従来の医薬品に満足していなかった Chanyu Xu 氏は、中国伝統の漢方を通じて、バランスの大切さに気づきました。そうして生まれたのが HER ONE です。「女性のためのブランドを女性が立ち上げるということに、チャンスがあると思いました」と CEO を務める創設者の Xu 氏は振り返ります。「この会社には、健康的な食やコンシューマーブランドへの情熱と、起業家精神のすべてが込められています」。女性の健康とウェルビーイングを支援することを念頭に、HER ONE は丁寧に作られた、吸収しやすく高品質なサプリメントやビタミン剤を豊富に取りそろえています。
自らを「何でもやる CEO」だという Xu 氏は、製品の梱包や発送作業まで手がけていたことがあります。「冬の寒さの中、自前の倉庫で梱包や発送作業をしました。そうして当社は成長したのです」。現在は 25 人の従業員が開発、デザイン、カスタマーサービスを担い、梱包や出荷などの発送業務はパートナー企業が担当するようになっています。
急速に成長した HER ONE には、そのスピードに追い付けるオペレーティングシステムが必要でした。拡張性があり、オンボーディングやコミュニケーションを円滑にし、質の高いカスタマーサポートを実現できるようなシステムを求めていたのです。「選ぶのに迷いはありませんでした」と Xu 氏。「これまでに私が共同創業した会社や設立を手伝った会社は、どこも Slack を使っていましたから」

「どこから手をつけたらいいのか思い悩むストレスはもうありません。10 以上のアプリで行っていたことを、今では Slack 1 か所で処理できます。言うことなしですね」
健康を内側からサポートする事業で、年間 3,600 時間を節約
腸内環境を整える善玉菌からホルモンバランスに役立つブレンドサプリまで、HER ONE はさまざまな顧客をサポートする商品を提供しています。社内では、商品ごとに設けられた専用の Slack チャンネルでリアルタイムの情報を確認できるほか、共有の canvas でプランや進捗状況、重要な決定事項などを把握できます。これにより可視性が高まり、全員で認識や方向性を共有しやすくなっています。
会議に代わる定番の方法になったのが、音声や動画で手軽に話せるハドルミーティングです。このように Xu 氏がまとめたベストプラクティスのおかげで、チームは Slack のアプリやインテグレーションをフル活用できるようになっています。例えば Google ドライブとカレンダーを連携させれば、新規ドキュメントやアクセス権限の変更、今後の会議などの通知をすぐに受け取れます。これにより、プロジェクトのタイムラインが整理され、誰もが業務の流れを追いやすくなります。
「スタートアップ企業にとって最大の課題は、アイデアそのものではなく、そのアイデアをいかに実行するかです」と語るのは、CMO を務める Laura Dittscheid 氏です。「従来の会議では、疑問点やタスクがかえって増えてしまうことがありました。実際、会議の 6〜7 割は Slack のメッセージで対応できるものです」
不要な会議やツールの切り替え、冗長なメールを削減することで、貴重な時間を節約できます。「Slack のおかげで、従業員 1 人につき 1 日あたり 45 分を取り戻せます」と、Founder’s Associate の Charlotte Küppers 氏は話します。「従業員 25 人で年間 3,600 時間を節約できることになりますね」
同社は、業務全体を円滑にするため、カスタマイズした Slack のワークフローで、一貫性を保ちながらチームの反復作業を自動化しています。「画期的だったのは、KPI(重要業績評価指標)をモニタリングするワークフローです」と Dittscheid 氏。「マーケティングチームによるこの自動化で、主要な KPI が Slack に直接送られるようになり、手動でシートを更新する手間がなくなりました。わかりやすい要約を受け取れるので、会議を開くのは本当に必要な時だけです。重要な仕事に時間を使えますね」。供給低下に対応するためのワークフローも構築されています。そこではスプレッドシートを読み取ることで在庫レベルを監視し、必要に応じて適切な Slack チャンネルに自動でアラートが送信されます。

「Slack のおかげで、従業員 1 人につき 1 日あたり 45 分を取り戻せます。従業員 25 人で年間 3,600 時間を節約できることになりますね」
Slack コネクトでサイロ化を解消し、問い合わせへの回答を高速化
Slack は不可欠だとする Xu 氏の考えは、外部とのパートナーシップにも影響しています。「Slack はマスト。だから当社のパートナーはすべて Slack ユーザーです。ワンチームとして仕事をしているので、外部という感じはしませんね。それが Slack コネクトを愛用する理由です」。こうしたシームレスなコラボレーションが、同社の規模の拡大と、顧客第一の取り組みを支えています。注文、在庫、配送状況などのリアルタイム更新により、チームはすばやく対応して、その場で問題を解決できます。ブラックフライデーなどの繁忙期に向けて、効果的な計画を立てるのにも役立ちます。
「お客さまを長時間お待たせするわけにはいきません」と Küppers 氏。「荷物の現在地がわからないなど、配達についての質問を受けた際には、Slack で配送センターに直接問い合わせて、すぐに返事ができるようになっています」
このようなチームワークに欠かせないのが、社内の文化です。Xu 氏はこれも Slack 内で築きました。チャンネルやスレッド、絵文字、GIF、そして Clappy などのアプリのおかげで、会社が拡大するなかでも、仲間の成功を祝い、お互いを認め合う文化が育まれています。

データの安全性とコンプライアンスを確保
オンラインビジネスを手がける会社にとって、データの保護・管理や GDPR の遵守は最優先事項です。コミュニケーションとコラボレーションを安全に保つ Slack は、HER ONE にとっても Xu 氏にとっても満点のツールです。Slack はエンタープライズレベルのセキュリティとコンプライアンスに対応し、自社のデータに対する完全なコントロールを提供します。
「ドイツにおいて、データセキュリティはきわめて重要なトピックです」と Xu 氏は話します。「GDPR はもはや流行語ですね。私たちが使うツールはすべて、法的にもコンプライアンス的にも、ガイドラインに従っている必要があります。すべての要件を満たす Slack は、私たちにとって非常に重要なパートナーです」
Slack を信頼する Xu 氏は、自分宛てのダイレクトメッセージに自社の国際銀行番号を記載しています。こうしておけば、覚えづらいこの番号も、必要時に検索するだけですぐに見つかります。こうしたセキュリティへの信頼は、チームの創造性も促します。何を議論しても安全だとわかっているので、チームは自由にブレインストーミングできるのです。
「創業者および CEO として、自社のすべてのデータと情報が安全な場所にあると知っていることは非常に重要です」と Xu 氏は語ります。

「Slack 内にあるデータについては何の心配もしていません。すべてのメッセージ、ドキュメント、プロジェクトが極めて安全に保たれています」
AI を活用して、成長と効率化を加速
HER ONE のようなスタートアップ企業では、1 日が大企業の 1 週間、1 か月に相当するほどのスピードで物事が進みます。これほどのペースの速い環境では、時間がとても貴重です。そこで技術に精通したチームが、AI による効率向上の可能性を探求しています。すでに Slack と連携させた各種 AI ツールを試したチームは、Slack の AI 機能のさらなる進展に期待を寄せています。
「アクションの実行や、倉庫との連絡、最新情報の把握に役立つ AI ソリューションを活用すれば、さらに多くの時間を節約できるでしょう」と Küppers 氏。「プロセスの効率化、予測精度の向上、配送・物流・調達の最適化を実現できるはずです」
先見的なこのアプローチは、HER ONE のデジタル文化の中核を成すものです。スピードの維持とすばやい規模拡大が今後の成功のカギを握ることを、チームは理解しています。「それこそが Slack を選んだ理由です」と Xu 氏。「私たちは常にスピードと機敏さを重視していて、パートナーやツールにもそれを求めています。Slack のない HER ONE は想像できませんね」












