多数の RBC 拠点のひとつを示す同社の看板。
注目のカスタマー

RBC の技術チームが Slack で新しい働き方を探求

「RBC では、No. 1 の銀行になるためには、技術チームとしても No. 1 になる必要があると考えています。顧客の期待に応えるため、社員には最高のツールを使ってもらう必要があります。Slack はそうしたツールのひとつです。」

RBCExecutive Vice President of Innovation and TechnologyMartin Wildberger

Slack 活用による成果:

「デザイナーから開発者、アーキテクトに至るまで、Slack は当社の日常業務のすみずみまで浸透しています。」

Slack で使用している主なインテグレーション :

  • GitHub
  • Jenkins
  • Jira Cloud
  • Donut

カナダ最大の銀行であり、時価総額ベースで世界有数の銀行でもある、Royal Bank of Canada (RBC) は今年、創立150年を迎えます。そんな老舗の銀行でありながら、RBC では過去の実績に安住するのではなく、新たなベンチャーへの投資やシームレスなデジタル体験としての銀行の再定義を通じて、未来へと目を向けています。

顧客の成功と地域社会の繁栄を支援するという目標に向かって、RBC は現在、テクノロジーを活用したデジタルファースト型企業への変革のさなかににあります。86,000人を超える従業員と長い歴史を擁する RBC にとって、この変革は組織面での課題にとどまらず、考え方の変化をも意味します。それに伴い、従業員はこれまでとは違った働き方を学びつつあります。「本質的に、今日の開発者は垂直的でなく水平的に働く傾向があります。こうした働き方は Slack の導入で実現したものです」RBCのイノベーション・テクノロジー担当エグゼクティブバイスプレジデントのMartin Wildbergerさんはこう語ります。

2年前の導入以来、Slack は RBC の技術チームのコラボレーションと業務の在り方を迅速化&柔軟化してきました。これは、急速に変わりゆく今日の職場では欠かせない大きな利点です。

「超高層ビルの前のRBCの看板。」
「会議室で笑い合うRBC従業員2人。」

「今や、イノベーションにとっては刺激的な時代です。ほぼ無限の計算能力や AI などの新しいテクノロジーを使って接続・分析できる膨大な量のデータにアクセスできるようになる時期は目前に近づいています。限りがあるのは私たちの想像力だけという時代が間もなく訪れるでしょう。こうした技術の発展により、長年にわたり格闘してきた問題へのより良い解決策が見いだせるだけでなく、これまでは不可能だった取り組みをも実現できるようになります」Wildbergerさんはこう語ります。

開発者向けのツールとして導入が始まった Slack でしたが、今では5,000人を超える RBC の従業員の毎日の業務に欠かせないツールに。利用者の数はさらに増え続けています。

「コラボレーション環境の中で、Slack が当社の開発者コミュニティをどうつなげ、その持てる力を増幅し成長させたかをいち早く確認することができました。」

RBCExecutive Vice President of Innovation and TechnologyMartin Wildberger氏

Slack を利用したクラウドソーシングソリューション

RBC のデジタルチームは、同行のデジタル変革の前線で日々戦っています。多数の部門からメンバーが集まるこのチームでは、ウェブ、アプリ、支店などを通じた顧客へのシームレスなデジタル体験の提供を担当しています。「現在当行では、顧客への価値提供方法を再考しています」と、RBC のデジタルオムニ・モバイルテクノロジー部門バイスプレジデントの Christopher Higgs さん。

デジタルチームが設立されたとき、開発者とデザイナーは Slack を使ってコラボレーションを行っていました。今や、チームの規模は4倍に膨れ上がりましたが、Higgsさんによれば「Slack はあらゆるメンバーにとってミッションクリティカルなアプリケーション」となったとのこと。

An example conversation in the RBC #digital-proj-galaxy Slack channel
digital-proj-galaxy
Steve Young14:01Hi 👋 @Zoe Maxwell @Lisa Zhang, should the app be fully accessible?
Zoe Maxwell14:07Yes. Each new app should be fully accessible. We need to go through everything with a screen reader and an accessible eye to identify improvements before the app is client-facing.
👍1
Lisa Zhang14:10Agree with above 👆. Because this project is shared across three squads, we should align. I’ll add this as an agenda item for our next inter-squad sync.
🙌1

デジタルチームは、製品オーナー、ビジネスアナリスト、デザイナー、開発者をメンバーとした複数のサブチームによって構成されており、サブチームにはそれぞれ、主要業務を行う Slack チャンネルがあります。こうしたチャンネルは、他のサブチームも自由に参照することができます。こうして情報をオープンにすることで、時短と作業の重複防止が実現できています。

例えば、開発環境でのセットアップと立ち上げ方法はインデックス化されて Slack で共有され、検索できるようになります。すぐに情報にアクセスできることで開発プロセスが効率化され、以前は数時間あるいは数日かかった作業も、今では数分で完了するようになったとHiggsさんは言います。質問が出てくると、「チャンネルを使っている他の開発者がいつでも飛び込んで、助けてくれる」そうです。

「デザイナーから開発者、アーキテクトに至るまで、Slack は当社の日常業務のすみずみまで浸透しています。」

RBCVice President of Digital Omni and Mobile TechnologyChristopher Higgs氏

インナーソース文化の醸成

RBC のインナーソースコミュニティでは、ソフトウェアを共同で開発していくというオープンソースの慣行を、組織全体に適用させる文化を積極的に育んできました。インナーソース文化は、コラボレーション、開かれたコミュニケーション、実験とフィードバックに根ざしたものです。こうした要素はいずれも、誰でも参加できるオープンなスペースで、開発者たちをより大きな RBC のコミュニティへとつなげることで、Slack が実現したものです。

従業員が Slack チャンネルで助けを求めて質問をすると、さまざまなチームや部署のメンバーがサポートを提供してくれるので、必要な情報を得るのもスムーズです。あるチームのメンバーが #developer チャンネルで GitHub リポジトリのクローニングについて質問をしたときにも、わずか3分で同僚からの回答が得られました。

An example conversation in the RBC #developer Slack channel
developer
Liza Dawson9:45Hi 👋, is there an easy way to clone all the repos from GitHub? Just trying to save some time.
Lee Hao9:48You can use Beautiful Soup to scrape the URLs from the webpage and then run a for loop to execute git clone <repo_url>. Easy peasy.
🙌1
Liza Dawson9:50Thanks! Trying it out now. Will let you know if I run into any issues.
👍1

また、Slack の導入でフィードバック収集のハードルも低くなりました。変更の追跡やフォームの記入は不要で、強制感なく自由に意見を述べることができます。こうした新しい働き方により、チームや個人個人がテストや学習、さらには方向転換も必要に応じて迅速にできるようになりました。

過去の半年間で、RBC のインナーソースコミュニティでは、プロジェクトへの貢献者が新たに100人以上増えました。インナーソースアプローチは目に見える成果を生み出しています。「それ以外に成果として挙げられるのは、コードの作成がスピードアップしたことですね」と Wildberger さんは語ります。

障壁を打ち破る

国籍の異なる従業員を多数抱える RBC では、企業文化を共有することが重要視されています。Slack は、つながりを築き、チームやリーダーの参画を促すプラットフォームとしても活躍しています。

Slack をとりわけ高く評価している役員のひとりが Cheesan Chew さん。 同行のインキュベーターである RBC Ventures のチーフオペレーティングオフィサーを務める彼女の責務は、いわば「スタートアップ企業の誕生」を支援することです。Chew さんは、ベンチャーのそれぞれに個別のチャンネルを用意して各社の状況を把握し、配下のチームとコミュニケーションを取るために Slack を利用しています。

「銀行の従業員とやり取りをしながら微笑むRBCの顧客。」

Slack の導入で、より気軽に会話ができるようになり、アイデアが行き交いやすくなったと感じる彼女は、「Slack を活用することで、直接会話がしやすくなりました。メールだともう少し敷居が高い気がします」と説明。「少なくとも私の個人的な経験では、そうしたコミュニケーションの障壁を打破する役割があると思います。Slack でメッセージを送ることで、『指示』ではなく『対話』が生まれるのです。」

Slack では、双方向的なコミュニケーションの透明性が向上します。従業員は積極的に質問をするよう奨励され、上級管理職がチャンネル内で返信すると、そこには双方向の対話が生まれます。

リーダー、チーム、サブチームがすばやくコミュニケーションを取り、部門の壁や国境を超えて適切なメンバーにつながれるプラットフォームとなることで、Slack は RBC の技術チームが働き方を変え、1,600万人を超える顧客に新しく、より質の高い体験を届ける原動力となりました。