コラボレーション

AWS チャットボット : AWS を Slack チャンネルで活用

新しいツールで業務効率を大幅アップ

Slack チーム一同作成2020年4月22日

DevOps チームに所属している人であれば、システムの監視やイベントへの対応ごとにコンテキストを切り替えていることでしょう。チームメンバーは 1 日のうちに何度も、場合によっては 1 回の通知ごとに、Slack、メール、テキストメッセージ、チャットルーム、電話、ビデオ通話、AWS コンソールをお手玉のように次から次へと操る必要があります。このような分散したソースのデータを取りまとめるのは、疲れるだけでなく効率も上がりません。

そこで AWS チャットボット の出番です。この強力なインテグレーションは ChatOps の効率化を目的に設計されており、チームはすべての運用管理を簡単に行うことができます。モニタリング、システム管理、CI/CD ワークフローなど、活用の幅は無限大です。

「多くの DevOps チームでは、チームメンバーとのコラボレーションやシステムの連携のために Slack を活用しています。AWS Chatbot と Slack との連携により、コンテキストの切り替えが必要な回数が減り、チームは Slack チャンネル内から簡単に AWS リソースを監視・操作できるようになりました」 —AWS Platform、VP、Kurt Kufeld 氏

DevOps チームのもとには、システムの監視に役立つリアルタイムの通知が Slack 上で届きます。つまり、予算の超過、システムの過負荷、セキュリティイベントの発生などの問題が手に負えなくなる前に先手を打てるというわけです。CloudWatch アラームから来る特に重要なアラートは、グラフのついたメッセージで表示されます。AWS サービスごとに通知先を設定できるため、開発者が不要な情報に惑わされることもありません。

これらの処理はすべて、すでに利用中の Slack チャンネル内で安全に行われます。

「当社では AWS Chatbot を使って、アプリのデプロイ、インフラのプロビジョニング、パフォーマンスのモニタリングなど、さまざまな通知を Slack に集めています」

株式会社 LIFULLソリューションアーキテクト鈴木健太郎氏

何かアラートが発生した時は、Slack と AWS Chatbot の組み合わせで効率よく対応することができます。通知の受信、診断情報の取得、AWS Lambda 関数の呼び出しによるワークフローの開始、AWS サポートケースの作成、コマンドの発行などを Slack チャンネルで行えるからです。

「当社では AWS Chatbot を使って、アプリのデプロイ、インフラのプロビジョニング、パフォーマンスのモニタリングなど、さまざまな通知を直接 Slack に集めています。これにより、チームメンバーはコンテキストを切り替えることなく即座にアクションを取れるようになりました。開発時間が短くなっただけでなく、チームの全体的な開発体験も改善しています」— 株式会社 LIFULL、ソリューションアーキテクト、鈴木健太郎氏

なんだか簡単に使えそうですよね?個々のチャットルームやチャンネルの権限を設定するのはさらに簡単です。権限を設定すれば、AWS Identity Access Management を介してこれらのアクションを行えるメンバーを決められます。AWS Chatbot には設定済みの権限テンプレートが用意されていますが、オーガナイゼーションに合わせたカスタマイズももちろん可能です。

加えて、直感的に使えるセットアップウィザードがあるので、自社のワークスペースに AWS Chatbot を設定するのもほんの数分で完了します。使いたい時は AWS コンソールにアクセスして Slack で認証し、Chatbot をチャンネルに追加するだけ(詳しい手順はこちらの AWS DevOps ブログで確認してください)。 これで、コミュニケーションの改善と素早いインシデント解決が約束されたようなものですね。

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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