誰にでもこのような経験があるのではないでしょうか。―― 朝、仕事を始めようと、さまざまなチャンネルに散らばっている未読メッセージに目を通す。何かの決定がなされたようだけど、それがどこで行われたのかわからない。#project-alpha チャンネルなのか、ハドルミーティングなのか?それとも先週火曜日のスライド資料に何か書いてある?……
私たちは日々、検索する、まとめる、キャッチアップするといった「仕事のための仕事」に追われています。こうした作業に、本来の仕事にかけるよりも多くの時間が使われているのです。そんな私たちには、いつでも瞬時に質問に答え、自分の代わりに行動してくれる、信頼できる「同僚」が必要です。
本日、私たちは 根本から再構築した Slackbot をを発表いたします。これまでは身近な「通知ヘルパー」として皆さまに親しまれていた Slackbot が、文脈を理解する「仕事ためのパーソナル AI エージェント」へと進化します。
この新しい Slackbot は、ユーザーの仕事を理解し、ニーズを予測して、頼れる知的なパートナーとして働いてくれます。これにより、ユーザーは情報を探し回ることから解放されて、重要な仕事にさらに集中できるようになります。
それでは、Slackbot の仕組みと、ほかの AI アシスタントとの違いについて詳しく見ていきましょう。
Slack に組み込まれた、あなた専用の「仕事のためのパーソナルエージェント」
Slackbot は、Slack にネイティブに組み込まれた、すべての働く人向けにカスタマイズされた「仕事のためのパーソナル AI エージェント」です。特別な設定やトレーニングは不要。Slackbot が背景情報を理解するため、シンプルに利用を開始できます。そのようにコンテキストを理解できることこそが、他のツールとの大きな違いです。
ほかの多くの AI ツールは、例えるなら、まだ要領を得ていないインターンのようで、仕事に慣れてもらうために時間をかけて教育しなければなりません。それに対し、Slackbot は、すでにあなたと一緒にミーティングに参加しているチームメイトです。あなたの会話や優先事項、仕事の方法を理解していない AI を業務で使えば、むしろ仕事が増えてしまうでしょう。
カギを握るのはコンテキストの理解
Slack 内で機能する Slackbot は、あなたやチームが何をどのように話し、どのように決定が下されるかを理解します。メッセージやファイルから情報を取得する際には、すでに設定されている権限がつねに尊重されます。つまり、Slackbot がアクセスできる情報は、あなたが閲覧できる情報のみです。このようにして得たコンテキストをもとに、Slackbot はより正確で効果的なサポートを提供。ユーザーは情報を探し回ることから解放され、すぐにアクションを起こせます。
Slackbot は、ただの AI アシスタントではありません。ユーザーがすでに Slack で行っている仕事に明確さと推進力をもたらしてくれる、インテリジェントでアクティブなパートナーです。
「AI はまず日常生活での利用が期待されてきましたが、仕事となると、話は根本的に異なります。AI が仕事で真に役立つためには、コンテキストを理解する必要があります。つまり、あなたの会話や使っているツール、意思決定の方法についての理解です。Slackbot は、人々が信頼して仕事を前進させるのに役立つ、直感的でネイティブな Slack 内体験を生み出します。ただ質問に答えるだけの存在ではないのです」
仕組み
インストールもトレーニングも、新たな管理方法も必要ありません。会話を始めるだけで、Slackbot があなたの求めていることや、その背景にある文脈を理解してくれます。
具体的には、実際の仕事に関する情報をもとに、パーソナライズされた要約を作成したり、複雑な会話を整理したり、あなたのトーンでコンテンツを下書きしたり、見逃しがちなインサイトを抽出したりできます。ミーティングの準備のサポートや、部門を横断する複雑な状況への対応、散らばった情報を明確で実行可能なアウトプットに変換することも手助けしてくれます。そのすべてが、ユーザーにアクセス権のある情報に基づいて行われます。
質問をすると、Slackbot はあなたが一緒に働いている人、活動しているチャンネル、共有したファイルや canvas、エンタープライズ検索で接続されているシステムを分析します。最近の会話、カレンダー、共有ドキュメント、プロジェクトの決定事項といったシグナルをもとに情報を抽出し、それらを統合して、プロジェクトやチームについて理解します。そして、そのユーザーのスタイルや業務フローに合った方法で、インサイトを合成し、コンテンツを生成し、情報を構造化します。
このようにして、あなたの役割や好み、プロジェクト、組織の業務の流れを理解する AI エージェントが、直感的でパーソナルな体験を生み出します。
Slackbot の実際の機能
Slackbot は情報をアクションに変換するのを支援する、実践的なパートナーです。日々の仕事を加速させる、Slackbot の 3 つの主要機能を紹介します。
1. キャッチアップの手間を省いて、意思決定を速やかに
Slackbot は、チャンネル、ミーティング、canvas、接続されたツールなどからの情報を瞬時に統合し、文脈に即した明確なインサイトを提供できます。顧客との打ち合わせの準備、重要な意思決定に先立つ関係者との調整、動きの速いプロジェクトの把握など、あらゆる場面で、Slackbot が主要なテーマやリスク、機会、次のステップを抽出してくれます。散らばった文書やメッセージが有意義なインテリジェンスに変換されることで、ユーザーはストーリーを自らつなぎ合わせる必要がなくなり、重要な仕事に集中できます。
「Slackbot は少なくとも 1 日あたり 90 分の時間を節約してくれています。『明日のミーティング用に canvas を作成して』と頼むだけで、わずか 17 秒で私よりはるかに優れたものを作成してくれます。次のステップも教えてくれるので、時間とコストの節約になりますね」
2. 下書きを依頼して、スタートダッシュ
ドキュメントの空白ページを前にして頭を悩ませる日々は終わりです。Slackbot は、あなたのトーンやスタイルで下書きを作成。荒削りな入力を洗練された出力に変えてくれます。Slackbot はチャンネルやファイルからの関連情報をもとに、顧客へのメール、ミーティングで話す内容、概要説明、ブログの構成、オンボーディングガイド、要約などを作成できます。メンバーの役割やチームのトーンを理解しているため、その組織に適した自然なコンテンツが生成されます。空白のページから始める必要はもうありません。自分のニーズに合わせて調整・構造化された、洗練された下書きから作業を始めて、すぐにチームに共有できます。
「Slackbot は Slack 上の頼れる同僚で、ステータスが常に緑色、つまり、いつでも対応してくれます。複数のアプリやウィンドウを切り替えて、思考の流れが妨げられることはもうありません。Slackbot に質問するだけで、普段仕事をしている Slack から一歩も離れることなく、調査やコンテンツ作成を実行してもらえます。おかげで 1 日の作業効率が大幅に上がりました。集中力が途切れることも、余計なストレスもありませんね」
3. ファイルを分析する
金曜日の 17 時前だというのに、今から 40 ページのプレゼン資料を読み込んでプロジェクトの状況を把握しなければならない――。大丈夫です。議事録やスプレッドシートから、PDF や長文ドキュメントまで、Slackbot はファイルを瞬時に深く分析できます。営業の通話記録からインサイトを抽出したり、複雑なレポートを要約したり、顧客のフィードバックからトレンドを発見したり、大きなファイルの中から特定のデータを見つけたり。すべて Slackbot に依頼できます。Slackbot はコンテンツファイルを、Slack のほかの会話や接続されたシステムと照合し、豊かでコンテキストに即した情報を提供します。あなたは検索にかける手間が減り、決断や行動、サービスの提供により多くの時間を使えます。
「私たちのチームにとって、Slackbot はまさに混乱を鎮めてくれる存在です。単純なタスクをこなすだけでなく、バーチャルアシスタントとして、他のツールよりもはるかに私たちのビジネスの文脈を理解してくれます」
Slackbot + エンタープライズ検索 + ネイティブ AI = 新次元の生産性
Slackbot は Slack の広範な AI エコシステムの一部として、エンタープライズ検索やネイティブ AI 機能とシームレスに連携し、最先端の働き方にふさわしい、コンテキストを反映した統合型の仕事環境を作り出します。人々が思考や情報探索に用いる自然言語を通じて、質問の流れに沿った会話型の検索体験を生み出します。
Slackbot によって、おなじみの Slack の検索バーも強化されます。検索機能も思考のパートナーとして、あなたと一緒に考え、スタイルに適応し、次のステップを実行してくれます。Slackbot は、仕事のあらゆるコンテキストを理解し、それが変化した場合には、提供する回答、推奨事項、次のステップにその変化をリアルタイムで反映させます。情報を見つけるだけでなく、特定、計画、実行を手伝ってくれます。そのすべてが、この新しいチャット体験から生まれます。
Slackbot は、AI と検索の力を 1 つの会話の中にまとめます。ネイティブの AI 機能は、長いスレッドの要約やメッセージの翻訳など「その瞬間の」ニーズに対応し、エンタープライズ検索は、アプリやドライブに散らばったファイルやデータを見つけ出します。Slackbot はその両方の力を活用し、ユーザーが質問するだけで仕事を前進させられるよう支援します。
後づけではなく、あらかじめ組み込まれた信頼とセキュリティ
エンタープレイズ向けの AI が機能するためには、何よりもまず信頼が欠かせません。
Slackbot は、Slack 本体と同じ信頼の基盤の上に構築されています。データのセキュリティを保つよう設計された、多層的な安全の枠組みである Slack AI ガードレールによって保護されています。ロールや権限、アクセス管理を反映して、ユーザーが閲覧を許可された情報のみを表示し、情報の引用元も示します。
ユーザーとのやり取りは非公開に保たれます。ユーザーのデータは保護され、Slack のセキュリティとコンプライアンスの基準に従って扱われます。リアルタイムの保護機能により、プロンプトインジェクション、安全でないコンテンツ、フィッシング攻撃などの問題を検出・無効化します。また、厳格な権限チェックにより、Slackbot がアクセスできるデータは、ユーザーが Slack 内ですでに閲覧を許可されているものに限られることを保証します。
これにより、皆さまが期待するエンタープライズグレードの信頼とセキュリティを、会話型のパーソナルな体験を通じて提供します。
これはほんの始まりにすぎません
時間の経過とともに、Slackbot の能力はさらに高まっていきます。Agentforce やその他のサードパーティーエージェントが組織に導入された際には、Slackbot がそれらと連携するための理想的な方法になります。
コンテキスト、優先事項、働き方をすでに理解している Slackbot は、あなたが最初に頼れる場所になります。適切なエージェントやツールはどれか、探し回る必要はありません。依頼するだけで、Slackbot がさまざまなシステムやエージェントを横断して、仕事を調整してくれます。その間、あなたは重要な仕事に集中できます。
新しい Slackbot を仲間に迎えましょう
Slackbot は本日より段階的に提供を開始し、1 月〜2 月にかけて、ビジネスプラスおよび Enterprise+ のお客さまにご利用いただけるようになる予定です。ワークスペース上部の検索バーの右にある Slackbot アイコンから、簡単に会話を始められます。
すべてのSlackbot の新機能をご確認ください。1 月 29 日開催のウェビナーでは、パーソナル AI エージェントがどのように従業員の仕事を変革するかをご覧いただけます。ぜひご参加ください。チームに最適なプランをお探しの方は、 営業担当者までお問い合わせください。




