メンバー、パートナー、システムをつなぐ Slack
変革

組織を変革し、チームがもっと深くつながる Slack の新機能

チームやパートナー、システムとさらにつながる新機能で、仕事をもっとスムーズに

Slack チーム一同作成2020年10月7日

在宅勤務も 8 か月目に入り、多くの組織が長期的なリモートワーク戦略を重視するようになっています。J.P. モルガンによれば、パンデミックによって自社のデジタル変革を前倒しで進めざるをえなくなったことを認めた CIO は 79% に上りました。

リモート体制でビジネスが進むべき道とは、デジタル技術の力で組織のあらゆる面を見直す全社的なデジタル変革であることが明らかになりつつあるのです。皆さまの企業が組織全体で目指す方向を揃え、ビジネスのデジタル変革を進めていけるよう、Slack は必要な人を必要な時に必要な場所に集め、そこで必要なツールを使えるようにすることでサポートします。

2020 年も Slack は、毎年恒例のカンファレンス Slack Frontiers を開催する予定で、すでに 18,800 人という史上最多の登録者数を記録しています。今年はリモートワークに関する新たな調査や取り組み、また働き方の変革を加速する革新的な新製品について発表する予定です。ここではカンファレンスに先がけて、その中身をちょっとだけ覗いてみましょう。

オープンでつながりを感じられる企業文化を育む

Slack は、組織がオープンな文化を作るのを後押しするチャンネルベースのメッセージプラットフォームです。これまでも多くのチームが Slack でつながり、積極的にやり取りして仕事を進めることができます。しかしパンデミックを機に世界中のビジネスが突然リモートワークに移行し、これまでの前提が崩れました。今、企業はこれまで経験したことのない状況を生き抜くために、組織・文化の変革に役立つインサイトやガイドを求めています。

そこで私たちは今年、Future Forum を立ち上げました。企業がデジタルファーストの職場での働き方を見直すのを支援する業界団体です。そして、リモートワーカーが今直面している課題やチャンスへの理解を深めるため、新たにリモートでの従業員体験レポートを発行することにしました。これは四半期ごとのレポートで、新たな仕事の世界で勝ち残るために必要なデータや分析をまとめていきます。

第 1 回のレポートでは、ナレッジワーカー(知識労働者)にとって、オフィスで働くよりもリモートワークの方がおおむね満足度が高いことが示されています。

リモートでの従業員体験レポート

ただし、同時に注意すべき兆候もあります。帰属意識が弱まってきていることです。長い目で見て組織が健全でいるために、個人的にも仕事上でもつながりを持つことは絶対に欠かせないものです。しかしリモートワークでは、そのようなつながりを作り保つことがより難しいことがわかってきました。

突き詰めると、組織には次のようなことが求められています。

  • 従来のオフィスベースの定型業務をデジタルな空間でできるように設計し直す
  • 従業員が柔軟なスケジュールで働けるようにする
  • デジタルチャンネルを活用して社会的な絆を作る

Slack は、組織が 1 か所に集まらない働き方に適応し、成長していくためのプラットフォームを提供することに全力投球しています。これからも革新的な新製品を届けることで、従業員やパートナーの皆さま、そしてシステムの連携を支援し、皆さまの仕事をよりシンプルに、快適に、有意義にしていきます。

組織をつなげる Slack

パートナーとのコラボレーションを安全に

Slack コネクトは、社内外を問わず一緒に働くすべての人がチャンネルでメッセージをやり取りできるようにしたものです。メールをこれに置き換えれば、送受信のラリーを繰り返さなくても、社外のメンバーと同じ場所で安全に仕事を進めることができます。

実際に 6 月のサービス開始からこれまでに、52,000 を超える組織が Slack コネクトを活用して外部パートナーとの仕事をスムーズに進めてきました。そしてこのたび、組織を越えて「一緒に働く」がもっと簡単で安全になります。

Slack コネクトダイレクトメッセージが登場!

複数の企業がチャンネルに集まれるようになって以来、ユーザーの皆さまからは「異なる組織間でダイレクトメッセージを使えないか」という問い合わせが来ていました。

そこで今日発表するのが、Slack コネクトダイレクトメッセージです。複数の組織の間で安全なダイレクトメッセージのやり取りができるようになったのです!プライベートの招待リンクを、一緒に仕事をする信頼できるパートナーや顧客、ベンダーに知らせれば、お互い自社の Slack オーガナイゼーションからダイレクトメッセージを送信できるようになります。

例えば、ベンダーとのプロジェクトの初期段階で、チャンネルはまだ立ち上げていないものの、先方の 1~2 名のメンバーと調整を始めたいという場合、Slack コネクト DM ならすばやくコミュニケーションを始められます。これは、外部の信頼できる仲間とすばやく安全に仕事を進めるための革命的な一歩だと言えるでしょう。Slack コネクト DM についてもっと詳しく知るには、Slack のウェブサイトにアクセスしてください。

Slack コネクト DM のリリース時期 : 2021 年上旬

Slack コネクト DM

安全に外部のオーガナイゼーションとつながる

Slack が提供するあらゆる機能では、エンタープライズグレードのセキュリティを確保しています。そこで、Slack コネクトで信頼できるパートナーが簡単にわかるようにしました。まもなく、認証済みオーガナイゼーションは新しいチェックマーク機能で示されるようになります。そのため、認証済みオーガナイゼーションのメンバーがチャンネルへの招待を送信または受信すると、招待受信先または送信元は、自社がつながる相手が安全な企業だとわかるようになります。

認証済みオーガナイゼーション機能のリリース時期 : 2021 年上旬
認証済みオーガナイゼーション
認証済みオーガナイゼーション機能に加えて登場するのが、承認済み共有です。これは管理者が、信頼できるオーガナイゼーションと共有するチャンネルについてのリクエストを事前承認できる機能です。これにより、チームが認証済みの顧客やベンダーとチャンネルを共有する際、管理者の手をわずらわせることなく、必要に応じてさまざまなチャンネルを安全に作れるようになります。

承認済み共有機能のリリース時期 : 2021 年上旬
承認済み共有

お気に入りのツールを Slack で使ってパートナーとの連携をスピードアップ

私たちは他社とのパートナーシップを築くことで、皆さまが Slack 上で選りすぐりのツールを使って業務を効率化できるようにしてきました。今回発表する新しい Slack 用 DocuSign eSignature アプリでは、エンベロープの送信や、テンプレートの使用、DocuSign からの通知の受信がすべて Slack 上でできるようになります

これにより、パートナー企業と契約書の確認や署名文書をやり取りする際、Slack コネクトから離れることなく安全にやり取りできるようになりました。

DocuSign アプリのリリース時期 : すでに利用可能

Slack 用 DocuSign eSignatue アプリ

システムをつなげて重要情報を直接チームへ

重要な通知、情報、要実行アラートなどを Slack チャンネルに集めておけば、インシデントが発生してもチームが力を合わせてすばやく対応できます。また、Slack は選りすぐりのソフトウェアと連携できるため、どんな組織でもデジタル変革を加速することが可能です。

さらに、開発経験がなくてもカスタムソリューションを構築できる柔軟性まで備えています。

ワークフロービルダーでよく使うアプリを連携

ワークフロービルダーをさらにカスタマイズして、その効果を何倍にもできるようになりました。ワークフロービルダーとは、日常タスクを自動化できるビジュアルツールです。本日より、アプリからのワークフロービルダーステップを利用できるようになりました。Slack ユーザーなら誰でも、ZapierDatadogPolly など Slack 以外のツールを組み込んだワークフローを構築することができます。もちろんコーディング要らずです。

例えばサポート担当者であれば、問い合わせチケットに事前に決めておいた絵文字でマークをつけることで、詳細情報をデジタル運用プラットフォームの PagerDuty にリアルタイムで自動送信し、エンジニアが調査するための新規インシデントを作成することができます。

アプリからのワークフロービルダーステップ機能のリリース時期 : すでに利用可能
アプリからのワークフロービルダーステップ

組織のファイアウォール内に安全なインタラクティブアプリを構築

複数のツールやプロセスを Slack アプリ 1 か所にまとめられるようになり、セキュリティを重視するユーザーが安心してカスタムアプリを構築できるようになりました。

ソケットモードの登場で、開発者は企業のファイアウォールの中にいるユーザーから WebSocket 接続経由でイベントを受信し、安全に操作を実行できるようになりました。現在は、皆さまの社内の開発者が Slack の API に伴う機能をすべて活用できるようになっています。これにより、パブリック HTTP エンドポイントの公開なしにリッチなインタラクティブアプリを構築することだって可能になりました。

ソケットモード機能のリリース時期 : 2021 年上旬

Slack で基本的なツールにすばやくアクセス

管理者が推進できる最も有意義なことの 1 つは、全社的な生産性ツールと Slack を連携させることです。組織は投資したソフトウェアからさらに大きな価値を引き出せるからです。

そのため Slack では、今年中にオーガナイゼーション全体へのアプリデプロイ機能を導入します。これにより、管理者は数回クリックするだけでオーガナイゼーション内のすべてのワークスペースにアプリをインストールできるようになり、チームのメンバー全員が 1PasswordBlueJeansBoxCisco Webex MeetingsEnvoyMicrosoft OneDrivePollySalesforceSimple PollWorkastWorkday といった基本的なアプリをすぐに使えるようになります。

コンテキストを豊富に提供するアプリをデプロイすると、Stack Overflow による知識、Salesforce のレコード、Adobe Creative Cloud のデザインなどを共有して、チームが最新情報を入手し、足並みをそろえるのにも役立ちます。

OrG 全体へのアプリデプロイのリリース時期 : 2021 年上旬

OrG 全体へのアプリデプロイ

エンタープライズ対応アプリの認証

Slack ではエンタープライズに対応したものを判別しやすくするため、App ディレクトリのアプリに対して、1 年ごとの有料認証プログラムを導入します。この新しいエンタープライズ対応アプリ認証プログラムは、そのアプリがセキュリティ、ポリシー、サポート、ユーザー体験において、最大規模のユーザー企業の皆さまからの要件を満たしていることを保証するものです。

エンタープライズ対応アプリの認証のリリース時期 : 2021 年上旬

オソオセヨ!(ようこそ!)

私たちは、皆さまの仕事の進め方に合った体験を、普段使われる言語で提供し、Slack をできるだけ快適に使ってもらえるように取り組んでいます。そこで本日、Slack の韓国語版をリリースしました!

Slack で言語を韓国語に設定すれば、画面で目にする部分から最後の絵文字に至るまで、製品全体が韓国語版になります。韓国語は Slack で使える 7 番目の言語です。韓国語を話す皆さまに韓国語版を提供できること、そして Slack が世界中のチームにとってさらに使いやすくなったことをうれしく思います。今後数週間のうちに、カスタマーエクスペリエンス担当に韓国語で問い合わせできるようになる予定です。

Slack 韓国語版のリリース時期 : すでに利用可能
韓国語の Slack ウェブサイト
以上、今後登場するさまざまな機能の予告編でした。いつものように、質問があればいつでも feedback@slack.com までご連絡ください。私たちはいつだって皆さまの力になりたいと考えています。

上記内容は情報提供のみを目的としたものであり、拘束力のある文書ではありません。購入の決定に際して本内容に依拠しないでください。すべてのプロダクトや機能の開発、リリース、タイミングは Slack の単独の裁量によるものであり、変更される可能性があります。

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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