Slack の見た目が少し変わりました(あるいはまもなく変わります)。皆さんが Slack を最大限に活用できるように、よりシンプルで、使いやすいエクスペリエンスに変えていっているのです。ただ見た目と操作が新しくなったので、Slack を数か月(または数年)使ってきた場合は、多少の慣れが必要かもしれません。インターフェイスを大きく変えたので当然ですね。
今回リニューアルした理由はたくさんありますが、きっと気に入ると思います。そこで早く慣れてもらえるように、こちらのクイックガイドをまとめました。必要な情報を見つけたり、すべての新しいオプションを使う方法を学んだりするのに活用してください。
すべての検索を 1 か所で
以前の Slack インターフェイスには、2 つの検索バーがありました。1 つはチャンネルと会話を検索するためのもの、もう 1 つはメッセージとファイルのコンテンツを検索するためのものでした。たまに「違う」検索バーを使ってしまい、正しい方の検索バーでやり直したこともあったかと思います。ちょっと紛らわしかったですよね。そこで、検索バーを 1 つに集約しました。チャンネル、ユーザー、メッセージ、ファイルのすべてに対して、アプリ上部の 1 か所でクエリが自動的に実行されます。
次のショートカットを試してみてください。キーボードショートカットを使って Slack を操作する場合、ctrl/cmd T または K でこれまで通りチャンネルのみの検索ボックスが開きます。また「新しい」ショートカットキー ctrl/cmd G を使うと、メッセージとファイルのコンテンツに絞った検索ボックスが開きます。
サイドバー上部で主なコンテンツを確認
アプリ上部にあった、ファイルやワークスペースディレクトリなどのコンテンツを表示するボタンとメニューはすべてなくしました。代わりにサイドバー上部には、これまでよりも管理(そして予測も)しやすいホームが登場し、必要に応じてアイテム間を簡単に移動できるようになりました。
スター付きアイテムは「ブックマーク」に
アプリ左上の新しいアイテムリストには、ブックマークが新しいブックマークアイコンと一緒に表示されます。これは以前「スター付き」と呼ばれて別の場所にあったものです。スターはチャンネルとメッセージのどちらにも付けられましたが、アプリではそれぞれ別のことが行われていました。
これをわかりやすくしました。ブックマークしたアイテムは、このメニューのリストで個人的に追いかけたいメッセージやファイルです。スター付きチャンネルは、今後もアプリのチャンネルのヘッダーの下に表示されます。
メッセージの上にマウスポインタを合わせると、アクションメニューがポップアップ表示されます。そのなかのブックマークアイコンをクリックすると、ブックマークリストにメッセージやファイルを追加することができます。
セクションの紹介 : チャンネル整理のためのフォルダ
Slack のすべての有料プランで最も重要な新機能は、カスタムセクションでしょう。これが生産性アップにものすごく役立つのです!これまでたくさんのチャンネルを追いかけるのが大変だったかもしれませんが、これからはフォルダを好きなだけ作ってわかりやすい名前をつけ、チャンネルを整理する(そして折りたたむ)ことができます。
個人的にはこんな感じで整理しています。
- 2 ~3 の最重要チャンネルまたはDM を入れたトップレベルの「赤電話」または「最優先」セクション
- 担当プロジェクトや委員会の仕事を追うためのチームセクション
- 所属部門に関連するチャンネルのセクション
- チームレベルと全社レベルの継続的なお知らせに特化したセクション
最も重要なチャンネルを一番上にまとめ、次に関連するチャンネルをグループ化して、わかりやすい名前をつけてみましょう。営業担当者は、すべての取引先と顧客のリストを作成して、上部に表示してもよいかもしれません。ソフトウェア開発者も同じように独自のプロジェクトを整理し、その下にチーム全体に関わるコードベースについての最新情報を確認できる別のコレクションを追加するとよいでしょう。
メンション&リアクション : 新しいアクティビティフィード
以前の Slack インターフェイスの便利な機能と言えばアクティビティタブでした。ユーザー名でメンションされたり、メッセージに絵文字リアクションがついたりするたびに、アクティビティタブで確認することができました。今回、これらはサイドバーのメンション&リアクションセクションにすっきりまとめられています。
以前のアクティビティタブのように、アプリの右側に表示したい場合は、上部に表示されるアイコンをクリックしてください。これにより、アプリ内のチャンネルやその他のビューを移動するのに合わせて、メンションとリアクションフィードがドッキングされます。
新しいメンバーディレクトリ
サイドバーからアクセスできるメンバーディレクトリビューでは、すべてのメンバーが見られます。チームの仲間にプロフィール写真をアップロードしてもらいましょう!各プロフィールをクリックすると、まるでカードを裏返すようにプロフィールが表示され、同僚のことを知ることができます。
上部の検索ボックスでは、メンバーのプロフィールに含まれるあらゆるテキストを検索することが可能です。例えば CEO のエグゼクティブアシスタントを探したい時は、「アシスタント」と検索すればスムーズに見つけられるでしょう。
履歴がもっと見つけやすく
アプリの上部にある検索エリアの左側には、時計のアイコンがあります。ここでは、Slack で最近見たすべての会話とチャンネルのリストが表示可能です。私はよくこの機能を使います。「ランチに行く直前、誰から DM が届いたんだっけ?そうだ、履歴を見よう。そうそう、この上から 4 番目のだ」という具合です。
隣の矢印ボタンを使うと、ウェブブラウザのように前後の履歴に移動できます。しかもクリック 1 回で 10 件の履歴を確認できるのです。これはほかにはない機能ですよね。
下書きを管理する
すぐに送信しなくていいメッセージを新しく作るなら、新規メッセージボタンを使いましょう。そうすると、すべてのメッセージが下書きリストに保存されるので、グループに大事なお知らせを送る前に長めの文案を何度か推敲したり、フォーマットをテストしたりすることができます。
以前の下書き機能とは異なり、チャンネルでメッセージを入力して送信しなくても、サイドバーでチャンネルが動いてしまうこともありません。チャンネルは元の場所にとどまる代わりに、入力内容は下書きに追加されます。
次のショートカットを試してみてください。ctrl/cmd N を押すと、キーボードから新しい下書きを作成できます。
メッセージフィールドでもっと色んな操作を実行
メッセージフィールドもリニューアルしました。これまでのメッセージ書式設定オプションに加えて、左端に新しいショートカットメニュー、右端に添付ファイルメニューが表示されています。
「稲妻」のショートカットボタンをクリックすると、Slack にインストールしたアプリを使って実行できる操作が一覧表示されます。そこからワークフロービルダーの自動化も実行可能です。閲覧しているチャンネルでワークフローを使用できるようになると、稲妻アイコンが色つきで表示されます。
ファイルをアップロードまたはクラウドプロバイダーから共有するには、右下の「ペーパークリップ」アイコンをクリックしてください。以前はメッセージフィールドの反対側に表示されていましたが、機能は変わっていません。
次のショートカットを試してみてください。ctrl/cmd U をタップすると、キーボードからファイルをアップロードできます。
終わりに
途中でわからなくなった時には、アプリの右上のヘルプが役立ちます。丸で囲まれた疑問符をクリックしてヘルプセンターにアクセスするか、サポートチームにフィードバックを送信してください。
これらの新機能を試して使いこなせるようになれば、もっと簡単に楽しく Slack を活用できるようになるはずです。今回の変更もいつものように、皆さんからの貴重なフィードバックから生まれました。ご意見があればぜひ、こちらからメッセージを送信するか、@SlackHQ 宛てにツイートしてもらえればうれしいです。