今回最優秀 Slack チャンピオン賞に輝いたのは、Etsy で Senior Engineering Manager for Internal IT を務める Sara Hopper 氏です。Etsy の顧客体験組織を拡大し、従業員が Slack Enterprise Grid の価値を活用できるようサポートした点が評価されました。
Etsy は、ビンテージ作品から丁寧な手作りアイテムまで幅広い商品を取り扱うグローバルマーケットプレイスです。同社では 2016 年から Slack を活用し、メール数を 45%、会議数を 21% 減らすことに成功しました。これはチャンネルベースの安全なメッセージプラットフォームに、あらゆるトピック、プロジェクト、チームをまとめて 1 か所で確認できる環境を構築したおかげです。同社の Digital HQ（会社を動かすデジタル中枢） では、毎週約 4,000 人のアクティブユーザーが毎日 15 万件を超えるメッセージを送信し、2,500 個以上のアプリを使って仕事を進めています。
Slack が Etsy の運営に欠かせない存在となったのは、2020 年 4 月上旬のことでした。コロナ禍でアメリカの CDC（疾病予防管理センター）が感染防止のため口と鼻を布で覆うよう要請した数日後、Etsy では 6 万人の出品者がマスクを提供できるようにしたところ、4 月末までの販売数が 1,200 万枚に上りました。
そこで Hopper 氏は Etsy の顧客体験（CE）組織を拡大して需要に対応するため、Slack Enterprise Grid の導入を提案。Etsy の外部委託パートナーのスタッフを別のワークスペースにまとめることで、より機敏な対応を可能にすることが狙いでした。導入後、スタッフの研修は Slack 上で安全かつスムーズに進み、その後 CE 関連の問い合わせが殺到しても対応できるようになりました。
Hopper 氏は Slack に 1,352 人の同僚を招待しただけでなく、実際に自らも次のように活用しています。
- これまで使った絵文字リアクションの数 : 1,856 個
- メンションされた回数 : 3,057 回
- Slack のワークフロービルダーで 7 個の自動ワークフローを作成してタスクを合理化
- 2 週間平均で、73 の Slack チャンネルで 1,110 件のメッセージを送信して仕事を推進
「Slack は Etsy の中心的なコミュニケーションチャンネルです。Slack があるからこそ、オフィス勤務でもリモートワークでも全員つながることができます。メンバーにとっては、Slack は技術的なサポートを最速で受けるための方法です。さらにカスタムワークフローとインテグレーションも活用し、Slack で日々の運営を最適化しています」
Etsy の CE 組織で慕われている Hopper 氏は、現場でも積極的に仕事に取り組んでいます。そんな同氏のリーダーシップと取り組みが同僚を触発したからこそ、コロナ禍で市場の需要に応えられただけでなく、Slack を自社の Digital HQ として積極的に活用し、仕事をより効率的に進められるようになりました。
