Box について
11 万 5,000 社の企業が、重要な仕事でのコラボレーションに Box を活用
Box は「インテリジェントコンテンツ管理」分野をリードする企業です。同社は、組織によるコラボレーションの推進、コンテンツライフサイクルの管理、重要コンテンツの保護、そしてエンタープライズ AI を使った業務フローの変革をサポート。全世界で 11 万 5,000 以上の顧客企業に向けて、部署、パートナー、プラットフォームを横断したコラボレーションの強化を支援しています。

「すべてを 1 か所で把握できる環境は、CIO にとって理想的です。切り替えの手間がなく、ストレスが減り、集中力が高まります。業務の 75~80% を Slack 内で完結できれば、会社全体の生産性が飛躍的に上がるでしょう」
課題
複雑化する営業活動が、円滑な業務のさまたげに
SaaS を手がける企業として、成長を続け、変化の激しい市場で競争力を保つために、Box は顧客との関係を強化し、市場開拓チームの業務を円滑にする必要があります。しかし、多数のツールや長い案件サイクル、高い期待値などが複雑にからまり合うことで、社内に摩擦が生じ、スピーディーな対応や、チームワークの維持、顧客への価値提供に困難が生じていました。
「現代の営業は 30 年前よりもずっと複雑になっています」と語るのは、Box で Chief Revenue Officer を務める Mark Wayland 氏です。「お客さま側も自分で情報を得られる時代になっており、売り込みのメッセージもあちこちから届く状態です。こうしたノイズをかいくぐって存在感を示すために、売り手は顧客との関係を強化し、いち早く他社との差別化を図らなければなりません」
Box には、チーム間で連携し、顧客との会話を前に進め、リスクにもチャンスにも迅速に対応するための新しい方法が必要でした。

「お客さまとの Slack コネクトチャンネルを開設すれば、案件サイクルが一変します。もうメールに縛られることはありません。文脈を把握しながら見やすい形でリアルタイムで会話ができます」
Box による Slack の活用方法
Slack で会議を減らし、ワークフローを自動化して、年間 500 万ドルを節約
Box にとって Slack は「オペレーティングシステム」です。案件ごとに専用の Slack チャンネルを用意し、顧客や見込み客との間に共有の Slack コネクトチャンネルを開設することで、メールのようなタイムラグなしで、営業の推進力を保てます。
「Slack コネクトチャンネルを使えば、お客さまと質の高いコミュニケーションができます」と Wayland 氏。「スパムに悩まされることも、メールを見失うこともありません。途切れることなく対話できるのです」
社内外でスマートなワークスペースを実現
社内では、営業担当者は他の部署との連携に、マネージャーは直属の部下との 1 対 1 の対話に、Slack チャンネルを用いています。こうすることで、チャンネルにナレッジが日々積み重ねられていきます。
「営業畑の出身である私は、営業チームを率いる際、プロセス内に生じる摩擦を和らげようと努めてきました」と語るのは、SVP 兼 Global CIO の Ravi Malick 氏です。「Slack はそれを営業のライフサイクル全体で実現できるのです」
Salesforce と Box を Slack に連携させることで、チームはファイルへのアクセス、商談の管理、レコードの更新を 1 か所で行えます。「営業担当者は、ほかのチームと連携しながら、 Slack 上で直接 Salesforce を更新できるので、データが正確に保たれます」と Wayland 氏は話します。
Slack の内部価値指標によると、Box は会議時間の削減、自動化の推進、顧客とのリアルタイムのコミュニケーションにより、年間で 500 万ドルの節約が可能だと推定されています。
600 以上の組織をつなぐエコシステム
Box は、自社のエコシステム全体に Slack コネクトを導入。現在、600 を超える社外の組織と、共有チャンネルで連携しています。市場開拓における Okta との提携から、Slack のエンジニアチームとの Slack インテグレーションの共同開発まで、Slack コネクトチャンネルによって、会社の枠を越えた迅速かつ安全で質の高いワークフローを実現。ベンダーのスケジュールが明確になり、サポートが迅速になって、関係がさらに強化されています。
未来を見据えた、相互運用性に優れた設計
このようなワークスペースの緊密な連携には、大局的な思想が反映されています。「Slack でとくに優れているのは、その相互運用性です」と Wayland 氏は話します。「あらゆるものと連携できます。エージェント時代を迎える今、その柔軟性は大きな強みです」
Box はすでに共通の顧客企業との協業を進め、AI エージェントの社内ユースケースの展開を始めています。Slack、Salesforce、Box のエージェントが連携して、構造化 / 非構造化データの両方からのインサイト抽出などにより、アカウントプランニングや顧客調査のワークフローを支援できるようになる予定です。
「私たちは Agentforce に注力しています」と Wayland 氏は語ります。「たとえば 20 年来のお客さまとの関係を引き継げと言われたら、主な経営幹部、利用の履歴、契約条項、未解決の問題などについての情報を、Slack や Salesforce、Box から探し回らなければならないでしょう。AI エージェントがいれば、そうした背景情報もすぐに抽出してもらえます」

「Agentforce は、複数のシステムを横断してワークフローをつなぐことができます。Slack 上で質問すれば、エージェントが Box や Salesforce からの情報をもとに回答してくれます。これこそが私たちが 11 万 5,000 社のお客さまに提供したい体験なのです」
今後の展望
Box はスマートな働きかたを全社に拡大
Box は Agentforce の利用を営業部門全体に広げ、インテリジェントなエージェントにより、アカウントプランニングや案件評価、顧客調査などのワークフローを効率化する計画です。Slack と Salesforce のエージェントが構造化データからインサイトを抽出し、Box のエージェントがドキュメントや非構造化データから情報を引き出します。これらを組み合わせることで、顧客ごとに一元化された質の高い背景情報が得られるようになります。
Box は AI エージェントを、人間のように複数のシステムを横断して自然に仕事をこなす存在だととらえています。ただし、情報を探し、共有するスピードは桁違いです。「Slack で『この情報が載ってるドキュメントはある?』と尋ねれば、同僚の誰かが探し出してリンクを送ってくれるでしょう」と CEO の Aaron Levie 氏は話します。「Slack の AI エージェントなら、これを 100 倍の速さで行えます。対象のデータがどんな種類でも、どんな規模でも、人手をわずらわせることなく見つけ出してくれます」
Box は営業以外にも、研修、コーチング、顧客の引き継ぎなどのフローでの AI エージェントの活用も検討しています。IT チームでも Slack 内で自然言語のクエリを用いて、脆弱性や平均復旧時間などの業務指標にすばやくアクセスできるようにすることで、遅延の解消や、手動でのレポート作成の手間の削減が見込まれています。
Box において、Slack はチーム、ツール、インテリジェンスをつなぐ役割を担っています。「Slack さえあれば、必要がなくなるツールはたくさんあるでしょう」と Wayland 氏は言います。「AI エージェントが互いに、または人間と、シームレスに協働できる、オープンで相互運用性に優れたプラットフォームにこそ未来があります。このような連携が、企業の生産性の新たな時代を決定づけていくでしょう」












