仕事上の会話は、あまり理路整然としたものではありません。Slack を使っていると、ある場所で話題になったことを、ほかの場所でも共有する必要が生じることがよくあるでしょう。あるプロジェクトで生まれたアイデアは、別のプロジェクトでも有効かもしれません。小さなチームからもたらされるフィードバックが、より多くの人に利益をもたらす可能性もあります。要するに、メッセージは時に複数のチャンネルで見てもらう必要があるということです。
現在でも、Slack ではメッセージメニューからメッセージを共有し、必要ならそれに説明を加えることができるという素晴らしい機能があります。しかし、多くのチャンネルからメッセージを 1 か所に集めたい場合に、それをワンクリックで行える方法はこれまでありませんでした。
その解決策がこちら、リアク字チャンネラーです。有用なツールですが、ふざけた名前だと思われるかもしれませんね。これは、あるチャンネル(または複数のチャンネル)から別のチャンネルにメッセージをすばやくコピーするためのものです。当社のチーム用に作ったのですが、とても便利でしたので、ほかの人にも使ってもらえるようにしました。
仕組みはシンプルです。インストールしたら、ある絵文字を選択し、チャンネルを指定します。パブリックチャンネルのメッセージで、メンバーがリアクションとしてその絵文字(または、Slack がなんとか定着させようとしている「リアク字」)を追加すると、そのメッセージがあなたの指定したチャンネルへ即座にプッシュされます。
もう少しだけお付き合いください。これは、例を挙げて説明した方がわかりやすいと思います。
記録に語らせる
Slack のプラットフォームチームでは、さまざまなアプリやパートナーについて、各チャンネルでオープンな議論が行われています。これにより、すべての会話が整理されています。ただ以前は、すべてのチャンネルにまたがって行われている重要な決定を全員が認識できるようにするのは困難なことでした。それが今では、最終的な決定がなされるたびに、小槌のリアク字でマークされます。このカスタム絵文字の使用目的は全員が合意済みです。
小槌のリアク字が付いたものはすべて、記録システムとして機能する #platform-decisions チャンネルに保存されます。さらに詳しい情報が必要な場合は、メッセージをクリックすると、過去に遡って元の会話を見ることができます。簡単ですね!
必要なニュースをすべて 1 か所に
重要なメッセージがあちこちのチャンネルに散らばっていることがあるでしょう。例えば、#announcements チャンネルに休暇中のオフィス閉鎖のメッセージがあり、#learning-development に新しい研修の情報が投稿されている、という具合です。#things-to-know チャンネルを作成することで、社内全体から重要なメッセージを収集し、顕在化させることができるようになりました。
このように、新聞の絵文字(または会社ロゴをアレンジしたもの)などを使って、ニュース性のあるものを 1 か所に集めることをおすすめします。
楽しいひと時を祝おう(カモン!)
リアク字チャンネラーには、クリエイティブな使い方が数え切れないほどあります。最悪で最高のジョークやダジャレをすべて #airhorn チャンネルに集めたり、:tada: リアク字のついたすべてのメッセージを #happy-times チャンネルに集めたりしてみてください。よいニュースや成功のお祝いなどで一杯になるでしょう。もしかしたら、オフィスのどこにケーキがあるのかを誰かが教えてくれるかもしれませんよ。
リアク字チャンネラーの使用
リアク字チャンネラーでは、カスタム絵文字が最も効果的に機能することがわかっています。:thumbs_up: のような一般的な絵文字を選ぶと、情報を集約するどころか、無関係なメッセージの寄せ集めになる可能性があります。そこで、私たちのお気に入りのカスタム絵文字をいくつかパックにして、皆さんのチームで試していただけるようにしました。
これらはほんの一例です。当社でこのアプリを使って、意図どおりのワークフローをどのように作っているかについては、別の投稿でさらに詳しく説明したいと思います。いずれにせよ、リアク字チャンネラーは試してみる価値があります。今すぐインストール、またはチームのためにリクエストしてみましょう。
リアク字チャンネラーのクールな使い方、クリエイティブな使い方、あるいは一風変わった使い方を思いつきましたか?Twitter @SlackHQ で教えてください。