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Dreamforce で発表 : Slack の新たな製品イノベーション

Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)で、柔軟で、包括的で、生産的な働き方を実現

Slack チーム一同作成2021年9月21日イラスト: Pete Ryan

今、私たちは大きな変化の真っ只中にいます。その変化とは、世界規模で進むデジタルファーストへの転換です。私たちが足を踏み入れつつある新たな時代では、働き方の基盤が物理的なオフィスからデジタル上の拠点に変わります。組織が完全リモート体制を続けようと、オフィスに戻ろうと、あるいは多くの企業のようにその間を取ろうと、この変化は避けられません。デジタルファーストなアプローチは組織の柔軟性、包括性、生産性を高め、メンバーはそれぞれベストな場所やタイミングで仕事を進められるようになります。

Slack が力を入れているのは、そうした Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)を築くためのサポートです。そうすれば、企業は新たな働き方の時代でも成功できるようになります。それは従来の仕事の進め方をそのままデジタルワークスペースに移すのではなく、働き方を根本的に作り直すということです。Slack なら、企業のチーム、顧客、パートナー、システムをデジタル上の 1 か所でつなげることができます。そしてそれは CRM テクノロジーの No.1 企業である Salesforce とのパートナーシップによってますます加速しています。私たちが実現するのは、Digital HQ で仕事をよりシンプルに、快適に、有意義に進められる状態です。

本日 Slack は Dreamforce にて、皆さまが自社の Digital HQ を活用する一歩を踏み出し、デジタルファーストな働き方の可能を広げる革新的な新機能を発表します。

Slack のクリップ機能の活用で柔軟かつ非同期的な働き方を実現

リモートワークの経験を通して、私たちは分散型の柔軟な働き方にはメリットがあること、そして生産性を保つ方法は新たに見つけられることがわかりました。しかしチームメンバーとのコラボレーション方法やタイミングに目を向けてみると、タイムゾーンが複数にわたるにもかかわらず同じ時間に会議を設定するなど未だ従来の方法にとどまっています。

そこで本日、Slack は新機能であるクリップの一般利用開始を発表します。これは Slack の任意のチャンネルまたは DM で、音声や動画、画面の簡易録音・録画コンテンツを各自の都合のよいタイミングで簡単に作成し、共有できる機能です。

Slack のクリップ機能

クリップを使えば、カレンダーをいくつも開いて全員の都合が合う日時を探す必要はありません。チャンネルでクリップを録音・録画して共有すれば、メンバーはそれぞれが都合のよい時間にそれを見て返信するだけです。最新のプロジェクト目標の共有でも、デザインに対する取り急ぎのフィードバックでも、チームの大きな成功のお祝いでも、クリップなら文字だけでは難しいニュアンスや感情を伝えることができます。

クリップの再生方法は誰もが利用しやすいよう、アクセシビリティを考えたインクルーシブな設計にしました。コンテンツの再生速度を調整したり、字幕を表示して視聴したり、文字起こしを開いて会話の重要な部分まで飛ばしたりすることができるほか、文字、音声、動画など一番使いやすいと感じる方法で返信することも可能です。クリップは社内のメンバーだけでなく、Slack コネクトでつながる社外パートナーや顧客とも使うことができます。Slack で作成した録画コンテンツは書き起こし内容とともにアーカイブされ、あとから検索が可能です。これは組織の貴重なナレッジの一部となるでしょう。

「クリップでなら、動画を通じて顧客が見ているものを正しく確認できるため、より迅速にサポートを提供したり問題を解決したりすることができます」

Dell TechnologiesTechnical Marketing EngineerDavid Felt 氏

クリップは本日より段階的にリリースされ、今秋にはすべての有料プランユーザーが利用できるようになります。

Slack コネクトの機能強化で組織ごとのサイロ化を回避

Digital HQ の可能性を余すところなく活用するには、あらゆる顧客、パートナー、ベンダーとシームレスかつ安全に連携できることが欠かせません。ビジネスメール詐欺による年間損失額は推定 120 億ドルにも上り、その 85% はフィッシングやなりすましメールなどのソーシャルエンジニアリングが原因です。しかしサイロ化した受信トレイではなく、Slack コネクトのチャンネルでやり取りすれば、深刻な損害を引き起こす罠を避けることができます。そうすれば、チームは安心して外部の組織と速やかに連携できるでしょう。

Slack コネクトを導入する企業は急速に増えており、その数は前年比で 200% を超えました。実際、91,000 を超えるオーガナイゼーションがパートナーとの仕事が Slack で大きく変わったことを実感しています。そうした皆さまからは、すべての仕事相手ともっとシンプルかつ簡単に Slack でやり取りできるようになりたいという声が届いていました。

そこで本日 Enterprise Grid ユーザーの皆さまに向けて発表するのが、相手が Slack を使っているかどうかにかかわらず誰とでも連携できる機能です。これにより、相手に Slack の有料プランを利用するようお願いせずとも、あらゆる企業を皆さまの Digital HQ に招待できるようになります。

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これを使えば、営業チームは顧客とのやり取り初日からそれぞれのチャンネルを立ち上げ、スピーディな商談成立につながる有意義なエンゲージメントを生み出せます。またカスタマーサービスチームは社外とのコラボレーションを標準化することで、あらゆる顧客に対してトップクラスのサポートを提供することができます。さらにパートナーシップ、商談、顧客ニーズに速やかに対応することも可能です。

Slack コネクトの強化によって、パートナーとの素早いやり取り、商談の成立、顧客ニーズへの対応のすべてを実現できるのが楽しみです。当社にとってビジネスの構築と拡大に注力すべき重要なタイミングでリリースされることもあり、その効果は絶大でしょう。

Procore Technologies 社Vice President of Global Partnerships and AlliancesKris Lengieza 氏

Slack コネクトの機能強化は今秋、Enterprise Grid ユーザーの皆さまに向けてリリース予定です。

公共部門においてコンプライアンスに準拠した安全なコラボレーションを実現

コロナ禍では多くの政府機関がテクノロジーの採用を加速しましたが、公共部門の業務は機密性が高く、政府が認める安全性の高いソリューションを使う必要があるため、多くの場合選択肢が限られてしまいます。Slack Enterprise Grid は米国政府とそのミッションを支えるパートナーエコシステムの厳しいセキュリティ要件とコンプライアンス要件を満たしています。しかし Slack が目指すのは、対応するコンプライアンスを拡張し、公共部門市場が求める要件をより多く満たすことです。

そこで本日、GovSlack を発表します。これは政府が認定したクラウド環境で実行される Slack です。Slack と同様の生産性向上機能を提供する一方、FedRAMP High 認証や DoD IL4 認証など連邦政府が求める最高レベルのセキュリティ要件と運用要件に準拠しています。

GovSlack は 2022 年にリリース予定です(現時点では北米のみ)。

Digital HQ でビジネスを変革

Salesforce と Slack が連携したことで、ユーザー企業の皆さまの投資価値を最大化できるようになりました。Slack の新機能の大部分を Salesforce の製品やインダストリークラウドに採り入れることで、すべての情報を 1 か所にまとめられ、顧客についての信頼できる情報を全員が共有できるようになります。

またチームは Slack チャンネルでコラボレーションすることで質の高い決定を速やかに行えるほか、CRM データを軸に構築したワークフローを合理化することも可能です。皆さまのコラボレーションの質が高まると、自社の顧客に対してよりよいサービスを提供できるようなり、顧客との関係を深め、貴重なフィードバックや情報を素早く入手できるようになります。

これらのイノベーションはすべて、部門、顧客、パートナー間でより透明かつ柔軟なコラボレーションを可能にし、分散型の働き方が持つ力を引き出すものです。Salesforce と Slack がともに実現する世界について、詳しくはこちらを参照してください。

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私たちは今、働き方や場所を考え直し、作り直し、再構築するまたとない機会を手にしています。今回発表した最新の製品イノベーションは、皆さまがその変革をシームレスかつ速やかに実行するための基盤となるでしょう。

上記の内容は情報提供のみを目的としたものであり、拘束力のある文書ではありません。購入の決定に際して本内容に依拠しないでください。すべての製品や機能の開発、リリース、タイミングは Slack の単独の裁量によるものであり、変更される可能性があります。

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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