Slack を使って進められている仕事の量は驚くべきものです。毎週、Slack のユーザーが実行するアクションは 150 億回に上ります。ユーザーはチャンネルを作成し、ファイルを共有し、ハドルミーティングを始め、同僚にメンションを送り、リアク字をつけ加えています。
毎日サイドバーに表示されるそれらのアクティビティすべての中でも、集中力を切らさずに生産性を高めていくことが大切です。ユーザーリサーチといただいたフィードバックを踏まえて、Slack のサイドバーがさらにシンプルで使いやすいものに変わります。気を散らす要素が減り、ベストな状態で仕事を進めていくことができます。
Slack を Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)として利用したさらに柔軟な働き方を採用するチームが増える中で、私たちは Slack がどのような種類の業務に対しても、ユーザーが必要な情報をすばやく見つけ、今取り組んでいるタスクに集中できる、快適なプラットフォームであり続けられるように力を尽くしています。
すっきりしたチャンネルリスト
社外の人々と安全に連携できる Slack コネクトが導入されてから、2 年が経過しました。Slack コネクトが有効になっているチャンネルでは、サイドバーのチャンネル名の横にダブルダイヤモンドアイコンが表示され、社外の人も参加するチャンネルだとわかるようになっていました。
同じように、Enterprise Grid の中で複数の Slack ワークスペースに属しているチャンネルには、サイドバーで二重丸アイコンが表示されました。そのように表示することが視覚的にわかりやすいと考えたからです。
しかし、Slack コネクトの普及が一気に進んだことで、社内外で共有されるチャンネルの数は大幅に増加し、それらのアイコンがユーザーのサイドバーの中で視覚的なノイズになり、散らかった印象を与えるようになってしまいました。
そこで今回、それらのアイコンに別れを告げることにしたのです。その代わりとして、サイドバーでチャンネルや会話にマウスポインターを重ねた時に、社外のどの組織や社内のどのワークスペースがそこにアクセスできるかが表示されるようになりました。わかりにくかったアイコンから意味のはっきりした言語へと変更されたことで、チャンネルを移動する時にあれこれ思案する必要がなくなり、同時にサイドバーの表示もすっきりさせることができました。まさに Win-Win です!
この変更は、Slack の iOS 版および Android 版アプリにも反映されます。ただし、モバイルデバイスではマウスポインターを重ねる動作を実行できないため、代わりに Slack コネクトが有効になっているチャンネルのメッセージ作成画面に通知メッセージが表示されるようになります。これにより、モバイルユーザーはチャンネルへメッセージを投稿する前に、そのチャンネルに社外の人が参加しているかどうかを簡単に見分けることができるでしょう。
不必要に目立つことがない通知バッジ
ダイレクトメッセージが届いた時や会話で自分がメンションされた時には、知らせてほしいと思われるでしょう。でも、いくらか目ざわりに感じたこともあるかもしれません。残念ながら、一部のユーザーの皆さんには、通知のための赤いバッジが目ざわりに感じられていたようです。
目ざわりにならない程度に注意を引くことができるよう、通知バッジをこれまでのものに比べて色調を抑えた、さらに調和の取れたものへと置き換えました。Slack のデフォルトである濃紫色のテーマをご利用であれば、通知バッジの色はわずかに透明度のある白に変わります。意識して見ればすぐに気づきますが、そうでない時に目立つことはない色です。結局のところ、自分が集中力を向けたい先は入ってくるアラートではなく、今取り組んでいる仕事なのではないでしょうか。
赤いバッジに戻したい場合は、いつでも「環境設定」>「テーマ」で変更できます。
整理されたコンテキストメニューと読みやすさの向上
最後の点は、コンテキストメニューです。チャンネル名を右クリックした時にポップアップするアクションの一覧ですが、あまり気にかけたことはないかもしれません。でも、このメニューの使用頻度の高さを考えれば、いくらか小さな改善を加えることで、ユーザーにとっての使いやすさが大きく向上するのも確かです。
そこで、Slack のコンテキストメニューを見直し、関連するアクションをいくつかのセクションにまとめて、見つけやすくすることにしました。メニューの並び方が改善されたことで、認知的負荷が減ります。実行したいアクションをすばやく実行できるようになり、意図しないアクションを実行してしまうことも避けられます。
また、サイドバー全体でテキスト表示をすっきりさせ、セクションのヘッダーや会話の位置をそろえ、文章をより簡潔なものにしました。こうした小さな改善が積み重なって、サイドバーがさらに見やすく、使いやすいものになっています。
「世界各地でたくさんのユーザーが Slack を使っています。これらの変更の目的はユーザーが時間をいっそう有効に活用できるようにすることです。あらゆる人の仕事が、今よりちょっとシンプルで、快適で、効率的なものになることでしょう」
サイドバーは、「環境設定」の調整やカスタムセクションの追加によって、いつでもさらにカスタマイズできます。または、6 月 8 日からすべてのユーザー向けに展開される改良されたサイドバーで、さらに使いやすくなった Slack をお楽しみください。
Slack を Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)として利用したさらに柔軟な働き方を採用するチームが増える中で、私たちは Slack がどのような種類の業務に対しても、ユーザーが必要な情報をすばやく見つけ、今取り組んでいるタスクに集中できる、快適かつ効率的なプラットフォームであり続けられるように力を尽くしています。本日の更新は、そのような真摯な努力を示す最新の一例です。