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Slack でハイブリッドな職場のチームワークを強化

デジタルファーストな職場に不可欠なチームワークとエンゲージメントを高める 3 つの方法

執筆者 : Lauren Johnson2021年8月24日イラスト: Giacomo Bagnara

共通の目標や興味を持つ同僚とつながることは、オフィスライフの魅力の 1 つでしょう。しかしハイブリッドなリモートの職場では、チームランチやハッピーアワー、オフサイトイベントといった同僚との交流機会は、すべてビデオ会議に置き換わったとは言わないまでも、ないに等しい状況です。

Slack が 1 万人のナレッジワーカー(知識労働者)を対象に行った Future Forum の調査によると、コロナ後の世界で従業員の帰属意識を高めるには、盤石なデジタルインフラの維持が欠かせないことがわかりました。Slack があれば、メンバーは日々の単調な仕事以外の部分でお互いについて理解したり、チームの取り組みに参加したりできるほか、各自の仕事ぶりを認め合い、それぞれの視点や貢献を称えることができます。

そこでこの記事では、Slack でチームのつながりを強化する方法をいくつか紹介します。従来のオフィスに戻った組織でも、完全リモートチームでも、あるいは両者のハイブリッド型組織でも、すぐに実践できる内容です。

大小にかかわらず、すべての成果を祝福

チームが複数のプロジェクトや優先事項を同時に進めている状況では、仲間やリーダーはすべての頑張りが見えていないのではないかと感じるかもしれません。また同僚が皆リモートで仕事をしていると、自分の努力が見過ごされているような気分にもなるでしょう。視界に入らないものは意識から抜け落ちてしまいがちだからです。

Slack のパブリックチャンネルで商談成立や誕生日、勤続記念日などを共有すれば、認め合う文化を育むのも簡単です。ほんのわずかなステップで、感謝を伝え合うことがチームの文化の一部になります。ちょっとしたことですが、その効果は絶大です。

毎週、チームへの感謝を自動で取りまとめ

ワークフロービルダーを使うと、定期的にチームへの感謝を指定のスレッドに投稿するよう促すメッセージを自動で設定することができます。

納期や成果物の管理に追われていると、その場でフィードバックや感謝を伝えることを忘れがちです。そこで Slack をチーム専属のチアリーダーにして、毎週金曜日に週の成果を全員で祝うきっかけを作ってもらいましょう。

まず専用のチャンネルを作成して、チームが仕事の成功を祝うために賞賛を依頼・共有したりリアク字をつけたりする場所を決めます(例えば #marketing-チーム#marketing-ソーシャルなどがよいでしょう)。次に、ワークフロービルダーを設定します。これは、Slack 上で定期的なタスクを誰でもノーコードで自動化できるビジュアルツールです。ワークフロービルダーを使うと、定期的にチームへの感謝をスレッドに投稿するよう促すメッセージを自動で設定することができます。また「/remind」のスラッシュコマンドを使えば、Slackbot がチャンネルに定期的なリマインダーを送ることも可能です。

チームに認め合う文化をさらに根づかせたいなら、次のアプリも試してみましょう。ゲーム感覚でチーム全体のエンゲージメントを高めることができます。

チャンネルとアプリでコミュニティとの結びつきを強化

デジタル環境では新人でもベテランでも、一緒に働く仲間から取り残された気持ちになるのはよくあることです。Slack では、そんな気持ちを払拭し、仲間と交流するための継続的なソーシャルプログラムを作成することができます。

新たな仲間と自動でつながる

Donut アプリで新たな仲間と自動でつながる

 

新たなメンバーと話すための Zoom ミーティングの設定が ToDo リストの下の方に入りっぱなしなら、Donut アプリが役立つでしょう。Donut は、ダイレクトメッセージを通じてよく知らない人同士をつなげることで、会うきっかけを提供します。チームの規模を問わず使うことができ、活用目的も次のようにさまざまです。

  • ソーシャル : バーチャルコーヒーミートアップ、CEO とお茶できるチャンスが当たる抽選、ランチルーレット
  • リモートまたはハイブリッドチーム : リモートでのチームランチ、毎日のおやつ会、他部門のメンバーとの交流
  • 学習 : ピアメンターシッププログラムを実施し、コードレビューやセールスデモを行う仲間をマッチング
  • ディスカッショングループ : 多様性、平等、インクルージョンなどのテーマについて話す場を設け、従業員リソースグループをサポート
  • 新規採用者 : 研修仲間、新人ランチ、ジョブシャドーイングなどで新規採用者のつながりを創出

まずはチームでの #sales-バーチャルコーヒーや他部門との #eng-交流-セールスなどのチャンネルを作成してみましょう。そうすれば、あとは Donut がダイレクトメッセージでチームメンバーのペアを作ってくれます。

「でも何を話せば…」なんて心配はいりません。Donut のプロフィールに好きなものを追加してみてください。するとアプリが共通点を見つけてくれるため、好きなものや趣味などの話題が弾みます。

「事業の世界展開に伴う課題は色々とありますが、Donut のおかげでチームや部門の間に引きがちな線をなくし、メンバーのつながりを保つことができています」

PagerDutySoftware EngineerEllen Liu 氏

AMA で経営幹部とつながる機会を用意

AMA で経営幹部とつながる機会を用意

 

自分の仕事が全体のなかでどう役立つのかを理解できれば、目的意識を持って行動でき、やる気も高まります。Slack でライブの「Ask Me Anything(AMA、何でも聞こう)」セッションを開催し、チームが経営幹部とつながる場を作りましょう。Slack に直接質問を投稿することで、ビデオ通話で発言せずとも誰でも気軽に質問するできるようになります。

McAfee は、AMA セッションをうまく活用する企業の 1 つです。多くのチームがその機会を利用して、日々の仕事から離れて充電したりビジョンについて学んだりしています。同社では経営幹部をよく知るために話を聞きたいと考える従業員は多く、#exec-ama チャンネルに参加する従業員は 1,000 人を超えています。

「ワークフロービルダーはとても使いやすいので、経営幹部は AMA 全体を自分で管理できました」と、McAfee の Director of Payments and Retention Data Strategy である David Newell 氏は話します。「どこを取ってもすばらしい体験でした。特にワークフローを使って質問した従業員にとってはなおさらでしょう」。

興味が湧いてきましたか?ワークフロービルダーを使えば、自社独自の AMA プロセスを構築することができます。まずは誰でも質問を投稿できるプライベートフォームを作成しましょう。そうすれば、質問は自動的に AMA チームに転送されます。AMA チームでは提出された質問を見て重複するものを省き、全員に関連するものを優先して #exec-ama チャンネルに投稿します。それを受けて経営幹部はリアルタイムで回答するという流れです。

離れたチームをつなげる取り組みを推進

Slack では、チームが継続的につながるためのスペースを作ることができます。例えば、チームの満足度を測る簡単なアンケートを共有できるほか、話題となる投稿で毎日の仕事にちょっとした楽しさを加えるのも簡単です。こうした毎日の取り組みによって、チームの士気は少しずつ高まり、よりよいコミュニケーションと信頼を築くことができます。

手軽なアンケートでチームの満足度をこまめに把握

Polly アプリを使って、チームの状態をこまめにチェックし、経時での変化を把握し、チームの士気を高めるアクションを特定

チームの今の状態を知るために、四半期ごとの長い調査の代わりに、短い調査をこまめに行うようにしましょう。Slack 用の Polly アプリ、Culture Amp アプリ、Officevibe アプリを使えば、チームの状態をこまめにチェックし、経時での変化を把握して、チームの士気を高めるアクションを早めに起こせるようになります。さらにアンケートを定期的に自動送信することも可能です。

「Polly の回答率の高さと使いやすさ、そして Slack 上ですべてが完結する利便性は、誰もが気に入っています」と話すのは、DraftKings の Director of Analytics である Laura Zhang 氏です。「回答者の時間を取らず、手軽に答えることができるんです」。

こうしたこまめな意識調査は、質問を 3~5 個に絞ると最も効果的です。率直な意見を得るために、匿名回答にすることをお忘れなく。

仕事以外の話題でやり取り

仕事に全力投球しているからと言って、同僚とのちょっとした息抜きが楽しめないわけではありません。Slack で楽しい話題を提供したり会話のきっかけを作ったりして、仲間との距離を縮めましょう。例えば、#random チャンネルを立ち上げて、GIF を共有したり、ペットの写真を投稿したりするほか、記事の共有や、仕事とは関係のない会話をするのもよいでしょう。

Donut を使えば、最近見ているテレビ番組やカラオケの十八番など会話のきっかけをチャンネルに自動的に投稿することができます。そうすれば、そこから何気ないやり取りや楽しい議論が生まれるでしょう。

Slack は勤務時間のタスクを進めるのに役立つだけではありません。チームの文化や仲間意識を育むための強力なコラボレーションツールでもあるのです。人とのより強いつながりが求められる今、同僚のことを少しでもよく知ることは、職場満足度を大きく高めることにつながります。

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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