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Year Up がコロナ禍で素早くバーチャル移行し、意欲ある若者をサポート

「Slack なら、スタッフや講師は、学生、インターン、卒業生に重要な情報や最新状況を素早く効率的に伝えられます」

Year UpAssociate Director, Solutions Delivery Ryan Sanders 氏

Year Up では、機会の不平等解消を目指して、若者が将来キャリアを積んだり高等教育に進んだりするのに必要なスキル、経験、サポートを得られるよう支援しています。今回、Slack を使って全国に分散するスタッフが効率的に連携し、課題に取り組み、生徒によりよいサービスを提供できるようにした点が評価され、Slack for Good 賞に輝きました。

Year Up は、若者が居住地に関係なく希望する職に就けるよう支援する非営利団体です。2000 年から 36,000 人以上の学生にサービスを提供し、卒業生の 80% が Year Up プログラム終了後 4 か月以内に就職または中等後教育機関への進学を果たしています。

こうした活動でこれまでも高く評価されてきた Year Up では、2017 年に地域レベルで Slack を導入し、2019 年に全国展開していました。その後コロナ禍で、プログラムと運営をバーチャル環境に素早く完全移行する必要に迫られたのです。その際、従業員だけでなく、Year Up を頼りにしている多くの若者についても考慮する必要がありました。

しかし、1,000 人以上のスタッフが Slack を Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)として仕事を進めるようになるまで、2 週間もかかりませんでした。チームはリモートで連携し、1 か月が経つ頃には全国の 4,000 人以上の学生やインターンにすべてのプログラムをバーチャルで提供を始めました。

さらにプログラム、IT、運営、財務などの各部門が Slack でつながり、スタッフ向けの新型コロナ関連情報ハブを設置。現場の閉鎖状況を伝えたり、スタッフや学生への影響を共有したりするほか、役割に応じたサポートを提供し、テクノロジーの使い方を揃えました。それだけでなく、ウイルスや学生向けのリモートプログラムに関するよくある質問を掲載したウェブサイトも立ち上げました。

以前、Year Up のスタッフは現場でよく生徒からの質問や意見に対応していましたが、コロナ禍ではそれがほぼ不可能です。そこで Slack のチャンネルとインテグレーションを活用し、質問や意見をやり取りして疑問を解消できるシームレスな場を設けることで、学生が講師やプログラムのスタッフに連絡する方法を一元化しました。さらに Slack ワークスペースを、ボストンからベイエリア、シカゴ、南フロリダまで、全国のさまざまな拠点を結ぶハブとしても活用しています。

Year Up の営業部門とインターンシップ部門では、急速に変化する需要に対応できるよう、Slack を使ってインターンシップの機会を発見、構築、管理しています。

「Slack のおかげで、多くのツールやリソースを活用してスタッフや生徒が連携してやり取りし、お互いにサポートできる新たな方法が生まれただけでなく、楽しいバーチャル文化を育んでいます」

Year Up San FranciscoProgram DirectorKaysi Valencia 氏

先進的な考えを持つ組織の Year Up では、実は以前からこれらのプロジェクトの多くを優先的に進める予定でした。コロナ禍は、その予定を前倒しするきっかけになりましたが、Slack が土台にあったからこそ、すぐさま方向転換してプログラムの需要に応えるソリューションを優先することができました。それも、多様な家庭環境の学生、インターン、スタッフにとって公平でインクルーシブな方法で実現したのです。