iFood が Slack を使って人事プロセスを変革し、チームのコラボレーションを強化した方法

<b>「私たちはプロセスを 1 か所にまとめたいと思っています。Slack は当社のプロダクティビティツールです」</b>

iFoodProduct ManagerJonas Zappa 氏

ブラジル全土でフードデリバリーサービスを展開しているテック業界のリーダー、iFood は、一口ごとにイノベーションを取り入れてきました。同社は、おいしい料理を届けるだけでなく、食料品配達、薬局サービス、ペット用品などの取り組みにも乗り出しており、ユーザーフレンドリーなアプリを通じて、さまざまな利用者をさまざまなレストラン、市場、薬局とつなげています。また、柔軟な特典カードによって、食事、ガソリンなどに使えるクーポン券も提供しています。

会社の規模拡大に伴い、インテリジェント プロダクティビティプラットフォームが必要になった iFood は Slack にたどり着きます。そして、5,000 人を超える従業員に対応できる、信頼できるコミュニケーションおよび自動化ツールを採用し、Slack と社内チャットボットの革新的活用で人事プロセスを変革。従業員体験を向上させました。

業務の卓越性への道

当初、iFood はワークシートを含む複数のプロダクティビティツールを使いこなしていましたが、会社の成長に伴い、このような継ぎ接ぎだらけのシステムを維持できなくなりました。そこでマネージャーは、Slack をエンタープライズツールとして使用し、従業員が仕事をしている場所に業務を集中させました。

[quote quote="「Slack を主要プロダクティビティツールとして使っています。毎日のように非同期で意思決定を行い、プロジェクトを管理し、FoodLover に役立つ複数のアプリを利用しています」" source="Jonas Zappa 氏" title="Product Manager" company="iFood" cta_text="" cta_url="" image="https://d34u8crftukxnk.cloudfront.net/slackpress/prod/sites/6/jonas-headshot-2.png?w=128&h=96&crop=1" alt="" /]

Slack のユーザーフレンドリーなインターフェイスによりコミュニケーションとコラボレーションが改善し、プラットフォーム間の切り替えの必要性が減り、システム間を切り替える必要が減ったことで従業員をサポートするための時間が増えました。この一元化されたアプローチは、iFood のように成長著しい大企業にとっては非常に重要です。

Slack により iFood は非同期で意思決定を行い、プロジェクトを管理し、チケットを作成し、チームが日常的に使用している他のアプリとの連携を実現。これによりビジネス全体の効率性と生産性を高めることができました。

Slack の力で生産性を強化

iFood は、手作業のプロセスとスプレッドシートから、クリップハドルミーティングワークフロービルダーなどの Slack 機能に移行しました。リーダーは音声やビデオクリップを使用して会議の議事録を共有し、重要な情報にチームメンバー全員がアクセスできるようにしています。iFood では、この 1 か月でハドルミーティングが 15,000 回以上使用され、迅速なチームミーティングやディスカッションが実施されました。こうした変化により、同社のユーザーエクスペリエンスと生産性は大幅に向上しました。

自動化は、iFood の社内チームが Slack を通じて 1,200 件以上のワークフローを構築し、500 個のアプリを統合するのに重要な役割を果たしました。Oracle のような社内システムをつなぎ、Greenhouse のようなツールとの連携を実現しました。

IT と人事のパートナーシップの中心にコラボレーション

iFood の顕著なサクセスストーリーの 1 つは人事部門に端を発しています。従業員のライフサイクル全体を担当する人事部門は、人事考課の難しさに直面していました。評価プロセスにおける先入観に対処するため、同部門は Slack 経由で組織ネットワーク分析(ONA)を利用し、データを活用して公正な評価者リストを作成しました。

[quote quote="「Slack は最適なリストを作成するための情報を提供してくれます。それがプロセスの 80% を占めます」" source="Jonas Zappa 氏" title="Product Manager" company="iFood" cta_text="" cta_url="" image="" alt="" /]

iFood は、パフォーマンス評価用サードパーティベンダーシステムに関連した課題を、Slack API を使用した内部ソリューションを開発することで克服しました。サードパーティシステムに依存していたときは、頻繁にクラッシュが発生し、手作業で回避する必要がありました。

iFood は、会社の規模拡大に伴いデータのプライバシーを確保するために、自社のデータとツールを使用して内部ソリューションを開発し、ユーザーエクスペリエンスを最適化する必要がありました。Slack API を活用して開発された Judite(ポルトガル語で Judith)は、安全なデータ保存プロトコルを遵守しながら、360 度のパフォーマンスレビュープロセスを自動化するように設計されたインテリジェントなボットです。Judite は、自動化だけでなく、評価者の選定における先入観を積極的に緩和し、パフォーマンス評価の公正さを保証するうえでも役に立ちました。

Judite は iFood のパフォーマンス評価プロセスの要となり、これによりプロセスはさらに効率化され、ユーザーフレンドリーなものになりました。手作業のワークシートから Judite に移行したことで、パフォーマンス評価のエクスペリエンスに対する従業員満足度が 41.6 点から 63 点に上がっただけでなく、アプリの完璧な動作が強調され、プロセス全体を通してダウンタイムゼロが保証されました。

Slack がシームレスに統合されることで、IT 部門と人事部門が協力して物事に取り組むようになりました。早い段階から連携することでワークフローを再設計でき、人事部門は、部門の目標と会社の目標をより迅速に達成できるようになりました。

Slack AI がもたらす未来

iFood による Slack の革新的活用が、人事プロセスを変革し、全体的な従業員体験を向上させました。同社は、Slack AI の今後のリリース、そして Slack が生成する膨大なデータから抽出できる潜在的な可能性とインサイトに特に期待しています。

iFood は日常業務を自動化し続けるなか、チャンネルの要約、スレッドの要約、回答の検索などの機能を試すことを非常に楽しみにしています。チャンネルの要約により、すべてのチャンネルの主要ハイライトが生成され、スレッドの要約は、従業員がワンクリックで長いスレッドの内容を確認するのに役立ちます。回答の検索を使用すると、ユーザーが関連する Slack の知識に基づいて明確で簡潔な回答を得ることができます。

iFood は、Slack をインテリジェント プロダクティビティプラットフォームとして使用することで、効率性、生産性、ユーザー満足度を献身的に追求する姿勢の模範を示しています。そのプロセスは、業務の一元化、合理化、強化を目指す組織にとっては、Slack がいかに多用途で強力なツールになり得るかを示す例として非常に参考になります。