大規模活用賞に輝いたのは、世界有数の通信情報企業である TELUS です。Slack を使って、魅力的で成果を出しやすい企業文化を育み、カナダ全土にいる数千人のメンバーが社内外で強力なワークフローを活用できるようにした点が評価されました。
TELUS は、ブリティッシュコロンビア州バンクーバーに本社を置く通信プロバイダーです。「テクノロジーで社会にポジティブな成果を」をミッションに掲げ、家庭用電話やインターネットから、モビリティソリューション、ヘルスケアテクノロジー、オンラインおよびホームセキュリティ、テレビ、農業イノベーションまで幅広く手掛け、これまでも高く評価されています。
TELUSでは 2016 年に Slack を導入し、ミッションと戦略を軸に、分散した従業員を 1 つにまとめてきました。コロナ前からリモートワークをしやすい文化をいち早く取り入れ、従業員が働く場所や方法を選べる多様な「働き方」を導入したのです。従業員はチャンネルベースのコラボレーションにすぐさま価値を見出し、IT、健康、農業などさまざまなビジネス分野で Slack を自発的に活用するようになりました。
今や、Slack 上で毎週 30 万以上のつながりが生まれ、11 の部門と無数のタイムゾーンを越えて仕事が進んでいます。今後も規模を拡大して新たな企業を買収する計画が進むなか、優秀な人材を集めるだけでなく、既存の従業員が定着し力を発揮できるようにするには Slack の活用が有効です。実際、同社の経営幹部たちは Slack がその差別化要因になると認めています。
それが証明されたのが、最近全社総出で取り組んだ大規模な製品リリースです。チームは Slack チャンネルを中心に連携し、インテグレーションを活用してレポートやビジュアルを自動投稿することで、経営幹部に対して状況をリアルタイムで見える化できました。さらに開発者がレポートを手作業で作成する必要がなくなったことで、成果につながる開発業務にかけられる時間が週に 3.3 時間増えました。
「プロセスの自動化や他ツールとのシームレスな連携により、世界をリードする体験を顧客やコミュニティに提供できるようになりました。本当に Slack のおかげです」
TELUS では多くのチームが、緊急アラートに対応する際にメールをこまめにチェックするのではなく、Slack モバイルアプリで重要な情報をプッシュ通知で受け取っています。これにより、手の空いている人がどこからでも対応できるため、インシデント確認までの時間が平均 60 分も減りました。
今後も TELUS は Slack を活用することで、どんな課題に直面しても方向性を揃えて、透明性と帰属意識を高めていけるでしょう。それにより、引き続き 1700 万人を超える顧客に最高の製品を届けていく予定です。