Slack は、要約、アクションアイテム、メッセージ説明といった強力な AI 機能を、働く人が日々の仕事を行っている場所に直接組み込んで、組織内のさまざまなチームがさらにスマートに働けるよう支援します。こうしたツールにより、キャンペーンの立ち上げでも、商談の成立でも、新メンバーのオンボーディングでも、あらゆる業務で手作業が減り、チームは方向性をそろえて、より迅速に行動できるようになります。
Slack は、ユーザーの皆さまの仕事を邪魔することなく、インサイトの提示やワークフローの簡素化、意思決定の高速化などを裏方として支える AI を構築しています。すでにマーケティングから営業、カスタマーサポートまで、あらゆる部門のチームが Slack の AI を活用して、集中力を向上させ、意思決定をスピードアップさせて、成果を生み出しています。
そのような AI 機能は実際にどのように活用されているのでしょうか。この記事では、Slack で生産性を向上させているチームの具体的な事例を交えて、その方法を紹介します。
優先順位を明確にして、一日をスタート
さあ仕事のエンジンをかけよう、というときには、AI 生成のアクションアイテムが、まずどの仕事に集中して取り組むべきかを教えてくれます。たとえば、営業担当者がその日の仕事を始めようと Slack を見ると、「アクティビティ」ビューに、チームメンバーからのフォローアップ依頼が表示されています。急ぎで顧客への提案をしなければならないようです。
営業担当者はワンクリックするだけで、関連するメッセージにすぐに移動して、必要なアクションを起こせます。あらためてスレッドを探したり、昨日の出来事を思い出そうとしたりする必要はありません。優先順位をすぐに決めて、すばやく対応することで、案件がスムーズに前に進みます。
すべてが瞬時に見つかる
顧客とのミーティングの前に、営業チームが背景情報を急いで見つけなければならない、という状況がしばしばあるでしょう。Slack の会話、Salesforce のメモ、共有ドキュメントなどから情報を探さなければなりません。エンタープライズ検索を使えば、「Hawksdale Group 案件の状況はどうなっていますか?」のように質問するだけで、明確な答えが返ってきます。Slack が背景情報を知っているからです。
エンタープライズ検索は、Salesforce、Google ドライブ、Confluence などのツールすべてを検索して、得られた情報をまとめてくれます。ユーザーがタブを切り替えたり、ファイルを探し回ったりする必要はありません。必要な情報がすべて 1 か所で見つかることで、ツールやシステムを切り替える手間が減り、ミーティングに向けてすばやく準備を整えられます。
議事録ではなく、会話に集中
営業パイプラインの更新、マーケティングキャンペーンの打ち合わせ、製品スプリントのプランニングなど、機敏性が求められるプロジェクトレビューの場では会話も速く進みます。そのなかでも重要なポイントを押さえなければなりません。Slack の AI ハドルミーティング議事録を使えば、チームは話に集中しながら、アクションアイテムをしっかり記録できます。
AI が、決定事項や次のステップも含んだ、明確で整理されたミーティングの要約を自動生成してくれることで、メンバーは記録もれの心配なく、目の前の議論に集中できます。参加できなかった人も、すばやく内容を把握できます。誰かが手作業でまとめを行う必要はありません。
「ミーティングに出られない人も、すぐに話に追いつけます。AI が作成した詳細なまとめとアクションアイテムが Slack で共有されるので、情報を見落とすことも、遅れが生じることもありません」
言語を超えたコラボレーションを促進
グローバルなチームでは、地域や言語、タイムゾーンの壁を越えて働くことがよくあるでしょう。Slack に搭載された翻訳機能を使えば、異なる言語でも簡単にメッセージを読んだり、返信したりが可能に。世界中のメンバーやパートナーとのコラボレーションを後押しします。
たとえば、東京でマーケティングを担当するメンバーが、グローバルチームに広告コピーの確認を求める Slack メッセージを日本語で共有したとします。米国の担当者はボタンをクリックするだけで、そのメッセージを英語で読んで内容を理解し、フィードバックを返すことができます。外部ツールに頼ることなく、Slack にいたまま翻訳機能を利用できるのです。
canvas の Al 文章作成支援で、草稿づくりを手ばやく
マーケティング担当者は、キャンペーンの戦略をまとめたり、クリエイティブ計画を文書化したりといった作業を行うことがよくあります。canvas の AI を使うと、簡単なプロンプトで、既存の Slack の会話をもとに草稿を生成できます。これをベースに、トーンの調整やセクションの整理をしたり、重要ポイントを目立たせたりして、文書を仕上げられます。
こうして概要説明やブリーフィング、関係者との情報共有のためのコンテンツ作成がスピードアップすることで、担当者はより重要な仕事に専念できる時間が増えます。
最新情報をすばやくつかんで、流れを理解
営業に関するやり取りは動きが速く、他部門の関係者はついていくのが大変なことがあるでしょう。たとえば、あるマーケティング担当者は、営業担当者から「“ABC Horizon” を支援してほしい」と言われました。そこで AI メッセージ説明を使って、その言葉の意味をさっと確認します。自分で調べたり、質問を返したりする必要はありません。
カーソルを合わせるだけで、過去のメッセージやチームのナレッジにもとづいたコンテキストを瞬時に把握できます。「ABC Horizon」は近々開催されるイベントのようです。マーケティング担当者は自信をもって返信し、すぐさまサポートに取りかかれます。
新しい関係者との協働がスムーズに
営業サイクルにおいては、財務担当者、テクニカルリーダー、マーケティングチームなど、新しい関係者との協働が必要な場面が多くあるでしょう。そのミーティングの前に、営業担当者は AI 生成プロフィール要約を使って、相手の職務、Slack での最近のアクティビティ、優先順位などをすばやく把握しておけます。営業チームに新しいメンバーが加わった場合にも、この機能を使って、誰が何をしているのか、仕事がどう進んでいくのかといった要点を瞬時につかんで、スムーズに仕事に慣れることができます。
この機能を使って準備しておくことで、営業担当者は相手のことを理解した会話をして、すぐに信頼関係を築けるでしょう。そのために古いスレッドをさかのぼって調べたり、同僚に尋ねたりする必要はありません。
Slack なら、仕事をしているその場所で AI を活用できる
Slack の AI を使うことで、仕事の進め方が根本的に変わります。回答を瞬時に得たり、情報を簡単に整理したりできることで、チームはさらにスマートで生産的な仕事環境を整えられます。
現在、Slack のすべての有料プランに基本的な AI 機能が含まれています。さらなる機能を活用したいチームのために、プランごとにより高度な AI 機能が用意されています。どれも組織全体にわたる業務の自動化、意思決定のスピードアップ、生産性の向上を後押しする機能です。
- プロプランは、Slack の組み込み AI を体験するのに最適なプランです。チャンネルやスレッド、ハドルミーティング向けの基礎的な要約機能を利用することで、会話にすぐにキャッチアップできます。
- プロプランをすでにご利用で、もっと高度な機能を使ってみたいと思ったら、ビジネスプラスプランで、より幅広い AI ツールを利用できます。まとめ、翻訳、ワークフロー生成、AI を活用した検索といった機能により、チームは手作業を減らして、仕事にさらに集中できます。
- 会社全体に AI 機能を広げたい場合は、Enterprise+ を。エンタープライズ検索、進化したタスク管理、エンタープライズグレードのセキュリティとガバナンス制御などにより、Slack の AI をフル活用できます。大規模な運用を安全に行いながら、行動のスピードを上げたい組織のためのこのプランでは、チームのさまざまな働き方に応じて、仕事のあらゆる側面に AI を組み込めます。
使い始めたばかりのチームから、さらに高度な利用を求める組織まで、あらゆるチームにぴったり合い、チームとともに成長するよう設計された Slack プランが用意されています。
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* 「まもなくリリース」とされている機能は、将来予測に基づくものであり、年間を通してリリースされる可能性があります。これらの機能の日付や動作はすべて変更される可能性があります。