こんな経験、誰にでもあるはずです。大切な仕事に集中しているときに、通知が届いて集中力が途切れてしまう。プロジェクトリードから進捗確認を求められたり、クライアントからチケットの問い合わせが来たり。Slack で情報を見つけること自体は簡単ですが、それをまとめてわかりやすい返答を作成するには、貴重な時間が取られてしまいます。
Slack では、自動化ワークフローをすべての人が使えるようにすることが、組織全体の生産性を高める鍵だと考えています。私たちは長年にわたり、ワークフロービルダーを誰でも日常業務のルーティンを自動化できる最もシンプルなツールとして磨き続けてきました。しかし、どれほど高度な自動化であっても、更新情報のまとめ、パターンの把握、次のアクションの判断など、データを意味のある形に整理するには、人の手が必要でした。それが、今変わります。
本日、ワークフロービルダーの AI 機能を拡張し、新しい AI 応答生成ステップを追加しました。これにより、1 つのプロンプトから要約・翻訳・下書きを自動で行う AI 生成ステップをワークフローに組み込めるようになります。コードの書き方を知らなくても使える、すべての人のための自動化です。
AI 応答生成ステップとは?
ワークフロービルダーはもともと、Slack のノーコード自動化プラットフォームとして、コードを一行も書くことなく反復作業を削減するワークフローをチームが構築できるよう支援してきました。組み込みの AI を活用することで、必要なことを説明するだけで AI がワークフローを自動構築するなど、わずか数クリックで自動化ワークフローを作成できます。新しい AI 応答生成ステップは、さらにその先へ進みます。ワークフローにステップを追加し、プロンプトを入力して、ナレッジソース(チャンネル、canvas、リスト、ファイル)を選ぶだけで、AI が要約の作成、重要な意思決定やアクションアイテムの抽出、非構造化テキストの分類、標準フォーマットへのデータ変換など、さまざまな処理を行います。
- AI 応答生成ステップをあらゆるワークフローに追加: 単発のプロンプトではスケールしません。ワークフローなら対応できます。AI をワークフロー内に組み込むことで、アウトプットが一貫して自動的に生成されます。
- AI をナレッジで強化: AI の精度は、与えられるコンテキストの質で決まります。このステップはチャンネルやドキュメントなど、チームが実際に使っている Slack のコンテンツを情報源として活用します。
- エンタープライズグレードのガバナンスで管理を維持: 管理者はステップを使用してビルドできるユーザーを制限し、アクセスするデータを管理できます。これらはすべて Slack の AI ガードレールによって支えられています。
仕組み: コードではなく、クリックで操作
AI 応答生成ステップはシンプルさを追求した設計になっています。ツールをより賢くするために、エンジニアの手を借りる必要はありません。
- ステップを選択する: ステップライブラリで 「AI 応答生成」 を探してください。他のステップと同様に、ワークフローにすんなりと組み込むことができます。
- プロンプトを作成する: AI に行ってほしいことを、普通の言葉で説明してください。
- ナレッジを関連付ける: Slack のコンテンツや前のステップからの変数を参照先として指定します。長いドキュメントや活発なチャンネルであっても、複数のソースを同時に処理できます。
- 公開前にテストする: インタラクティブなプレビューモードで、公開前にプロンプトをテストしましょう。
- 実行する: スケジュールまたはイベントをトリガーとして、ステップは毎回データに基づいた応答を返します。
この一連のプロセスにより、ワークフロー内で AI の能力をフルに活用できるようになります。具体的には以下のことが可能です:
- 複雑なスレッドや長いドキュメントを要約して、チーム全員の認識を一致させる。
- グローバルチームが常に連携できるよう、メッセージを自動翻訳します。
- ナレッジソースをもとにデータに基づいた返答を下書きし、生データを実用的な会話へと変換します。
プロンプトを設定してステップをつなぐだけで、あとはワークフローが自動的に処理します。

実際の動作を確認する
毎週金曜日に 5 つのチャンネルから情報を集め、エグゼクティブ向けのサマリーを作成するために 1 時間を費やしているプロジェクトマネージャーを想像してみてください。AI 応答生成ステップを使えば、それがワークフローになります。
- トリガー: スケジュール済みワークフローが毎週金曜日の午前 8:00 に実行されるよう設定されています。
- AI ロジック: 自動化の中核となるのが AI ステップです。このステップには、「各プロジェクトチャンネルの最新情報を要約してください。進捗状況、ブロッカー、次のステップをハイライトします」といったプロンプトが設定され、指定された 5 つのプロジェクトチャンネルがナレッジソースとして連携されます。
- アウトカム: ワークフローがこの指示を自動的に実行し、リアルタイムのチャンネルデータに基づいた、簡潔でわかりやすいサマリーを生成して、 #exec-updates チャンネルに直接投稿します。毎週 1 時間かかっていた繰り返し作業が、自動化によって完全に処理されます。
活用シーンはさらに広がる
AI 応答生成ステップは、あらゆるチームのあらゆるプロセスで活用できます。活用例をいくつかご紹介します。
- カスタマーサポート: 担当エージェントがケースを開く前に、スレッドの履歴を要約して返答案を提示することで、受信チケットをトリアージします。
- インシデント対応: アラートが発生すると、ワークフローが関連するコンテキストを収集し、最初のステータス更新の下書きを作成します。チームは白紙の状態からではなく、下書きからすぐに作業を開始できます。
- Sales (近日公開予定): CRM データとチャンネルのアクティビティから案件サマリーを自動生成し、担当者がすべての商談に万全の準備で臨めるようにします。
はじめての AI ワークフローを作成する
AI 応答生成ステップを使えば、ワークフロービルダーで AI の力を日々の業務に簡単に取り入れられます。時間のかかるプロセスを自動化して、あなたにしかできない仕事に集中できる時間を取り戻しましょう。
さっそく使ってみませんか?ワークフロービルダーを開いて、次のワークフローに AI 応答生成ステップを追加しましょう。
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