ここ数年、Slack は何百万もの人が組織のなかで一緒に働く方法を変えてきました。社内コミュニケーションの方法がメールからチャンネルになったことで、チームではメンバーがお互いの状況をより理解しながら、より多くの仕事を進められるようになりました。しかし、仕事は社内だけで完結するものではありません。そこで次のステップとして、組織の内外を問わず一緒に仕事を進めるすべての人が Slack のメリットを活用できる方法、Slack コネクトを本日リリースすることにしました。これは、複数の組織がより安全かつ生産的にやり取りできる方法です。
「Slack はチャンネルベースのコミュニケーションのパイオニアです。ユーザー企業の皆さまはすぐに、仕事を進めるのに Slack が一番効果的だと気づいて受け入れるようになりました。Slack コネクトのリリースにより、私たちのミッションは実現へと大きく前進します。そのミッションとは、ビジネスコミュニケーションを変革し、皆さまの仕事をよりシンプルに、より快適に、より生産的にすることです」。
Slack コネクトは、ユーザー企業の皆さまとともに 4 年以上かけて開発した安全なコミュニケーション環境です。これを使うことで社外パートナー、顧客、ベンダーなどとの会話をすべてメールから Slack に移すことが可能になり、ビジネスコラボレーションを次のレベルへと進化させます。Slack で Chief Product Officer を務める Tamar Yehoshua は、次のように話します。「Slack コネクトで特に気に入っているのは、この機能がユーザー企業の皆さまと一緒に作ってきたものだということです。私たちは実際に Slack コネクトを使って、製品そのものや、社外チームと一緒に製品をどう使うかについてのフィードバックを集めてきました。そうして皆さまとともに Slack コネクトを構築してきたのです」。
本日より、1 つの Slack チャンネルを最大 20 件のオーガナイゼーションが共有できるようになりました。これにより、サプライチェーン全体、子会社、同業者など、より多くの社外エコシステムを Slack に取り込むことが可能になります。Slack コネクトを使うと、どんなチームも次のことができるようになります。
- 安全に外部のオーガナイゼーションとつながる
- パートナーやベンダーとの仕事がより速く
- ビジネスにおける関係性を強化
安全に外部のオーガナイゼーションとつながる
企業のデータを保護することは、社外組織との連携においてとても重要です。Slack コネクトは、データの損失防止、データ保持、eDiscovery など、Slack のエンタープライズグレードのセキュリティ機能とコンプライアンス基準をすべて備えているため、管理者やセキュリティ担当者の皆さまも安心です。また、Slack は Amazon Web Services 経由で Enterprise Key Management* も提供しているため、組織はデータとその閲覧者を完全に管理することができます。
「TD Ameritrade や Iress など大手ユーザー企業の皆さまは、セキュリティやコンプライアンスに膨大な労力を費やしています」と、Butterfield は話します。「しかし、社外とのコミュニケーションは管理の範囲外になりがちです。SMS や WhatsApp などのメッセージアプリでやり取りされてしまうと、組織は重要な記録を見ることも保持することもできません」。
Slack コネクトなら、管理者は組織のデータを継続的にコントロールし、外部からのアクセスを監視することができます。また、スパムやフィッシング詐欺のリスクがあるメールとは異なり、チャンネルでメッセージやファイルをやり取りするのは認証済みメンバーに限られています。
「メールは組織を常にセキュリティ上の脅威にさらします。ビジネスメール詐欺による損失は 120 億ドルにのぼり、データ侵害の 90% はフィッシングによるものです。組織にとってより安全なコラボレーションソリューションを求めるなら、メールをやめて Slack にすること。これが第一歩です」。
Slack が規制業界全体で信頼されるようになるために、私たちは最も厳しいセキュリティ基準さえ超えられるよう投資してきました。Slack は、組織がすべてのコンプライアンス要件に対応できるようなソリューションを提供しているのです。
パートナーやベンダーとの仕事がより速く
社外チームとのプロジェクトを、サイロ化されたメールではなく Slack で進めれば、必要な人たちとリアルタイムでやり取りすることができます。顧客、ベンダー、パートナーが 1 か所にまとまり、よりスピーディな意思決定が可能になるのです。
「Slack で社外ベンダーにメッセージを送信できると、サポートのレベルが上がります。チャンネルなら、メールのようにたらい回しになることもないからです」。
Slack コネクトはこんなことに使われています。
- サプライチェーンの管理、重要な最新情報の共有、運用の最適化
- 計画のブラッシュアップや納品物の承認に関するパートナーとのやり取り
- 優先順位に応じて問題をすばやく振り分け、主な顧客に最高クラスのサポートを提供
新しいアプリは、これらのワークフローをさらにスピードアップし、実現段階で発生する面倒なタスクを合理化します。会議を例に考えてみましょう。組織をまたぐ会議の設定は大変です。相手のツールや組織についての情報が足りないからです。Slack コネクトと今後リリース予定の Outlook および Google カレンダーのインテグレーションを使えば、Slack が各オーガナイゼーションのメンバー全員の予定をさまざまなカレンダーアプリからチェックし、会議ができる時間を提案します。
ビジネスにおける関係性を強化
Slack コネクトを使えば、チームが世界のどこにいても、パートナーと信頼関係を築いて距離を縮めることができます。
「私たちは、顧客のチームの延長のようなものだと考えています。Slack チャンネルで顧客と一緒に仕事を進めることで、行き違いや衝突を減らすことができるのです」。
プロジェクトや関係性が広がるなかで、各組織は新しいメンバーを追加したり、過去の会話やファイル、話の流れを確認したりすることができます。そのため全員が同じ認識を持つことができるのです。
Slack コネクトを始める
Slack コネクトはすべての有料プランで利用できます。すでに Slack を使っていて Slack コネクトを利用してみたい場合は、こちらから使い方を確認するか、気軽にお問い合わせください。また、ユーザー企業の皆さまが、社外パートナーとの連携にどう Slack を活用しているか知りたい場合は、最新のカスタマーストーリーをご覧ください。
*Slack Enterprise Key Management は、今夏以降に Slack コネクトで利用可能になる予定です。
この内容は情報提供のみを目的としたものであり、拘束力のある文書ではありません。製品や機能の開発、リリース、時期は Slack の単独の裁量によるものであり、変更される可能性があります。購入の決定に際し、この内容に依拠して判断されないようお願い致します。