アメリカのインフレ率が過去 40 年間で最高となり、日本でも 20 年ぶりの円安水準を記録するなか、金融市場の見通しは不透明さを増しています。こうした状況で金融機関やアドバイザーの存在感はますます大きくなり、消費者も将来に備えて専門家の助けを求めるようになりました。
加えて、消費者や従業員に対して柔軟でデジタル化された体験を用意することは、今日のビジネスに当たり前に期待される要素です。調査では 65% の消費者が、コロナ禍で企業のさまざまなサービスがデジタル化されることをより期待するようになったと回答しています。つまり今こそ、顧客と新たな方法で信頼関係を築く絶好のチャンスです。ところが金融機関の多くは、効果的なテクノロジーをあまり導入できていません。
金融市場を取り巻く今の状況を考えると、アドバイザーには顧客満足を安全かつ速やかに高める革新的なツールが必要です。実際、Digital HQ を導入した企業ではそれを実現しています。Digital HQ とは、仕事に必要なツールや人、顧客、パートナーを 1 か所のコラボレーションプラットフォームでつなぐデジタル上の拠点です。
65%
企業のさまざまなサービスがデジタル化されることをより期待するようになったと回答した消費者の割合
金融市場を取り巻く今の状況を考えると、アドバイザーには顧客満足を安全かつ速やかに高める革新的なツールが必要です。
金融機関が成功するためには、現在だけでなく次世代の顧客の要望に対応できるテクノロジーによって、アドバイザーが仕事をスムーズに進められるようにしなければなりません。Digital HQ を導入すると、コミュニケーションがサイロ化せず、目的やプロジェクト、プロセスを軸にチームをまとめられるため、日々のプロセスやシステム活用を効率よく進められるようになります。結果的に、金融アドバイザーは貴重な時間を節約でき、顧客対応に専念できるようになるのです。
金融機関が Digital HQ を導入すると、売上の増加、利益の拡大、そして従業員の定着率アップが期待できます。その理由は、規制基準に準拠しつつも効率的なコラボレーションが実現するからです。実際に、デジタルな方法で成果を挙げる銀行や資産管理企業は、Slack を使ってビジネスプロセスを加速させるだけでなく、顧客や従業員を中心に考えるようになっています。なぜ Slack ならそれが可能なのでしょうか?その理由を 3 点お伝えします。
エンタープライズグレードのセキュリティとコンプライアンスを大規模に確保
金融アドバイザーは顧客の利益を最大化することを念頭に置く一方で、セキュリティとコンプライアンスを何よりも重視しなければなりません。エンタープライズグレードのツールである Slack を使うと、コンピューター、タブレット、スマホなどデバイスを問わず安全に仕事を進められます。この柔軟性によって、米国金融業規制機構(FINRA)などの市場規制機関が求める要件を満たしつつコラボレーションを進めるのも簡単です。
あらゆる規制・要件に完全対応する Slack Enterprise Grid なら、コンプライアンスを全社規模で徹底できるほか、アクセス権をカスタマイズして、特定のチャンネルを参照できる従業員を制限できます。さらに、検出可能性ツール(データ損失防止、セキュリティ情報とイベント管理、eDiscovery など)と Slack Enterprise Key Management の連携も可能です。これらの手厚いセキュリティにより、多くの金融機関や政府、医療機関が Slack で仕事の進め方を変革しています。
業務の効率化により、従業員定着率と顧客の信頼が向上
金融アドバイザーは業務が分散した状態で進むことに悩まされています。金融機関が自社ならではの強みを見つけるうえでまず行いたいのは、その状態を改善することです。Slack で業務プロセスを合理化すると、リクエストへの対応スピードが上がるうえ処理がスムーズに進みます。つまり、金融アドバイザーは顧客によりよいサービスを提供できるのです。また Slack を Digital HQ として従業員やチームがよりシンプルに、より快適に、より有意義に仕事を進められる環境は、人材を惹きつけて定着させる基盤となります。実際、優れたコラボレーションアプリが、優秀な人材やコミュニティの定着につながると回答した企業は 86% にも上ります。
Slack を自社の Digital HQ とすれば、あらゆる情報を集約して検索できるだけでなく、金融アドバイザーに対して情報をすぐさまプッシュすることも可能です。それにより、アドバイザーは顧客のために質の高い意思決定ができるようになります。さらに社内の過去データを参照したり、他部門のエキスパートの力を求めたりするのも簡単です。アドバイザーは顧客に合わせたサービスを提供することで、資産を健全に保つ戦略的パートナーとして信頼されるようになります。
例えば顧客から、リスクの高い銘柄を ESG 関連の投資商品に変更したいと相談されたとしましょう。この場合、金融アドバイザーは Slack の専用チャンネルで社内チームとやり取りしてさまざまな商品の情報を集めることで、顧客に最適な提案ができます。Slack 独自の機能によって業務が効果的に進むため、アドバイザーは有効なソリューションをすぐに見つけられるというわけです。長々と続くメールや会話のサイロ化に悩まされる必要はありません。さらに調査によると、Slack を使うことで会議が 36% 減り、仕事のスピードが 35% 上がることがわかりました。
自動化、透明性、柔軟性でさらなる価値を創出
Slack には、金融機関やアドバイザーに役立つ時短機能があります。その 1 つが、技術的なスキルに関係なく、誰でも時間のかかるビジネスプロセスをシンプルにできるローコードやノーコードのワークフローです。ワークフローを活用すれば、情報を素早く手に入れて必要な人に共有し、ビジネスシステムにも保存できるため、チャンネルでのコラボレーションが加速します。また繰り返し行う定型タスクも自動化できるため、アドバイザーは顧客対応に専念できるようになります。
これまでは、顧客からの要望や会話の多くがメールやショートメッセージなどに分散して埋もれていました。受信トレイは情報であふれ、さらに仕事は部門ごとにサイロ化した状態でした。Slack の安全なチャンネルを使えば、会話や情報を 1 か所で速やかにアーカイブでき、情報が常に見える化&検索可能な状態になるため、人的ミスの削減につながります。
さらにカスタマーサービスの改善にも効果的です。顧客からリクエストが来ると、メンバーはすぐさまチャンネルに集結して対応し、最適な解決策を提案することができます。これにより問題を速やかに解決できるため、顧客の待ち時間は減り、チームは節約できた時間で新規顧客の獲得や既存顧客との関係強化に専念できるでしょう。
安全な Digital HQ で仕事を進めましょう
Slack を自社の Digital HQ にすれば、金融アドバイザー、チーム、ツールをすべて安全な場所に集約できるだけでなく、コンプライアンスも徹底できます。使いやすく、楽しいコミュニケーションプラットフォームがあれば、金融アドバイザーは自社のあらゆるリソースをフル活用して、顧客に世界最高水準のサービスを提供できるようになるでしょう。Slack なら、仕事の進め方を変革でき、その結果顧客に対するサービスの質が上がります。Slack で自社のビジネスがどう変わるのか、無料デモでぜひ体験してください。