数か月ごとに、物事が変化する時代です。Slack でも 3 か月前には実現できなかったことが、今では可能になっています。
4 月、Slackbot は「行動する」ことを学びました。5 月には「見る」ことを、6 月には、あなたとあなたのシステムについて学びました。「耳を傾ける」ことも知りました。
そして 7 月、Slackbot は会話の中で「仕事を前に進める」ことを学びます。
誰もが AI のパワーユーザーに
これまでは、プロンプトの書き方を知っていて、ツールを接続でき、ワークフローを構築できる人だけが、AI の価値を引き出せました。それ以外の人は、チャットボットを 2 度ほど開いてそれきりだったかもしれません。多くの組織で、そのような従業員が大多数でした。
これは設計的な問題です。ほとんどの AI はドキュメントやポータルを中心に作られています。ユーザーはそこへ出向き、何かをして、その結果をチームがいる場所に持ち帰ります。でも、本当にナレッジが蓄積されているのは「会話」の中です。そこは意思決定が行われ、経緯が積み重なり、合意や調整がなされる場所。だから、わざわざ別の場所で AI を使って、結果を持ち帰るような方法は、これからの仕事の形ではありません。
これまでは AI に有益なことをさせるには、専門知識が必要でした。ワークフローを構築したり、ツールを連携させたり、ダッシュボードを立ち上げたりするのは、スペシャリストの領域でした。Slackbot が提示するのは、それとは違う AI です。誰か 1 人がいい使い方を見つけたら、それをスキルとしてチーム全体に共有して、全員がその恩恵を受けられます。アウトプットは、チームがいま働いている場所に提示されます。そして、ユーザーが頼む前に行動を起こしてくれます。
たとえば、営業担当者が競合分析を依頼すると、完成したプレゼン資料が返ってきます。チームリーダーが顧客のサマリーを依頼すると、ライブダッシュボードを用意して、チャンネルにピン留めしてくれます。新入社員がプロジェクトの背景を尋ねると、数か月分の経緯にもとづいた概要が得られます。プロンプトエンジニアも、データアナリストも、 IT チケットも必要ありません。7 月、これが現実になります。
いま仕事が起こっている場所で
多くの AI は、あなたを会話の外に連れ出し、結果を持ち帰るよう求めます。この 7 月、その常識がくつがえります。アウトプットが、あなたがすでに仕事をしているその場所に、文脈を考慮して提示されるようになります。それを実現するのが、7 月リリースの 4 つの機能です。
「コード実行」は、安全なサンドボックス環境でリアルな Python コードを走らせて、ファイルを返してくれます。コードを書いて実行するのは Slackbot の仕事。だから、あなたは今いる場所を離れることも、別のツールを開いてデータを整理することも、コードの書き方を学ぶ必要もありません。たとえば、営業担当者が散らかったパイプラインの管理表をアップロードすると、整理されたファイル、フェーズ別のグラフ、リスク案件のリストが返ってきます。マーケティング担当者が NPS のコメントを含んだ大規模なデータセットを投入すると、テーマのキーワードをランク付けした内訳が届きます。財務リーダーが一貫性のない人員計画シートを送ると、修正版がサマリー付きで戻ってきます。ビジネス分析ツールも、別タブも、 IT チケットも不要です。
Slackbot にダッシュボードやレポート、比較表を依頼すると、「サーフェス」を作ってくれます。これは、実際のデータとつながった、ピン留め可能なライブオブジェクト。これにより、いま仕事をしている場所で、レポートにコメントしたり、ダッシュボードを並べ替えたり、投票に参加したりが可能になります。スキルと組み合わせれば、データを自動で更新させることも。チーム全員が同じチャンネルで協働するのに役立つ機能です。
「スライド作成」により、これまで作成に半日かかり、デザイナーの助けも必要だったプレゼン資料が、ブリーフを渡したその場所ですぐに生成されます。組み込みの「資料デザイン」スキルにより、構成とビジュアルガイドラインが自動で適用されるため、初稿から人に見せられるクオリティ。方法は、素材を共有し、テンプレートを指定し、誰に向けて何を発表するかを伝えるだけ。Slackbot がテンプレートをもとに、共有可能な PowerPoint または Google スライドを作成してくれます。さらに「画像生成」機能により、これまでならデザイナーへの依頼やクリエイティブブリーフの準備、ツールのサブスクリプションが必要だったビジュアル化やモックアップ作成も、ずっと手軽になります。
ぜひ実際にお試しください
以前は半日がかりだったプレゼン資料作成も、今は一言頼むだけ。素材を共有して、テンプレートを指定し、誰に何をプレゼンするのかを Slackbot に伝えれば、あとは結果を確かめるだけです。
7 月 29 日のリリース内容
- サーフェス : 実際のデータとつながった、ピン留め可能なライブオブジェクト。レポート、ダッシュボード、投票、計算ツールなどに対応。コメントを付けられるほか、スキルと組み合わせて、自動で更新されるようにすることが可能です。
- コード実行 : 推測ではなく、実際に計算が必要な質問に回答。Slackbot が安全なサンドボックス内で実際に Python を実行し、ファイルを返してくれます。
- スライド作成 : 以前は半日がかりだったプレゼン資料が、会話ひとつで完成。Slackbot が Slack 内で直接作成してくれます。
- 画像生成 : 何が必要かを説明するだけで、画像が完成。タブの切り替えも、別のツールも不要です。
- スキル詳細ビュー : 各スキルの内容や作成者、すぐ試せる推奨のプロンプトをわかりやすく表示します。
高度な機能の提供状況
今回の 7 月の機能リリースは、大きな前進です。これは Slackbot における、私たちが「高度な機能」と呼ぶ取り組みの第一弾です。より多くのことを実現し、より多くの計算リソースを必要とするこの機能群は、この先も Slackbot のあらゆる領域に展開されていく予定です。
提供状況について : Enterprise+ のお客さまは、リリース時点では高度な機能の利用に制限はありません。今後、計算コストの高さを踏まえて上限を設ける可能性がありますが、その場合は実施の 30 日前にお知らせします。これらの新しい高度な機能以外の、通常の Slackbot のメッセージ機能については、Enterprise+ のお客さまは引き続き無制限でご利用いただけます。
Slackbot の提供状況の詳細については、ヘルプセンターをご覧ください。




