AI、Agentforce、Salesforce へのアクセスをあらゆる規模の組織で拡充するために、本日より Slack のプランおよび料金プランを更新します。この変更により、ユーザー企業の皆さまはネイティブの AI、デジタル労働力の活用、より緊密な CRM インテグレーション、エンタープライズグレードのセキュリティのメリットを得て、Slack でより迅速な成長を実現できるようになります。
2022 年に料金プランを見直して以来、Slack は、会話型のインターフェイスを通じて、あらゆるエンタープライズアプリ、データ、エージェントを統合できる「Work OS」へと進化してきました。AI、データ、セキュリティはこれまで以上に Slack にとって、そして、AI エージェントを従業員向けに提供するうえで、不可欠な要素となっています。私たちは、あらゆるチームが Slack で AI による生産性向上を実現できる環境と、あらゆる組織がデジタル労働力を活用して成長できる安全な基盤の整備に取り組んでいます。そのために、料金プランを簡素化し、すべてのプランにおいて Slack の主要なエクスペリエンスにイノベーションを組み込みます。
Slack のすべてのプランに新機能が追加
AI 機能がすべての有料プランに組み込まれます。プロプランには要約機能とハドルミーティング議事録機能が追加され、ビジネスプラスプランは、ワークフロー生成、まとめ、翻訳、検索などの幅広い AI 機能によって強化されます。新たに登場する Enterprise+ プランでは、AI を活用したエンタープライズ検索や進化したタスク管理機能を、オーガナイゼーション全体で利用できます。そして、すべての有料プランにおいて、Agentforce の AI エージェントとパートナーの AI アプリを導入いただけるようになります。
また、Salesforce のユーザーは、Slack(フリープラン)を利用して、Slack の Salesforce インテグレーションにアクセスできるようになります。これにより、すべてのチームが Slack または Salesforce から「Salesforce チャンネル」を利用して、CRM データをもとにしたコラボレーションを行えるようになります。ビジネスプラスまたは Enterprise+ プランをご利用のチームは、売上予測、案件へのスウォーミング対応、承認の調整、リアルタイムのイベントトリガーへの対応など、Salesforce のプレミアム機能を活用できるようになります。
さらに、すべてのプランにおいてセキュリティが強化されます。セッション有効期限の管理とネイティブデバイス管理が、フリープランを含むすべてのプランに導入されるほか、Salesforce ユーザー向けに SAML ベースの SSO が追加されます。これらにより、信頼できる基盤のもと、あらゆるチームが人、データ、AI、エージェントを安全に結びつけられるようになります。
Slack の料金プランの変更点
- フリープランのユーザーは、現在利用している機能に加えて、Salesforce チャンネルを利用できるようになります。
- プロプランでは、これまでと同じ料金で、主要な AI 機能と Salesforce チャンネルが利用可能になり、セキュリティも強化されます。
- ビジネスプラスプランでは、料金が 1 人あたり月額 1,600 円から 1,920 円に改定されます。これは、新しい高度な AI 機能と Salesforce のプレミアムインテグレーションによる大幅な価値向上を反映したものです。
- 新たに Enterprise+ プランが加わります。これにはエンタープライズグレードの AI、Salesforce のプレミアムインテグレーション、セキュリティの強化、管理者向けコントロール、ガバナンス、コンプライアンスといった Slack のフル機能に加え、エンタープライズ検索が含まれます。詳しくは営業担当者にお問い合わせください。
Slack はエージェント時代の「Work OS」
今回のプラン拡充は、AI とデジタル労働力の時代に対応する包括的な「Work OS」を提供するために、 Slack が約 1 年半にわたって進めてきたイノベーションを反映したものです。
- AI 検索と要約機能により、Slack は働く人が日々の仕事の流れのなかで生成 AI を自然に利用できる場所になっています。チームはチャンネルや会話に蓄積されたナレッジや記録を活用できるとともに、AI の利用で生まれた毎週何時間もの時間を生産的な仕事に充てることができます。
- 38,000 を超えるカスタム AI アプリが構築されている Slack プラットフォームは、AI イノベーションの主要な目的地になっています。Slack Marketplace から、Box、Writer、AWS、Adobe、Cohere、Perplexity など、数多くのパートナー AI アプリにアクセスできます。
- Slack と Salesforce Lightning Experience の両方に対応した Salesforce チャンネルがリリースされました。このチャンネルにより、チームは Slack のチャンネルや会話の情報を活用しながら、顧客や商談、サービスケースについてコラボレーションできます。
- コーディング不要の AI を活用したワークフローで、リスト、canvas、テンプレートを利用できるようになり、プロジェクトの進行が加速します。
- エンタープライズ検索により、Slack 内の会話、ファイル、コンテンツに加えて、サードパーティのエンタープライズアプリ内の情報も 1 か所で検索できるようになりました。エンタープライズ検索は現時点で、Salesforce、Google ドライブ、Microsoft Teams、Confluence Cloud、Github、Jira Cloud、OneDrive、SharePoint、Asana、Box に対応しています。
- Agentforce in Slack により、あらゆる組織が、自律型 AI エージェントがもたらすオンデマンドのデジタル労働力を活用して、飛躍的な生産性向上を実現できるようになりました。製品エキスパートや IT ヘルプデスク、営業コーチなど、専門的なタスクを遂行してくれるチームメイトとして、Agentforce で構築した AI エージェントと Slack チャンネルで協働できます。
私たちは、ユーザーの皆さまとともに、デジタル労働力時代における働き方を再発明しようとしています。それは人間を中心におき、人と人が会話でつながり、AI によって能力が強化され、背景情報にすばやくアクセスでき、そのすべてが強固なセキュリティと信頼の基盤で支えられる世界です。今回の更新の詳細については、Slack の料金プランのページをご覧いただくか、営業担当者までお問い合わせください。