今回 Slack の国別優秀賞(フランス)に輝いたのは、急成長企業の ManoMano です。同社では、Slack を活用して拡張可能な Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)を構築し、世界中に分散するチームが仕事を素早く進められるようにしました。
ManoMano は、ヨーロッパで DIY 商品や家庭用品、ガーデニング用品の分野をリードする企業です。月間利用客数は 5,000 万人、アクティブ顧客数は 700 万、さらに扱う商品数は 1,600 万に上ります。同社では 2015 年から Slack を利用しており、2020 年に 650 人以上の従業員がハイブリッドな働き方を始めた際も、比較的スムーズに移行することができました。また技術部門を中心に、メールのほとんどを Slack に置き換えただけでなく、社外パートナーや販売会社ともチャンネルでのやり取りを開始。現在アクティブな Slack コネクトチャンネル数は 50 件を超えています。
ManoMano では、仕事を主に進める Slack 上での生産性を高めるために、Slack ボットと自動化を活用しています。例えば同社の IT 部門では、パスワードのリセットが必要な場合に Slack でアラートを送信し、1,000 人の従業員に自動化された社内サポートを提供するボットを構築しました。技術部門でもボットを活用してインシデントの管理や追跡を行うほか、Slack ハドルミーティングでスプリントの振り返りを実施しています。
「ManoMano のように急成長中の環境では、誰もが時間を節約し、創造性や付加価値の高いアクションに専念できることが重要です。生産性を高めて多くのアクションを自動化するうえで、Slack のサポートは欠かせません」
現在、ManoMano の従業員研修は、新規採用者の紹介から、Slack チャンネルでの関連情報へのピン留め、さらにはウェルカム朝食のデリバリーの手配まで完全にリモートで行われています。そのプロセスは、Haiilo Insights のインテグレーションを通して Slack 上で実施されたアンケートで集まったフィードバックに基づいて構築されました。Haiilo Insights は、従業員心理を全体的に把握して実用的なインサイトを提供するツールです。また研修後も従業員がつながりを保てるように、Slack で Donut アプリで仲間意識を育むきっかけを生み出しています。
さらに仲間意識を構築するための毎年恒例のイベント ManoGames では、Slack を活用してチームをさっと編成し、新メンバー同士が国をまたいで素早く効果的にやり取りできるようにしています。
Slack で社内コラボレーションを推進し、独自の企業文化を構築し、社外パートナーと連携する ManoMano のチームは、どこからでも最高の成果を出せる柔軟性と自律性を備えているのです。