演壇で開幕を発表している人
変革

Digital HQ をレベルアップする新たな Slack プラットフォームが登場

誰でも Slack 上でチーム・パートナー・顧客・ツール間の連携をカスタマイズできる新機能

Slack チーム一同作成2021年11月16日イラスト: Giacomo Bagnara 氏

企業、組織、個人の働き方は、この 20 か月で過去に例を見ないほど変わりました。組織のオフィス再開戦略が対面式であっても、完全リモート体制であっても、あるいはハイブリッドであっても、働き方の基盤は物理的な職場からデジタルに変わりつつあります。

Slack が Salesforce と連携して力を入れているのは、そうした Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)を構築できる製品の開発です。それにより、企業の皆さまがこの新たなデジタルファーストな働き方の時代で成功できるようサポートします。それは従来の仕事の進め方をそのままバーチャル空間に移すという意味ではありません。働き方を根本的に作り直すということです。

私たちは本日、年に一度のユーザーカンファレンス Slack Frontiers にて、Slack プラットフォームを基礎から作り直したことを発表します。これにより、開発者以外の人も含めたすべてのユーザーの皆さまが Slack を Digital HQ として、よりシンプルに、より快適に、より有意義に仕事を進められるようになります。さらに、Slack プラットフォームのメリットを皆さまの顧客や社外パートナーにも広げる Slack コネクトのアップデートについてもお伝えします。

 

 

企業の運営方法がそれぞれ異なるように、Digital HQ もそれぞれ異なります。組織に必要なのは独自のビジネスニーズに基づいてソリューションを仕立てられる機能であり、Slack の使命はそれを実現することです。実際、すでに多くの企業がワークフロービルダーを活用してきました。例えば Noom では、従業員研修の定型タスクを自動化して新規採用者に必要な資料を事前に提供することで、研修時間を短縮しつつも 100% の新規採用者エンゲージメントを達成しています。

しかし今回、Slack ではさらに効果的な方法を用意しました。それは営業担当者や管理者、マーケティング担当者などのビジネスユーザーから経験豊富なエンジニアまで、誰でも各自の Slack 体験をカスタマイズできるだけでなく、働き方の変化に合わせて Digital HQ を調整できる機能です。

Digital HQ をカスタマイズして業務を難なく自動化

アプリでの休暇申請と承認を示すアニメーション GIF
*新着情報 : 強力なワークフローを作成できる再利用可能な機能ブロック。日常タスクをより柔軟に自動化。

まずは一般ユーザーに目を向けましょう。どの組織にも、問題解決や業務改善に意欲的なシチズンデベロッパーと呼ばれるメンバーがいます。しかし彼らが必要な時にすぐ開発者や IT サポートとやり取りできるとは限りません。私たちが一から作り直したワークフロービルダーを使えば、シチズンデベロッパーやそのチームの仕事をコーディングなしに自動化することが可能です。ワークフロービルダーは新たな Slack プラットフォームのコア要素で、どんなユーザーでも既存アプリのパーツをドラッグ&ドロップしてワークフローを作成できる機能です。さらに働き方に合わせてカスタマイズも可能で、使い方のトレーニングは必要ありません。

すでに多くの皆さまがワークフローを愛用し、自動化の効果を実感しています。実際にワークフロービルダーをリリースして以来、40 万を超えるユーザーの皆さまがワークフローを作成してきました。さらに言うと、Digital HQ でワークフローを作成したユーザーの 80% は開発者ではありません。新しい Slack プラットフォームでは、承認対応や優先度の高い問題の解決、有給申請の承認など日常的なタスクをかつてないほど柔軟に自動化できるようになりました。それによって皆さまは戦略立案やクリエイティブなタスク、あるいはやりがいのあるプロジェクトなど本当に重要な仕事に専念できるようになるでしょう。

Slack に毎日使うツールをただちに連携

Slack Lucid でサインイン
まもなくリリース : Slack でサインインのリンク。Slack のアカウント情報を使ってほかのツールをシームレスに接続。

ユーザーの皆さまは日頃からさまざまなツールを行き来して仕事を進めており、Slack では毎日数百万ものリンクが共有されています。今後は使いたいアプリがある場合、Slack アカウントを使ってワンクリックですぐにサインインできるようになります。面倒で時間のかかるログインは必要ありません。

Slack 上での通知設定

まもなくリリース : Slack 上での通知設定。Slack ワークスペースに連携させたツールからの Slack 通知をさっと設定。

サードパーティーのツールについて、アプリをインストールせずとも自身やチャンネルに届く通知を設定できるようになります。ツールの連携がより素早く簡単になる一方で、セキュリティや管理はそのままです。これにより、Smartsheet にあるプロジェクトの締め切りから、MURAL ホワイトボード上の新しいアイデアの確認まで、チーム全体が最新状況を把握できるようになるでしょう。

質の高いアプリとワークフローを数分でリリース

*新着情報 : Slack ファーストなアプリの開発。開発者が Slack 上でアプリのデータをホスト・管理。

開発者がアプリを構築、コーディング、リリースするには数週間、時には数か月かかります。Slack コミュニティでは 100 万を超える開発者が 935,000 以上のカスタムアプリとインテグレーションを構築してきました。まもなく、開発者向けプライベートベータ版ではツールセット・ホスティングサポート・データストレージにアクセスできるようになり、 Slack 上でのアプリのビルド・デプロイ・ホストが簡単かつ迅速になります。

開発者は、安全かつコンプライアンスに準拠した環境で、強力なアプリと自動化を数分で作成し提供できるようになる予定です。これを可能にするのが、Slack 用ワークフローのまったく新しい開発方法です。今後開発者は、再利用可能なワークフローの「ビルディングブロック」を作成できるようになります。これをほかの開発者や技術部門外のユーザーとも共有し、カスタムユースケース用にデプロイ・調整することも可能です。
Slack で通信するアプリ

*新着情報 : メタデータをメッセージで送信。開発者がほかのアプリやサービスで発生するイベントのワークフローをトリガーする機能を活用。

開発者は、アプリ間の通信に使われる非表示のメタデータをメッセージに添付できるようになります。つまりさまざまなソフトウェアツールやアプリが、人間のように Slack を通してお互いにやり取りできるというわけです。ピンときませんか?

では想像してみてください。Slack コネクトで 2 社がつながっている状況で、それぞれのカレンダーアプリがお互いに通信して会議の日時を設定してくれたらどうでしょうか?とても便利ですよね。顧客、パートナー、そして「ソフトウェア」が Slack でやり取りできれば、仕事の自動化が次のレベルへと上がります。

*今回紹介したツールを試したい場合は、開発者向けプライベートベータ版に参加してください。

 Steve Wood, VP of Product, Developer Platform, Slack

「Slack のユーザーは IT 部門に頼らなくても、あるいはコードを書かなくても、チームのためにワークフローを作成して自動化できるようになりました。それによって開発者がやりがいのある仕事に集中できるだけでなく、デプロイにかかる時間を数日から数分にまで短縮できたんです」

Slack VP of Product, Developer PlatformSteve Wood

Slack コネクトで顧客・パートナー・ベンダーとのコラボレーションが簡単に

Digital HQ を構築するうえで重要なのは、顧客やベンダーを含めた社内外のパートナーと、迅速かつ効果的に連携することです。だからこそ私たちは Slack コネクトを作り、受信トレイでサイロ化したコミュニケーションをチャンネルに移せるようにしました。今やチームは、組織の内外を問わず誰とでも安全に連携することができます。新幹線で出張する必要はありません。特に注目すべきは、Slack コネクトによって、ワークフローやアプリのインテグレーションによるメリットが皆さまのネットワーク全体に広がる点です。これにより、誰もがよりシンプルに、より快適に、より有意義に仕事を進められるようになります。

 

 

Slack コネクトは爆発的に成長してきました。エンドポイントの前年比成長率は 200% 以上です。つながっている Slack コネクトチャンネル内のそれぞれの組織が、1 つのエンドポイントを表しています。

今や ZendeskProcore をはじめ 10 万以上の組織が顧客や社外パートナーとの仕事を Slack で進めています。Stripe も Slack コネクトで大きな価値を実現した 1 社です。Stripe の営業チームでは、毎日 300 人以上のメンバーが Slack コネクトで見込み客とやり取りし、強いつながりを築いています。それによって信頼関係ができ、結果的には商談成立をスピードアップできました。

 James Dyett 氏, Stripe’s Head of Global Product Sales and Payments Optimization

「他社との関係や商談に勢いがある時は自然とわかるものですが、メールではなかなかつかめません。そのために以前は対面や電話で話したり、SMS を使ったりしていたんです。今は Slack コネクトですね」

StripeHead of Global Product Sales and Payments OptimizationJames Dyett 氏

私たちは Slack コネクトにパワフルな新機能を導入することで、皆さまが Digital HQ の構築やカスタマイズをさらに進められるようサポートしていく予定です。来年早々には、1 つのチャンネルで最大 250 の組織とコラボレーションできるようになります。また来年後半には、何千ものパートナーと大規模で複雑なプロジェクトを進められる安全な職場環境を Slack で設定できるようにもなります。

 

Dreamforce のように何百ものベンダーが参加する大規模イベントを計画している場合でも、何千ものベンダーが複数年にわたって関わる建設プロジェクトを管理する場合でも、誰もが仕事に必要なチャンネルやアプリ、メンバーにアクセスできようになる予定です。これによってチームのコラボレーションと柔軟性が飛躍的に高まるだけでなく、よりしっかり管理できる状態になるでしょう。

Slack と Salesforce で自社の Digital HQ を変革

Salesforce と連携した新たな Slack 機能を活用すれば、Slack チャンネルでのコラボレーションのスピードが上がるうえ、CRM データを軸に構築したワークフローを効率化することができます。今回紹介したイノベーションは、部門、顧客、パートナー間で迅速かつ柔軟なコラボレーションを実現するものです。それにより営業部門では Digital HQ の力で商談を速やかに成立させ、サービス部門では最上級の顧客体験を提供できるようになるでしょう。

私たちは今、働き方の大きな変換点にいます。それはこれからの働き方をチーム・顧客・パートナーとともに形作るまたとない機会です。Slack と Salesforce はこれからも、今日のようなデジタルファーストな世界で皆さまが新たな変化に適応しつつ、成功に必要なツールを提供します。組織を強化して Digital HQ を構築する方法についてさらに詳しくは、Frontiers のセッションでお伝えします。どうぞお楽しみに!

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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