多くの人にとって、オフィスで 9 時から 5 時まで過ごす生活は過去のものになりました。今や仕事に場所は問われません。会議室ではなく空港のラウンジから会議に参加したり、デスクではなくカフェからチームと連携したりすることもできます。
しかし生産的に仕事を進められる場所がどこであっても、ベストな成果を出し続けるには、柔軟で信頼できる高機能なツールが必要です。そこで、本日 Slack は iPad 版 Slack アプリのメジャーアップデートをリリースしました。そのなかで特に注目すべきは、新しくなったパワフルなインターフェイスです。モバイルアプリとデスクトップアプリそれぞれのデザインの長所を兼ね備えているため、オフィスでも外出先でも、iPad 上でシームレスな Slack 体験が実現します。
新しい 2 列レイアウト
何よりもまずお伝えしたい点として、新しい iPad 版アプリでは 2 列レイアウトのデザインとなり、デスクトップバージョンのレイアウトに近くなりました。
左側のサイドバーから Slack チャンネルやダイレクトメッセージを選択すると、右側にその内容が表示されます。動画の製作であれ製品ロードマップの計画であれ、この新しいレイアウトを活用すればマルチタスクが捗るほか、生産性が落ちません。
「iPad は、デスクトップの体験とモバイルアプリのシンプルさが求められる独特のデバイスですが、最新の iPad 版アプリではそれをうまく融合しました。これにより、ユーザーの皆さまは場所を問わず Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)とつながり、仕事を整理して生産的に進めていくことができます」
アップグレードされたサイドバー
iPad 版アプリ左側のサイドバーがアップグレードされ、チャンネルの整理や操作がしやすくなりました。
最も注目すべき機能は次のとおりです。
- セクションが折りたたみ可能になったため、優先度の低いチャンネルをグループごと非表示にして、重要な会話に集中しやすくなりました
- セクションの環境設定がデスクトップバージョンと同期されるため、デバイスを切り替えてもサイドバーの使い勝手は変わりません
- ダイレクトメッセージ内のユーザー名にアバターが表示され、相手が誰かぱっと見てわかるようになりました
さらにチャンネルのアクティビティを最新順に並び替えられるため、チームの最新状況も素早く確認できます - チャンネル名を長押しするだけでコンテキストメニューが表示され、チャンネルのミュートや退出、リンクのコピー、既読にするといった操作が簡単になりました
「Hewlett Packard Enterprise では、よりよい生活や働き方の実現に力を入れています。iPad 版 Slack アプリの使い勝手が大きく向上したことで、最前線にいるチームメンバーが社内のデジタルエコシステム全体とさらに連携しやすくなるはずです」
アクセシビリティの向上
私たちは、Slack があらゆる人にとって使いやすいものとなるよう日々取り組んでいます。今回の新しい iPad 版 Slack アプリでも、さまざまな点でアクセシビリティを改善しました。
まず、アプリの Apple VoiceOver スクリーンリーダー機能のラベルを改善しました。これにより、視覚障がいのあるユーザーが各会話の関連を判断するために、より多くの情報を得られるようになりました。また、最近のアクティビティで並び替えれば、新しい会話をすぐに見つけることができ、余計な操作を省けます。
さらにワークスペーススイッチャー機能をモーダルに変更し、VoiceOver ユーザーが複数の Slack ワークスペースを直感的に切り替えられるようになりました。加えて、Dynamic Type への対応も進めたことで、ワークスペーススイッチャーやサイドバーなどの要素のサイズをユーザーが調節できるようになり、視認性が向上しています。
あらゆる仕事の体験を改善
新しい iPad 版 Slack アプリを使うと、役割や職務を問わず誰もが仕事をよりシンプルに、より快適に、より有意義に進められるようになります。
🧑🏻💻 さまざまな情報にアクセスしながら仕事を進める人は、iPad 版アプリをサブ画面として使うとデスクトップでの体験を補完できます。仕事を終える頃に(またはエンジンをかけ始める時間に)ソファでリラックスしつつ、チームとつながっておきたい時にも便利です。
💼 iPad 版アプリの新しいサイドバーはエグゼクティブにも最適です。会話を優先度で整理して、最も重要な情報に集中できるからです。また使いやすいだけでなくどこにでも持ち運べるため、どこからでも自社の Digital HQ にアクセスでき、出張中でもチームと連絡を取りながら仕事を進められます。
🏃🏽♀️ 大きな画面用レイアウトと直観的なタッチコントロールは、保険外交員、建設作業員、営業担当者など現場で働く人が客先や作業現場でチームと連携する際にも便利です。
🛍 進化したインターフェイスとアクセシビリティのおかげで、小売店スタッフが商品の詳細情報を同僚に確認したり、在庫をチェックしたり、顧客からの質問に答えたりするのもスムーズになるでしょう。
「Slack のおかげで、T-Mobile の最前線で使う iPad のユーザー体験がとてもスムーズになりました。速やかな顧客サポートに必要な情報が見つけやすくなっただけでなく、私たちにできることも広がったんです」
通信大手の T-Mobile で働く従業員は、まさにこうしたメリットを実感しています。というのも、店舗で働く何千もの従業員は、日頃から iPad を使って顧客をサポートしたり、ワークフローを進めたり、同僚と情報交換したりしているからです。
「新たに列で見られるレイアウトと、自由に設定できるサイドバーによって、営業やサポート業務を進めやすくなりました。新型 iPad にも負けないほど優れたデザインです」と語るのは、T-Mobile で Engineer for Systems Reliability を務める Carson Cook 氏です。「それにデジタルアクセシビリティ機能の改善もありがたいです。おかげで、あらゆるスタッフの顧客対応がさらにスムーズになりました」。
T-Mobile の店舗スタッフは、新しい iPad 版 Slack アプリを使って社内の最新状況の把握や料金プランの詳細共有など、日頃の業務をよりうまく進めています。スタッフの多くはデスクトップやスマホでの Slack 操作に慣れているため、よく似たデザインの新しい iPad 版 Slack アプリはすぐに定着し、トレーニングのコストも抑えられました。
年内のさらなるアップデートに注目
今回のアップデートは、Slack ユーザーの皆さまの使いやすさを高める大きな一歩です。しかしこれはほんの始まりにすぎません。年内には、キーボードショートカットのサポート改善、アクセシビリティの改善などさらなるアップグレードをリリースする予定です。
新しい iPad 版 Slack アプリをさっそく試してみる場合は、最新バージョンをこちらからダウンロードしてください。