Slack のロゴが重なった Cole Haan の新しい ZEROGRAND コレクションの靴の一部。
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Slack の導入で Cole Haan が新作フットウェアの市場投入サイクルを短縮

「Slack で、承認の取得にかかるスピードが大幅に短縮しました。この業界では、スピードの短縮とはすなわち、トレンドに沿った製品を通常よりも短い時間で市場に投入できることを意味します。」

Cole HaanSenior Product Developer for Advanced ConceptsChristopher Newsome

Slack 活用による成果:

「数年前に比べて、こなせる業務の量が4倍に増えました。Slack がなければ、こんな成果は出なかったと思います。」

Slack で使用している主なインテグレーション :

  • Asana
  • Google Drive
  • Outlook Calendar
  • Airtable

Cole Haan は、モダンとクラシックの境界線を軽やかに行き来する靴を消費者向けに提供するメーカーです。シカゴで1928年に創業し、今やグローバルブランドに成長した Cole Haan のルーツはものづくりの伝統にあり、同社の靴職人の平均経験年数は30年に上ります。その品質へのこだわりは今も変わらず継承されていますが、現在、同社のグローバルイノベーションセンターでは、工業デザイン、バイオメカニクス、材料科学、エンジニアリングを活用して、伝統的な靴のデザインの限界を超える取り組みが行われています。人気ブランドとして今日の地位を確立した Cole Haan ですが、その成功の裏側には長年の伝統と未来を見据えた思考の組み合わせが存在するのです。

Cole Haan では、ハイペースな製造スケジュールを維持しながらも消費者に求められる商品を常に生み出し続けるため、そのニーズに適応できるツールを必要としていました。「そんな要件にぴったりだったのが Slack です。」と、同社チーフマーケティングオフィサーの David Maddocks さんは説明します。Slack 導入は数人のユーザーから始まりましたが、「今では世界中の従業員が Slack を活用しています。複数の言語、あらゆるタイムゾーンでコミュニケーションを取っています。」世界中の顧客のニーズに応え、ブランドの規模が拡大していく中で、この点は特に重要です。

「Cole Haan 店舗の内装。」

質の良い靴がふさわしい人生の節目や記念イベントなどを指し、「どんな世代にも、それぞれ Cole Haan にまつわる思い出があるものです」と語る Maddocks さん。そんな同社に新たな課題を提示しているのがミレニアル世代。「快適さとスタイルを兼ね備えた、日中の仕事中にも、副業の場や夜のプライベートな場面でも、どんなシチュエーションにも合った製品を求めているのです」Maddocksさんはミレニアル世代のニーズをこう説明します。こうしたニーズを背景に、同社では最近、 Generation ZERØGRAND スニーカーを発表。ルックスと機能面を併せ持つ軽量で通気性に優れた製品です。

プロセスと製品の両面において最先端を行くことで、Cole Haan は新たなイノベーションの時代を切り開いてきました。「重視すべきは、スピードと正確性です。」と説明するのは、ブランドデザインチームのクリエイティブオペレーション部門ディレクター、Caroline Yiさん。「不可能なことなど、何もありません。ただ、私たちに課せられた業務すべてを限られた時間内で確実にこなすためには、Slack が欠かせません。」

「当社の強みは、イノベーション、変化、そして成長を実現する力にあります。それを後押ししてくれる Slack のようなツールを活用することで、社内全員の業務力が向上しました。」

Cole HaanDirector, Creative Operations, Brand DesignCaroline Yi

インパクトのある製品を生み出すためにワークフローを合理化

Cole Haan では、新製品の市場投入プロセスに15か月を要します。複数の製品サイクルが同時並行的に進められます。「このタイムラインの中で、短縮できる箇所、延長できる箇所がないか、常に探しています。」と、Maddocksさん。クリエイティブ関連のキャンペーンや靴のデザインなど、業務は多岐に及びますが、どの業務にも世界中の多数のメンバーが関与しています。そのため、コミュニケーションはこの上なく重要です。「コミュニケーションのすべてを Slack に集約することで、シームレスなプロセスを実現することができています」と、Maddocks さんは付け加えます。

Slack の導入で、創造的で付加価値の高い業務にマンパワーが向けられるようになり、従業員コストを一定水準に保ちながらもアウトプットの大幅な増加が実現しました。チームが実際のプロセスについて考えねばならない要素が減るにつれ、「この15か月のサイクル内で生じる摩擦も減るわけです。」と Maddocksさんは語ります。Slack を使ってすばやく情報の共有や状況の報告をすることで、時間のかかるミーティングも減りました。「全員がプロセス全体を通じて会話に参加することができるので、あらゆるコミュニケーションが効率的に、意義あるものへと変化したと感じます」と彼は説明します。

「Cole Haan のスニーカーを履いている4人グループ」
「Cole Haan の黄色のスニーカーを履き、横断歩道を自転車で渡る人。」

高度なコンセプトを取り扱うシニア製品開発者の Christopher Newsome さんの仕事は、アイデアを発案段階から実現へと導くことです。彼の率いる製品開発チームでは、リアルタイムでの最新情報の共有が欠かせません。「私たちの業務は、情報をもとに紙上の 2D デザインから実世界の製品を作り出すことです。そのプロセスに Slack が役立っています」彼はこう述べます。あらゆる情報をもれなく把握するため、Newsome さんは Slack の Outlook インテグレーションを使って予定表の通知を Slack で受信しています。「情報が集まるハブを1つ設けることで、日々のタスクが見渡せるようになり、アプリを切り替えることなく情報をすばやく活用できるようになります。」

製品開発の各段階で新しいファイルが生成され、共有が必要となります。「従来型のメールでの共有は、制限があってできないことも多いですが、Slack を使えば大容量のファイルも圧縮せずに即座にアップロードできます。」と、Newsome さんは語ります。

同社では、外部パートナーとの共通のワークスペースとして「共有チャンネル」も活用しています。このチャンネルではベンダーともシームレスにファイルを共有することができます。数年前までは、デザインファイルを印刷業者と共有するためには4つのステップが必要で、非常に時間のかかるプロセスだったと語るのは、ブランドデザイン担当バイスプレジデントの Andrew Coulter Enright さん。「今では当時の数分、数十分の一の時間で、基本的に自動で共有できるようになり、全体的なプロセスの短縮につながっています。」

A sample conversation discussing marketing website traffic in Slack
Harry Boone10:15/merchinfo C33496
Merch APP
GRAND PRO TENNIS: WHITE
Color: White
Current Price: $130
MSRP: $130
Season Intro: Summer 2016
Description: Topping out at just 8.8 ounces, GrandPro Tennis eliminates the unnecessary weight of traditional court shoes without sacrificing comfort and performance.

Cole Haan の各チームでは、業務のための時間を生み出すインテグレーションも活用しています。例えば、製品のステータス確認が必要な場合には、スラッシュコマンド /merchinfo または /sid (在庫 ID の略) と入力し、続けて製品 ID を入力すれば、Merch ボットが名前、カラーや市場投入予定など、その製品に関連する書類を提示してくれます。Slack 導入以前には、こうした情報の収集に何人もの人手とシステムの利用が必要でした。「でも今では、対象の ID を入力するだけで知りたい情報がすべて入手できます。こうした小さな効率化が積み重なって、大きなアイデア考案にかけられる時間が生まれるのです」Enright さんはこう語ります。

「数年前に比べて、こなせる業務の量が4倍に増えました。Slack がなければ、こんな成果は出なかったと思います。」

Cole HaanDirector, Creative Operations, Brand DesignCaroline Yi

チャンネルの活用で風通しのよい組織づくり

Slack を導入するまで、チーム間のコラボレーションの手段はメールが中心でした。それが情報の分断と混乱につながっていました。経営戦略企画・投資家広報担当のバイスプレジデントを務める Marsha Kublall さんにとっては、特に投資家向けに企業情報を集める過程でこの問題が足かせとなっていました。「あらゆる部門間でメールが飛び交っていて、それをなんとかして捕捉しなければならない状態でした。」

このプロセスを効率化するために、コミュニケーション手段を Slack チャンネルに切り替えたところ、「状況が一変しました。情報探しで無駄になる時間が Slack で大幅にカットできたのです」と Kublall さんは説明します。今では、例えば投資家向けプレゼン資料の作成でも、メンバー全員が1つのチャンネルで一緒に作業を進めます。最新のドラフト、対応事項の進捗状況、不足している情報などが1か所で確認できます。「最終的な成果物に至るまでのプロセスの進み具合が格段に把握しやすくなりました。」と、彼女は語ります。

Cole Haan のブランドデザインチームと製品デザインチームにとっても、こうした状況の把握は欠かせません。この2つのチームが共同でシーズンごとに伝えたいストーリーを作り上げ、そうしたシナリオに沿った製品を生み出す役割を担っているのです。チーム間での情報共有には、#campaign_fall などのチャンネルを活用しています。「各段階で絶えず役割分担を行っているので、調整すべき事項はたくさんあります。円滑なコミュニケーションが欠かせないプロセスですが、それを実現してくれるのが Slack です。」Enright さんはこう語ります。

An example conversation in the Cole Haan #campaign_spring Slack channel
campaign_spring
Steve Young15:34Hi team 👋, we’re kicking off the spring campaign brainstorm next week. Please come ready with ideas.
🎉1
Arcadio Buendía15:47I’ll go through the channel and compile all of our top ideas from previous spring collections. We can start there to get the creative juices flowing.
🙌1

Enright さんのチームでは、コラボレーションの他にも新しいクリエイティブ作品の参照用に Slack チャンネルを利用しています。#campaign_spring など、シーズン別にチャンネルを作成し、過去のアイデアを簡単に確認できるよう毎年同じチャンネルを使用していきます。「例えば春シーズンなら、『spring』のついたチャンネルを確認すれば、昨春作業を終了したところから作業を開始できます。過去の作業内容を振り返ることで、特定のサイクルを繰り返していく上で役に立つ情報を大いに活用することができています。」と Enright さんは説明します。

「チャンネルを覗いてみれば、進捗状況すべてがチェックできます。誰かの手を煩わせたり、確認のためにミーティングを開く必要はありません。すべてがリアルタイムで進行できるようになり、全社的な効率性が大幅に改善しました。」

Cole HaanCMODavid Maddocks 氏

つながりを保ちつつグローバルに拡大

より現代に合った靴を提案していく中で、Cole Haan の事業は米国から中東、欧州やアジアへと拡大してきました。同社では、事業の拡大を続けながらも、ブランドの一体性を保つことを最優先事項としています。「毎シーズン作り上げるブランド戦略が世界中でグローバルな視点から確実に実践されることを重要視しています。」と、Kublall さん。

会社の規模が拡大しても、Cole Haan というブランドが一貫性をもって伝えられるよう、つながりを保つ役割を Slack が果たしています。「それぞれのタイムゾーンが異なり、各国に出張し、世界中にパートナーが存在する状況下でも、Slack を活用することで、情報が必要なときにいつでも共有できる体制が整っています。」と、説明するのは Newsome さん。「Slack のおかげで業務が格段にスムーズになりました。また、製品開発サイクルの短縮化にもつながっています。」

90年以上にわたり、Cole Haan は就職の面接や初めてのデートなど、人生の大イベントにふさわしいさまざまな靴を作り続けてきました。現在同社は、Slack を活用することでそのプロセスを拡大&迅速化し、現代に見合った、機能性・ファッション性ともに優れた靴を今まで以上のスピードで消費者のもとへと届けています。