらえます。上位チームへのエスカレーションや、顧客から指摘される前の問題解決などに役立ちます。
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IT Agentforce
モバイル端末にログインできなくなる、という不具合が起こったとします。解決に向けて、通常なら IT ヘルプデスクのチャンネルを探して、そこでワークフローに情報を入力するという手順が必要です。ただ、そのようなツールの切り替えや細かな手作業の時間がかさむと、生産性が大きく損なわれてしまいます。
そこで、IT Agentforce を導入すれば、DM を送るだけで、即座にエージェントにサポートしてもらえます。Agentforce が Slack 内で適切な背景情報をもとに推論し、アクションを実行することで、不具合の復旧に向けたプロセスを効果的に管理できます。
Slack の Agentforce であらゆる部門の仕事を効率化
リーダーは Slack の Agentforce を利用して、労働力の限界を克服できます。あらゆる部門で働く人が、目的別のエージェントと協働して、重要な仕事をスピードアップできるのです。
生産性を向上させる最新の方法を取り入れてみませんか?1月22日午前10時(太平洋標準時)に開催されるウェビナー「Slack で Agentforce を活用!エージェントによる生産性を働く人みんなの力に」にぜひご登録ください。