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e コマースプラットフォーム企業が欠陥ゼロの購入体験を実現するスーパーボットを導入

「実際、Slack はなくてはならないツールです。規模の拡張が簡単にできるうえ、遠くのオフィスメンバーやチームともつながっていられるからです」

ShopifyCulture SpecialistLisa Madokoro 氏

Shopify は、世界50万以上ものストアのためのeコマースプラットフォームです。 オンラインショッピングをしたことがある人は、総額400億ドルもの Shopify の売り上げに貢献した可能性は大いにあるでしょう。Shopify がこのプラットフォームを開発したのは、スノーボードの販売から顧客とのつながりの維持までの業務を、サードパーティを使わずに行えるようにするためでした。Shopify は、最適な形で Slack が機能するよう、独自のボットを作成しています。

数百もの利用件数を誇る Shopify の人気ボットの1つは Spy と呼ばれており、300人もの開発者がこのボットの機能向上に取り組みました。Slack 内で「/spy」のスラッシュコマンドの後にアクションを入力すれば、次のような数百ものカスタムコマンドを実行できます。

  • 電話、メール、チャットでサポートステータスのアップデートを受け取る。サポートリクエストの管理や、チャンネルに適したチームメンバーの配属にも役立ちます。
  • 最もアクティブなショップ、トラフィック量、チェックアウト数に関する情報の照会。
  • 様々なデータセンターのサーバーの照会、検証、開始、停止。
  • インシデント対応タイムラインで、インシデントや主要イベントにかかった所要時間を追跡。
  • 新しいレポジトリの作成、レポジトリへの新メンバーの追加、Webhookの追加と削除、Github でのレポジトリのオフサイトバックアップの実行。

Spy の導入以前は、インシデント対応の仕方を把握していたのはたった3人だけでしたが、今は50人のエキスパートが揃っています。Spy は Shopify の業務に欠かせない存在のため、数々のデータセンター間で障害に備えて Spy のバックアップを行うなど、ボットの安全性を確証するための措置を講じています。

「システムの機能停止は分単位で莫大な額の損害をもたらすので、混乱が1分少なくなるだけでもSpy 導入の価値があると言えます」と話すのは、アーソーンさん。「そのため、どんなインシデントにも耐えられるという点が当社のインフラストラクチャで最も重要な要素でした」。

「この Slack 用のツールを開発した一番の理由は、あらゆるインシデントに対応可能な一貫したフローによるオペレーションを可能にするためでした。このツールは自分たちが正しい方向に向かって仕事をしているのかを確認するのに役立っています。」

ShopifyProduction Engineering LeadJohn Arthorne

Slack で従業員を一致団結

Shopify は、世界50万以上ものストアのためのeコマースプラットフォームです。スノーボードの専門業者として創業した同社は、顧客との強い絆を結ぶことをモットーに掲げ、それを可能にするeコマースプラットフォームへと進化していきました。以来、同社は関係構築に向けた挑戦を続け、現在は Slack を導入することで、社員の一体化に努めています。

Slack は、Shopify が人を第一に考える企業文化を築くための必須ツールであり、カスタムボットがワークフローを簡素化し、社員も大いに満足しています。同社は、他のオフィスから訪問者を迎える際に、オフィスコーディネーターが行うプランの構成や食事のオーダー、経費の提出を手伝ってくれるボットも開発しました。また、ランチメニューを1時間前に知らせる Rate My Plate というアプリも構築しました。このアプリでは社員が食事のおいしさを評価でき、そのデータはランチを注文するときに役立てられています。

イベントを計画する前に Shopify 社員の意見を募るのは、Simple Poll アプリです。誰かが賛辞(ユニコーン)を受けると、Unicorn ボットからチャンネルに知らせが届きます。Unicorn はプロジェクトトラッカーとして使うこともできます。

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「実際、Slack はなくてはならないツールです。規模の拡張が簡単にできるうえ、遠くのオフィスメンバーやチームともつながっていられるからです」

ShopifyCulture SpecialistLisa Madokoro

Shopify の主幹事業はショッピングのため、ブラックフライデー (感謝祭の後の金曜日で、昨年の売上は30億ドル以上、買い物客は1億人以上を記録) は特に大切な一日。そのため、ブラックフライデーまであと何日かを知らせてくれるボットも開発しています。さらに最近の Hack Days でも Slack に注目が集まりました。数多く社員が仕事の効率化を図る Slack ボットを開発し、最終ラウンドで競い合いました。

「Slack は私たちの企業文化に完全に根付いたツールとなりました」と言うのは、Shopify のカルチャースペシャリストのリサ・モドコロさん。「私たちにとって Slack は、あらゆるタイプのコミュニケーションや接点における、文化的媒体の1つと言えるでしょう」。