ワークオブジェクトのリリース発表向けの、Slack のユーザーインターフェイスを示すヒーロー画像

Slack のワークオブジェクトで、技術スタックの力を最大限に引き出す

アプリ、会話、データを 1 つのコネクテッドな体験に統合。背景情報の取得や回答の発見が容易になり、仕事を前に進めやすくなります。

Slack チーム一同作成2025年8月27日

Slack は本日、サードパーティー製アプリとの連携方法を変革する、新しい Slack ワークオブジェクトを発表します。この仕組みにより、サードパーティー製アプリケーションからのデータやコンテンツを、Slack 上で動的にプレビューできるようになります。アプリのデータと Slack 内の会話とのつながりが今まで以上に強化されることで、ユーザーは複数のアプリを頻繁に切り替えることなく、Slack 内から情報を確認・共有し、それに基づいてアクションを起こしやすくなります。会話と重要な背景情報が 1 か所にまとまることで、チームのコラボレーションのスピードや生産性が向上します。

日々の業務を行うにあたって、多くのチームが複数のアプリケーションの行き来を強いられています。ワークフローやデータが分断され、ツールの頻繁な切り替えで集中力がそがれることで、何時間分もの生産性が失われています。こうしたなか、Slack は働く人、アプリ、データを一元化することで、仕事の進め方を根底から再構築しようとしています。つまり、仕事を完了させ、前に進めるためのハブになろうとしているのです。

この 1 年を通じて、Slack は Salesforce とのインテグレーションを深化させて、Salesforce チャンネルTableau Next などを生み出し、提供する仕事体験を強化してきました。そして今回、Slack ワークオブジェクトにより、緊密な連携をサードパーティー製アプリへと広げ、会話とともにデータや情報を提示するアプリプレビューで、さらにコネクテッドな体験を提供します。第 1 弾として、利用者の多い Google ドライブ、OneDrive、Asana、PagerDuty、Box、Highspot がワークオブジェクトによって連携されます。Slack からのアプリの情報の確認や操作が、これまで以上に充実します。

Slack のワークオブジェクトが、さまざまなアプリの力をさらに引き出す

あらゆるアプリのデータに Slack からアクセスして、ウィンドウを切り替えることなく詳細情報や画像、ドキュメントを確認できるとしたら便利だと思いませんか? ワークオブジェクトは、Slack におけるサードパーティーデータの表示方法を標準化することで、それを実現。アプリとチームの会話とのつながりを深めます。ファイルの説明文から埋め込み画像まで、あらゆる情報が動的にプレビュー表示され、Slack のワークスペースを離れることなく「Asana のタスクを完了にする」などのアクションの実行も可能。アプリのデータ、会話、チームメンバーをシームレスに統合することで、Slack は一元的な「Work OS(仕事の基本システム)」として、さらに大きな成果を導くプラットフォームになります。

Slack のワークオブジェクトにより、次のようなことが可能になります。

  • 使用しているアプリをさらに活用する : ワークオブジェクトで、アプリのデータを Slack の会話に結びつけることで、アプリを使った作業が 1 か所で行えるようになります。つまり、ファイルやタスク、ダッシュボードが共有されたその場所で、そのまま作業やコラボレーションが可能に。たとえば、ドキュメントやチケットが共有された際には、関連する会話の確認や返信のほか、ファイルの編集やコメントの追加といったアクションを実行できます。レコードのインライン編集やタスクの完了処理、リクエストの承認などが、すべて Slack 内で完了します。
  • 内容をリッチプレビューで確認する : 共有されたファイルやタスク、チケットについて、Slack で内容のリッチプレビューを表示できます。リンクの標準的なプレビューに比べてはるかに詳細なため、ひと目で背景情報を理解でき、時間やクリックの手間を節約できます。最新のファイルの詳細や埋め込み画像が表示されることで、たとえば、タスクの完了処理や、ダッシュボードの更新確認、作業の承認といったアクションを、Slack 内で実行できるようになります。
  • Slack とアプリ全体で最新情報をリアルタイムで把握する : レコードの編集や、タスクの完了処理、リクエストの承認などを実行すると、Slack とアプリの双方でデータが自動で更新されます。そのため、どこで仕事をしていても、つねに最新情報を把握できます。
  • 総合的な検索結果をすばやく得る : アプリのデータと Slack の会話がつながることで、検索の精度と速度が高まります。Slack で検索を行うと、Google ドライブ、OneDrive、Asana などの連携アプリからも適切なファイルやデータが瞬時に見つかり、全体像を把握できます。そのファイルをクリックすると、関連する会話を含んだリッチビューが 1 つの画面にまとめて表示されます。
  • 充実した背景情報で AI エージェントを強化する : 会話とアプリデータが直接結びつくことで、AI エージェントに、より詳細な背景情報を提供できます。これにより、エージェントは適切な情報をすばやく見つけてアクションを実行し、これまで以上にユーザーの生産性向上に貢献できるようになります。

「Slack は最も人気の高い当社の連携パートナーのひとつです。今回の強化によって、ユーザーはツールの切り替えを減らして、重要な仕事をスムーズに進めやすくなるでしょう。Slack チームとのコラボレーションは素晴らしい経験でした。このリリースには『2 つのプラットフォームを横断して優れたユーザー体験を築く』という両社共通のコミットメントが反映されています」

AsanaHead of PM、Enterprise & PlatformDavid Shackelford 氏

 

お気に入りアプリとの連携がさらに深まる

Slack のワークオブジェクトで実現される最新の機能を、アプリ別に紹介します。日々の業務に欠かせないツールがフローに直接組み込まれることで、これまで以上に仕事が前に進むでしょう。

Google、Microsoft、Box などのファイルの共有や操作が、これまで以上に簡単に

Slack における Google ドライブや OneDrive の利用体験が一新されます。チームは Slack チャンネルから離れることなく、ドキュメントの共有やレビュー、プレゼンテーションの共同編集、議事録の配布、プロジェクト計画の共同作業などを簡単に行えるようになります。

新しい Box for Slack のインテグレーションでは、Box のリンクを共有すると、瞬時にインタラクティブなリッチプレビューが表示され、ユーザーは Slack を離れることなく、ドキュメントやスプレッドシート、プレゼンテーションをスクロールできます。プレビューには、Box の直近の更新を反映した最新バージョンがつねに表示されます。整理されたサイドパネルでファイルの詳細情報を確認して、すぐにアクションを起こし、生産性向上を導けます。

「今の時代のコラボレーションには、チームが日々使っているツール同士を円滑に連携させることが重要です。Box と Slack の新しいインテグレーション強化によって、Slack での動的なファイルプレビューや背景情報の提示が可能になることで、チームは Box コンテンツのアクセスや共有の安全性を保ちながら、Slack 内での一貫したワークフローを確立できます。Box AI は今後も Slack での会話のなかで、Box のコンテンツに基づいたサポートを提供していきます」

BoxSenior Team Director、Product ManagementFernando Cerenza 氏

 

ワークオブジェクトによる Box との連携を示す、Slack のユーザーインターフェイスのイメージ

Box のリンクを共有すると、Slack 内でインタラクティブなリッチプレビューがすぐに表示されます。

 

リッチなプレビューと迅速なアクションで、Slack で Asana のプロジェクトを管理

Asana for Slack の最新のアップデートにより、Asana のタスクやプロジェクトなどのプレビューを、より詳細かつダイレクトに Slack のチャンネルや DM で表示できるようになります。これによりユーザーは担当者や締切、プロジェクトといった重要情報をひと目で確認でき、ツールを切り替える必要がなくなります。コメント、完了処理、割り当てなどをプレビューから直接行えることで、アクションがスピードアップ。Asana 内と同様に説明文やカスタムフィールドを確認できるため、情報を完全に把握できます。操作には Asana の権限が反映されるため、許可された内容のみが表示されます。

ワークオブジェクトによる Asana との連携を示す、Slack のユーザーインターフェイスのイメージ

Asana のタスクやプロジェクトを Slack のチャンネルや DM から確認できるため、ツールの切り替えが不要に。

HighSpot との新しいインテグレーションで、営業チームの生産性をアップ

Highspot for Slack のインテグレーションでは、検索能力の向上やコンテンツ情報の充実によって、コネクテッドなエクスペリエンスを実現。ユーザーは、よりスピーディーかつスマートに仕事を進められるようになります。HighSpot のアイテムや Spot、プレゼン資料について、コンテンツの種類や最終更新日時をメインのスレッド内で表示。プレビューをクリックすると、さらなるデータや会話を Slack 内で直接確認できます。HighSpot コンテンツのインタラクションと Slack 内の会話をあわせて表示して、各アイテムの閲覧数、共有数、ブックマーク数、ダウンロード数を確認できます。

「市場開拓を目指すチームが、よりスマートに働き、より大きな成果を挙げられるよう支援することが当社のミッションの中核です。それには、チームが仕事をするその場所で、インサイトや直感的な体験、最も必要とされるガイダンスを提供することが重要です。だからこそ、私たちは Slack のワークオブジェクトのリリースパートナーとして、より充実した Slack のインテグレーションを提供できることをうれしく思います。これにより、お客さまはどこからでも当社独自のインサイトにアクセスして、アクションを起こせるようになるでしょう」

HighspotSVP of Product Management & DesignTony Lew 氏

 

ワークオブジェクトによる HighSpot との連携を示す、Slack ユーザーインターフェイスのイメージ

閲覧数、共有数、ブックマーク数、ダウンロード数などを含め、HighSpot コンテンツのインタラクションを Slack 内で確認できます。

 

PagerDuty との新しいインテグレーションで、インシデント管理を効率化

PagerDuty とのインテグレーション強化により、メタデータを利用したリッチプレビューと、背景情報やインサイトをリアルタイムで確認できるサイドパネルを実現。インシデント管理を Slack に直接組み込めます。ユーザー認証を通じて安全にコンテンツが表示されることで、機密性の高いインシデントデータを保護。インシデント対応を Slack 内に一元化することで、チームはよりスピーディーな対応や、より効果的な協力が可能になり、その結果、解決までにかかる時間が短縮され、システムの信頼性も高まります。

“When developers are in the middle of an incident, there’s no time to context switch or dig for answers. PagerDuty’s integration with Slack work objects delivers the full incident context and AI-powered guidance right where you’re already working — surfacing what matters, suggesting next steps, and letting you act instantly. It’s about unblocking your team, moving with confidence, and getting back to building — especially when the stakes are high and reliability and security are not negotiable.”

PagerDutySVP of EngineeringRukmini Reddy
Image of the Slack user interface showing the PagerDuty work objects integration

Slack でインシデント対応を一元化することで、より効果的にチームが連携して、スピーディーに解決を導けます。

 

仕事のハブとして、あらゆるアプリと会話をつなぐ

Slack のワークオブジェクトは、Slack 内でのアプリやデータの利用を変革します。Slack のあらゆる機能を深く連携させ、アプリケーション、データ、会話を 1 つのハブに集約して、頻繁なツールの切り替えにさよならしましょう。Slack 内で会話を進めながら各種アプリにアクセスできることで、集中を切らさず仕事を前に進められます。さらに、検索機能やエージェントにも、より詳細な情報が提供されることで、チームのスピードや成果の向上に大きな違いが生まれるでしょう。

現在、Salesforce、Tableau Next、Google ドライブ、OneDrive、Asana、PagerDuty、Box、Highspot のインテグレーションをご利用いただけます(一部は近日中にリリース)。アプリのインテグレーションはこれからも続々と追加される予定です。今後の更新にご期待ください。

Slack のワークオブジェクトについて詳細をチェックし、今すぐ利用を始めましょう。

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    うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。