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生産性

インテリジェント プロダクティビティプラットフォームとしての Slack に力を与える新たな機能

今年の Dreamforce で発表される Slack の新機能の一部をご紹介

Slack チーム一同作成2023年9月6日

Slack はこれまで、皆さまの働き方をよりシンプルに、快適に、有意義にすることを目指してきました。そして、多くの企業が成長や顧客満足度を維持しながら、効率を高めようと奮闘している今、組織の可能性をさらに引き出す方法として Slack が注目されています。チームとしての新しい働き方を実現して、個々のメンバーの力が足し算ではなく、掛け算になるような、チーム全体での生産性向上を実現する仕組みとして期待されているのです。

そのような状況を背景に、Dreamforce 2023 に向けて、Slack は次のような新しい強化機能を発表していく予定です。

  • 営業チーム向けの新しいソリューション Slack Sales Elevate で、営業活動の生産性を飛躍的に向上させる(提供開始済み)
  • コーディング不要のワークフロービルダーやカスタムアプリの構築により、誰もが簡単に自動化を実現できるようにする(提供開始済み)
  • ネイティブの AI 機能で生産性をさらに高める(今冬にパイロット版を提供開始予定)
  • Slack リストにより、コラボレーション時に仕事の進捗を把握しやすくする(今冬にパイロット版を提供開始予定)

生産性が高まるとは、つまり、すべての人が最高の仕事ができる状態になるということです。Slack は、チーム、顧客、パートナー、アプリ、データ、システムを、1 つのインテリジェント プロダクティビティプラットフォームでつなぐことで、これを実現します。

「AI と自動化の時代が到来している今、Slack はコラボレーションを第一に考えたアプローチで、インテリジェント プロダクティビティプラットフォームを提供しようとしています。誰もが仕事で最大限の力を発揮できるよう、よりシンプルで、快適で、効率的なツールを皆さまに届けることに私たちは注力しています。」

SlackChief Product OfficerNoah Desai Weiss

Slack Sales Elevate で、チーム営業を加速させ、大きな成果を導く

営業チームは、ビジネスを牽引する存在です。ところが、実際の営業担当者は 72% の時間を営業以外の活動に費やしています。管理業務や非効率的なプロセスに追われるなか、「以前にも増して営業活動が難しくなっている」と報告する営業担当者 は 69% にも上っています

そのような現状に、まったく新しい営業活動の方法をもたらすのが、Slack Sales Elevate です。このソリューションにより、営業チームは Slack 内で、世界 No.1 の CRM を活用しながら、一丸となって成果を上げることができます。適切なメンバー、プロセス、Sales Cloud からのリアルタイムの顧客データを、仕事を進めている Slack 内に集約することで、生産性が向上し、成約までの時間を短縮できます。Slack Sales Elevate なら、営業担当者からマネージャー、営業リーダーまで、すべての人が重要な指標を追跡し、チームのパフォーマンスや進捗の全体像を可視化して、全員で認識を共有できるのです。

ベストプラクティスや顧客データを組み込んだプロセスの自動化により、営業チームは大規模な効率化を進められます。リアルタイムの通知やリマインダーにより、営業担当者は最新の状況を把握し、仕事の優先順位をつけやすくなります。デバイスを問わずどこからでも Salesforce のデータを簡単に更新できるため、パイプライン(案件獲得プロセス)の精度が向上し、自信を持って売上予測を立てられます。実際、Slack Sales Elevate を使った場合、営業担当者が案件を更新するスピードが平均で 4 倍になっています

Slack Sales Elevate は、すでにユーザーの皆さまへの提供を開始しています。ぜひ Slack までお問い合わせいただき、Slack Sales Elevate の利用をご検討ください。

ワークフロービルダーで、仕事を自動化して時間を節約

Slack は単に会話をするだけでなく、非効率的なプロセスを自動化されたワークフローに変えられる場所です。ユーザー企業の皆さまから、Slack を使った自動化により節約できる時間が 35% 増えた と報告されているように、この機能は実際の業務で活用されています。

その自動化をさらに広く利用していただくために、Slack は新しいワークフロービルダーをリリースしました。これにより各種ツールを柔軟に統合したり、Slack 全体でワークフローを利用・共有したりしやすくなっています。すぐに利用を開始できるテンプレートも用意されています。

ワークフローのコネクタを使うと、Slack と、Google スプレッドシート、DocuSign、Jira、Asana といったほかのツールを連携させたタスクを、コーディングを行うことなく簡単に自動化できます。また、Salesforce フローをワークフロービルダーに拡張することも可能で、これにより管理者が承認した Salesforce の自動化を用いて、Slack のワークフローを安全にカスタマイズできます。

Slack の次世代プラットフォームにより、開発者の皆さまがカスタムアプリを構築・展開して、社内システムや高度なビジネスロジックを自動化に組み込むことも容易になります。Slack がホスティングを担うことで、インフラストラクチャの経費を節約しながら、データを Slack 内に安全に保存できます。開発者はカスタムアプリのビジネスロジックをワークフロービルダーにも拡張できるため、メンバーはプロセスの自動化を通じてそのビジネスロジックを利用できます。

作成されたワークフローには、新しい自動化ハブから簡単にアクセスできます。このハブには、すべてのアプリとワークフローが集約されます。最近実行したワークフローを見つけたり、テンプレートを使ってすぐに利用を開始したり、組織内で使用されているワークフローを検索したり、といったことが可能です。ほかのユーザーが作成したワークフローも、ワークフロービルダー内で複製・カスタマイズして、簡単に再利用できます。

ワークフロービルダーのユーザーの皆さまへの提供は、すでに開始されています。

「ワークフロービルダーによって、新しく創造的なアプローチで、Slack 内でタスクを自動化できるようになりました。貴重な時間をより戦略的な仕事に使えるようになったのです。」

AllianceBernsteinAVP、Product Manager of Collaboration ToolsRebecca Hoffman 氏

Slack AI で、仕事をもっとスマートに

送信済みのメッセージ、共有された canvas、録音・録画されたクリップなど、Slack は組織にとってナレッジの宝庫です。その集合知の力を最大限に引き出すために登場するのが、Slack AI です。Slack にネイティブに組み込まれたこの新しい生成 AI 機能で、次のようなことを実現できます。

  • チャンネルの要約を使って、チャンネルのハイライトを生成。ユーザーは重要なポイントをすぐに把握できます。例えば、顧客のフィードバックが集まるチャンネルから、重要な問題を即座に抽出できるとしたらどうでしょうか。新しい知見にすばやく簡単にアクセスできることで、チームは十分な情報に基づいた、顧客中心の意思決定を行えるようになります。
  • スレッドの要約を使うと、ワンクリックであらゆる会話の内容をつかめます。例えば、カスタマーサポートチームで協力して問題解決にあたる際に、特定分野に詳しいメンバーに加わってもらったとします。そこまでに長い経緯があったとしても、スレッドの要約機能を使えば、そのメンバーはすぐに状況を把握して、問題解決に向けて力を発揮することができます。
  • 回答の検索では、質問を入力すると、関連する Slack メッセージの情報に基づいた、簡潔な回答が得られます。例えば、新しいプロジェクトについて理解したい場合、回答の検索を使えば、プロジェクトの目標や主要な関係者などを、すばやく把握できます。

Slack AI にも、Slack 本体と同様のセキュリティ機能が組み込まれているため、安心して AI を組織に導入できます。すべてのデータは Slack の内部で安全に保護され、サードパーティのモデルの訓練に使用されたり、ほかのユーザー企業のデータと混合されたりすることはありません。

Slack AI のパイロット版は、今冬に提供開始予定です。待機リストに登録して、最新情報をいち早く受け取りましょう。

「働き方が急速に進化するなか、新しいテクノロジーを効果的に導入し、進化させていくことが非常に重要になっています。インテリジェントなツールや新しい仕事の方法によって進化を続ける Slack は、会社内のあらゆるチームが認識を共有し、効率を高め、生産性を向上させることに貢献しています。」

IDCVice President of Social, Communities and CollaborationWayne Kurtzman 氏

Slack リストで、コラボレーション時に進捗を把握

複数のチーム間で仕事を管理するには、徹底した整理と緊密なコラボレーションが必要です。ところが、今日のツールの多くは、その両方に対応できるようにはなっていません。やむなく、あるアプリで業務の進捗を把握しながら、別のアプリで共同作業する、といった方法をとっていると、経緯や状況をうまく共有できず、メンバーの連携が損なわれ、仕事のペースも落ちてしまいます。

そこで Slack が導入するのが「リスト」です。これはコラボレーションを中心とした働き方において、業務の進捗を把握できる新しい方法です。チームワークを念頭に置いて開発されたリストにより、Slack 内での協働作業の流れのなかで、業務管理をシームレスに行えるようになります。部門を超えたプロジェクトの管理から、IT 関連の依頼のトリアージ、法務部門による承認審査など、あらゆる種類の仕事をリストで管理できます。

Slack 内に組み込まれたリストを使うことで、チームはチャンネルと同じように簡単かつスピーディーにコラボレーションできます。リストが更新されると、Slack のほかのアクティビティと同様に、チームメンバーに通知が届きます。リストの項目ごとに専用のスレッドが用意され、そこで会話を継続・発展させることができます。もちろん、Slack 内でのリストの共有もシームレス。現在行っているほかのファイルやメッセージの共有方法と変わりません。

チームがすでに仕事で使っている Slack 内で、業務の進捗を管理できることで、プロジェクトマネージャーやリーダーをはじめ、会社全体のすべての人が、必要なあらゆる情報を手に入れて、最新の状況を把握し、コラボレーションを前に進めることができます。

Slack リストは、今冬にパイロット版の提供を開始する予定です。

さらに詳しく知りたい方は、Dreamforce に対面で参加するか、Salesforce+ で視聴して、インテリジェント プロダクティビティプラットフォームである Slack で、あらゆる人の可能性を引き出す方法をご覧ください。

脚注

  1. State of Sales Report, Salesforce, 5th Edition, 2022.
  2. State of Sales Report, Salesforce, 5th Edition, 2022.
  3. Salesforce Internal Pilot, July 2023.
  4. FY24 Customer Success Metrics Report, Salesforce, August 2023.

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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