風通しの良い職場とはどんな職場?その特徴やメリット・デメリット
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風通しの良い職場とはどんな職場?その特徴やメリット・デメリット

理想的な職場環境とされる風通しの良い職場とは、どのような職場なのでしょうか。風通しの良い職場のメリット・デメリットのほか、そうした環境を作る方法について解説します。

Slack チーム一同作成2022年10月9日

理想的な職場環境や働きやすさを語る時によく使われるのが、「風通しの良い職場」という言葉です。そもそも風通しの良い職場とは、具体的にどのような職場のことを指すのでしょうか。また、風通しの良い職場と聞くとメリットが多いように感じられますが、デメリットはないのでしょうか。

この記事では、風通しの良い職場のメリット・デメリットのほか、風通しの良い職場を作る方法などについて解説します。

風通しの良い職場の特徴

一口に風通しの良い職場といっても、思い浮かべるイメージは人によって異なるかもしれません。

風通しが良いとは、具体的にどのような状態を指すのでしょうか。まずは、風通しの良い職場に共通する特徴について確認しておきましょう。

社内や部署内のコミュニケーションが活発

社内や部署内のコミュニケーションの活発さは、職場の風通しの良さを表す大きな特徴です。役職や立場、部署が違ったとしてもお互いに垣根がなく、誰もがコミュニケーションをとりやすい雰囲気があります。

また、仕事上の相談や困り事も気軽に話せるので、社員同士の交流も自然と深まります。活発なコミュニケーションによって職場全体が明るさと活気に満ち、気持ち良く仕事に取り組めるでしょう。

誰もが意見を言いやすい環境

風通しの良い職場では、コミュニケーションと同様に、意見交換も活発に行われる傾向があります。普段からコミュニケーションがとりやすい環境なので、自分の意見や提案を述べるのに遠慮する必要がないのです。良いアイデアはどんどん採用される企業風土もあるため、イノベーションも起こりやすくなります。現場からの意見を上司が押さえつけるようなこともありません。

オープンで活発な意見交換によって、さらにコミュニケーションが活性化するという、好循環が生まれます。

同僚同士や上司と部下の人間関係が良好

社内の人間関係が良好であることも、風通しの良い職場に共通した特徴です。風通しの良い職場では、同僚同士はもちろんのこと、上司と部下、先輩と後輩の関係も良い意味でフラットです。それによって迅速かつ正確な情報共有が可能になり、業務上の連携やフォローなどもスムーズに進みます。

また、職場の人間関係は、従業員のストレス状態に大きな影響を与えます。人間関係が良好な職場なら、従業員もストレスなく仕事に全力投球できるでしょう。

企業の方針やルールが明確

風通しの良い職場には、ローカルルールや暗黙の了解のような不透明な決まり事がありません。企業の方針やルールが、誰が見てもわかるように明確に定められているため、従業員は何をすべきか・何をしてはいけないかを正しく判断できます。

理不尽なルールで従業員を縛ったり叱責したりすると、企業に対する不信感やモチベーションの低下を招く要因になります。企業の方針を明確に打ち出すことは、社内の意識を統一し、商品やサービスのクオリティを一定以上に保つ効果も期待できるでしょう。

風通しが良い職場のメリット

風通しが良い職場には、どのようなメリットがあるのでしょうか。職場の風通しが良くなると、企業や従業員にとって、主に下記のようなメリットがあると考えられます。

意見交換が活発になる

風通しの良い職場はコミュニケーションが活性化するため、オープンな議論や活発な意見交換が行われやすくなります。新しい視点からのアイデアが、課題解決のための思いがけないヒントになることも珍しくはありません。

たとえ意見の方向性に誤りがあったとしても、上司からのアドバイスやフィードバックを受けやすい環境なので、早い段階での修正が可能です。

業務効率化がしやすい

従業員同士が普段から活発なコミュニケーションをとっていると、伝達の漏れや連絡ミスがなくなり、業務がスムーズに回ります。

業務において、不明点があってもすぐに周りに確認できるので、「仕事の進め方がわからない」「進捗状況を把握できない」ということも起こりにくくなるでしょう。

また、企業のビジョンが明確で、それを従業員がしっかりと共有しているため、適切な役割分担や効果的な連携が可能になります。その結果として業務効率化が進み、生産性の向上につながります。

離職率が低い

離職の原因として多く挙げられるのが、職場の人間関係です。逆にいえば、人間関係が良好な職場は、企業に対する信頼や愛着を示す従業員エンゲージメントが高い状態だといえます。

誰もが遠慮なく自分の意見を言える職場環境なら、悩みや不満も解決しやすく、優秀な人材が突然辞めてしまうような事態を避けることができるでしょう。職場の風通しを良くすることで、離職率の低下にもつながると考えられます。

トラブルに迅速に対応できる

風通しが良い職場では、社内の情報共有がスムーズに行われています。ミスやトラブルも早い段階で報告されるため、迅速かつ適切な対応が可能になります。

ミスやトラブルは、初期段階の対応を誤ると大きな問題に発展してしまう可能性もあります。日頃から活発なコミュニケーションが行われている職場では、万が一トラブルが起こった場合にも、被害を最小限に食い止めることができるでしょう。また、情報共有によって隠れたトラブルの芽を察知し、未然に防ぐための行動もとれるようになります。

風通しが良い職場のデメリット

風通しの良い職場には、多くのメリットがありますが、デメリットがまったくないというわけではありません。場合によっては、下記のようなデメリットが生じる可能性があることも知っておきましょう。

従業員の性格によってはストレスを感じてしまうこともある

活発なコミュニケーションは、風通しの良い職場におけるメリットのひとつですが、従業員の中には人付き合いが苦手なタイプもいるかもしれません。そのような従業員にとっては、オープンに意見を言い合える環境がかえってプレッシャーとなり、ストレスを感じる状況になってしまう可能性もあります。

人の性格はそれぞれであり、コミュニケーションにも得手不得手があります。さまざまなタイプの従業員がいることを心にとめ、コミュニケーションを強要するようなことはあってはなりません。

緊張感がなくなる

風通しが良いといわれる職場では、上司と部下、先輩と後輩の距離が近くなりすぎて、緊張感が失われてしまうケースがあります。

忌憚なく意見を言い合える関係を友達感覚のように勘違いしてしまい、仕事に取り組む姿勢までもがルーズになってしまっては本末転倒です。また、緊張感の欠如によって、約束や期日を守れなかったり、ミスを軽く考えるようになったりする可能性も考えられます。

その結果、取引先に迷惑をかけることになっては、企業の信用にも関わる問題に発展してしまうおそれもあるでしょう。

人間関係にメリハリがなくなる

職場における緊張感の欠如は、仕事に対するメリハリを低下させます。上下関係がフラットになるのは良いことですが、職場のチームはプライベートの仲良しグループとはまったく違う性質のものです。それを理解せずに雑談ばかりしていては、業務効率がアップするどころか、むしろ生産性が落ちてしまうでしょう。

あくまでも仕事をベースとした人間関係であることを意識し、そのうえで業務を円滑に進めるためのコミュニケーションを心掛けることが大切です。

風通しの良い職場を作るには?

ここからは、風通しの良い職場を作るための具体的な方法をご紹介します。本当の意味で風通しの良い職場を作るには、従業員一人ひとりの環境や状況に配慮することが大切です。自社に合った方法で、職場環境の改善を目指しましょう。

フリーアドレス制を導入する

フリーアドレス制とは、従業員の固定席を廃止して、空いている席から自由に選んで仕事をする仕組みのことです。企業によって、毎日違う席に座るケースもあれば、数ヵ月のスパンで定期的に席替えを行う場合もあります。

フリーアドレスの導入によって、違う部署やチームの人とのコミュニケーションの機会が自然と増え、人間関係の固定化を防ぐことができます。

社内アンケートを実施する

企業が考える風通しの良い職場と、従業員が理想とする働きやすい職場には、イメージにギャップがあるかもしれません。そのずれを把握し、改善に結びつけていくためには、社内アンケートの実施も有効です。

従業員が企業の雰囲気をどう捉えているか・現状にどの程度満足、または不満を感じているかなどをアンケートで明確にし、風通しの良い職場づくりに活かしましょう。アンケートの結果は、必ず社内にフィードバックすることも大切です。

 Slack なら、投票アプリを連携させることで簡単に社内アンケートを実施できるため、風通しの良い職場環境づくりに役立てることができます。

積極的で質の高いコミュニケーションを心掛ける

コミュニケーションを活性化させるには、ただダラダラと会話を続ければ良いというわけではなく、コミュニケーションの質を高めることが重要です。

コミュニケーションの基本となるのが日々の挨拶。良好な人間関係を構築するために、立場に関係なく、従業員同士の積極的な挨拶を促しましょう。簡単なことではありますが、意外とできていないことが多いものです。

雑談しやすい環境を作る

仕事中に雑談ばかりしていてはいけませんが、業務上の会話しか交わさない職場では風通しが良いとはいえません。

オン・オフの使い分けを意識しながら、従業員同士がちょっとした雑談をしやすい環境を作りましょう。休憩や食事に利用できるカフェスペースなどを設けるのもひとつの方法です。

サンクスメッセージを導入する

サンクスメッセージとは、一緒に働く仲間に対して、日々の中で感じた感謝の気持ちを伝える制度のことです。サンクスメッセージを送り合うことで、他の従業員の様子に関心を持つようになり、業務上の連携や協力もしやすくなるでしょう。

メンター制度を導入する

メンター制度とは、主に新入社員に対して、先輩社員が仕事のアドバイスをしたり相談にのったりする制度です。

不安や緊張感を抱きやすい新入社員にとって、何でも相談できる先輩の存在は心強いもの。メンター制度の導入によって、新入社員の早期離職を防ぐ狙いもあります。

社内報を発行する

企業の規模が大きくなるほど、経営陣と現場社員、もしくは部署間の心理的な距離は遠くなりがちです。企業のビジョンや経営陣の考えを社内報などで発信することで、経営陣と現場の距離をぐっと縮めることができるでしょう。

社内イベントを実施する

コミュニケーションを活性化させるには、社内イベントの実施も効果的です。イベントへの参加を強制するのではなく、従業員に、「楽しそう」「参加してみたい」と思わせるような企画を工夫することが大切です。

1 on 1 ミーティングを実施する

1 on 1 ミーティングとは、上司と部下が定期的に 1 対 1 で行う 30 分程度の短いミーティングのことです。 1 対 1 で話すことにより相互理解が深まり、コミュニケーションの促進に役立ちます。

オープンにしにくい不安や悩み、要望なども、 1 on 1 ミーティングの場であれば、話しやすくなるでしょう。

ジョブローテーション制度や社内留学制度を設ける

ジョブローテーションや社内留学で多様な業務経験を積むと、それまでわからなかった部署ごとの仕事内容や事情に気づけるようになります。また、そうした制度を利用してさまざまなスキルを身に付ける中で、自分の強みや弱み、得意分野などを知るきっかけになるかもしれません。部署や部門の垣根を越えて、コミュニケーションの幅も広がります。

コミュニケーションツールを活用する

質の高いコミュニケーションで職場の風通しを良くするには、コミュニケーションツールの導入も効果的です。

例えば、ビジネスコミュニケーションツールとして知られている Slack は、チャットや1 対 1 でのメッセージのやりとり、ハドルミーティング、ビデオ会議など、幅広い方法によるコミュニケーションが可能です。

リモートワーク(テレワーク)などで従業員同士が直接顔を合わせる機会が減少しても、ツールを活用すれば問題なくコミュニケーションをとれるでしょう。

風通しの良い職場は従業員のモチベーションアップにつながる

風通しの良い職場は、従業員のモチベーションやエンゲージメントの向上を促し、業務効率化や離職率低減などにつながります。ただし、職場の風通しを良くしようとして自社や従業員の状況に合わない施策を進めると、逆効果となってデメリットにつながってしまう可能性もあります。

また、リモートワークが主体で社内イベントの開催が難しいなど、職場環境によっては現実的ではない施策もあるでしょう。そのような場合にも活用しやすいのが、 Slack をはじめとしたコミュニケーションツールです。

どこからでも手軽に利用できるコミュニケーションツールなら、リモートワークや外出中、対面でのコミュニケーションが苦手な人でも安心してやりとりができます。自社に合った方法を検討しながら、風通しが良く働きやすい職場へと改善を進めていきましょう。

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了解です!

ご意見ありがとうございました!

うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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