データ管理 : 透明性および統制
本書は、お客様のご参考のために作成された英語版の参考訳であり、可能な限り正確であるように努めていますが、誤りを含む可能性があることをご了承ください。英語版と齟齬がある場合、英語版の定めが優先し適用されるものとします。
このリソースは、Slack が実施しているデータ管理のポリシーと慣行を理解するための情報とともに、お客様が自分のデータを管理、保護、および制御するための手段に関する情報を提供するものです。
はじめ方
Slack が実施しているデータ管理の慣行を理解するには、Slack では「顧客データ」と「他の情報」という 2 つの明確なカテゴリーに基づいてデータを定義している点に留意していただくことが重要です。 「顧客データ」(すなわち、お客様が本サービスに投稿するメッセージ、コンテンツおよびファイル)については、当社の利用規約に定義するとおり、お客様がその所有者および管理者となります。 また、「他の情報」(すなわち、 利用状況に関する情報およびアカウント情報)については、Slack がその処理者および管理者となります。 この詳細についてはプライバシーポリシーを参照してください。
ワークスペースに投稿されたデータの所有者は誰になりますか?
ワークスペースに投稿されたコンテンツすべてはお客様が所有し管理します。 Slack はお客様の代理として顧客データを取り扱うものです。
Slack のデータポータビリティツールにはどんなものがありますか?またそれらを利用できるのは誰ですか?
お客様が Slack のインポート/エクスポートの手段を使用してアクセスできるデータはプランに応じて異なりますが、以下に概要を示しました。 詳しくは、Slack のインポート/エクスポートの手段のページを参照してください。
すべてのプラン
どのプランでも、ワークスペースのオーナーと管理者は、パブリックチャンネルのすべてのデータ(メッセージとファイル)をエクスポートできます。
ビジネスプラスプラン
ワークスペースのオーナーは、パブリックチャンネルとプライベートチャンネルのすべてのコンテンツをダウンロード可能なツールの利用をリクエストできます。 すべてのリクエストには、(a)適切な企業ポリシーおよび雇用契約書を遵守するものであり、また(b)いかなる Corporate Export(コーポレートエクスポート)の使用ケースも適切な法の範囲内であることを保証するための申請プロセスによる処理が必要となりますのでご注意ください。
フリープランとプロプラン
ワークスペースのすべてのデータをダウンロードするオプションは、フリープランとプロプランをご利用のワークスペースで、条件を満たした場合に限り使用可能です。これらプランのワークスペースのオーナーがレビュープロセスを受け、以下を提出することが要求されます。(a)政府機関もしくは規制当局による有効かつ拘束力のある要求(命令)書(b)メンバーの同意書(c)適切な法律および規定に基づく請求・権利であることの証明。
Enterprise Grid
OrG オーナーは、セルフサービスのエクスポート機能へのアクセスを申請できます。この機能により、必要に応じて、OrG オーナーは法律で許す範囲内で、ワークスペース全体の(1 人のユーザーが参加しているすべての会話を含む)プライベートチャンネルおよび DM / グループ DM からのエクスポートの実行とエクスポートの管理が可能です。さらに、対象となる Slack ユーザーは、Discovery API を使用して、Slack に投稿されたメッセージとファイルのエクスポート、保存、アーカイブに、サードパーティ製アプリケーションを使用できます。
チャンネル管理ツールにはどんなものがありますか?またそれらを利用できるのは誰ですか?
Slack は、あらゆる規模のオーガナイゼーションがビジネスをよりスピーディーに遂行できるように設計されています。Slack には、すべてのチームの管理や統制を簡単に実施できるよう、さまざまな手段が用意されています。チャンネル管理ツールはその 1 つです。このツールを利用することで、Enterprise Grid のユーザーおよび承認を受けたビジネスプラスのユーザーが、アクションを実行するワークスペースやチャンネルに参加せずに、チャンネルに対するアクションを実行することが可能になります(そのチャンネル内のコンテンツが表示されることもありません)。
例えば、「#営業」や「#社内通知」といったシンプルなチャンネル名を使いたくても、そのチャンネル名がすでに使用中の場合があるかもしれません。 こうした場合には、チャンネル管理ツールを使用して既存のチャンネルの名前を変更し、希望のチャンネル名を他の用途で使用できるよう確保できます。 また、プライベートチャンネルに外部の弁護士をゲストとして追加したい場合も、このツールを使用することで、ゲストの追加が可能です。そのプライベートチャンネルのコンテンツが表示されることはありません。
OrG プライマリーオーナーと、権限のある OrG オーナーまたは OrG 管理者は、OrG ダッシュボードで以下の情報を表示したり、以下のアクションを実行したりできます。
入手できる情報
- チャンネルが属するワークスペース
- チャンネル内のメンバーとゲストの数
- チャンネルの作成者
- 最近のチャンネルアクティビティの日付
- チャンネルの作成日時
実行可能なアクション
- 投稿権限を管理する
- チャンネル名を変更する
- チャンネルをプライベートチャンネルに変換する
- プライベートチャンネルをパブリックに変換する
- チャンネルをアーカイブまたは復元する
- チャンネルを削除する
- チャンネルを作成する
- 管理者がメンバーではないチャンネルにユーザーを追加する
- 外部のオーガナイゼーションからチャンネルの接続を解除する
詳しくはヘルプセンターを参照してください。
Slack に個人情報を請求するにはどうしたらいいですか?
顧客データ(メッセージのコンテンツやファイル)へのアクセス権をリクエストするには、ワークスペースのプライマリーオーナーに問い合わせる必要があります。 ワークスペースのプライマリーオーナーが不明な場合は、このワークスペースについてのページから確認できます。 ヘルプが必要な場合は、feedback@slack.com までご連絡ください。当社からこのオーナーにアクセス権のリクエストについて伝えます。
お客様は、Slack が収集したお客様のデータへのアクセス権をリクエストする一定の権利も有する場合があります。 この権利を行使し、他の情報(ワークスペース、アカウント、または利用状況に関する情報)へのアクセス権をリクエストするには、privacy@slack.com までご連絡ください。当社から折り返しご連絡します。
Slack の個人情報を削除するにはどうしたらいいですか?
ワークスペースのデータは、ワークスペースまたは OrG のプライマリーオーナーによって管理されます(Slack では、このデータを顧客データと呼びます)。このデータには、メンバーが送信したコンテンツすべてとメンバーのプロフィール情報が含まれます。メンバーがワークスペースや OrG から退会する際には、プライマリーオーナーにプロフィール情報を削除するようリクエストできる場合があります。プロフィール情報を削除する必要があるかどうかの判断は、データの管理者であるプライマリーオーナーが行います。ワークスペースまたは OrG のプライマリーオーナーは、メンバーのプロフィール情報をアカウントの解除後に削除できます
ワークスペースの設定によっては、プロフィール情報の削除や、メッセージおよび共有したファイルをアカウントの解除前に削除できます。編集や削除の設定に関して質問がある場合は、自分が参加するワークスペースのオーナーまたは管理者に問い合わせてください。
Slack からメッセージおよびファイルを削除するにはどうしたらいいですか?
人は間違える生き物ですので、Slack ではメッセージを修正・削除することが可能です。 ワークスペースのオーナーや管理者の許可があれば、メッセージを送った後でも修正や削除を行うことができます。 ワークスペースのオーナーと管理者は、自分が参加しているパブリックチャンネルやプライベートチャンネル内のすべてのメッセージを削除できます。
お客様の会社が編集・削除ログを保存するよう選択している場合がありますのでご注意ください。 詳しくは、ワークスペースの設定を確認のうえ、Slack のヘルプセンターを参照してください。
Enterprise Grid プランのお客様は、承認されたサードパーティ製アプリを使い、Slack のメッセージやファイルに対して一括エクスポートやその他の処理を行うこともできます。詳しくはこちらのガイドを参照してください。
情報は Slack の改善のためにどのように利用されるのですか?
当社では、Slack に投稿された顧客データを集合化・匿名化したデータ、および他の情報を分析し、カスタマーエクスペリエンスの向上に役立つパターンを解明しています。 例えば、他の情報を使用してコンテンツやチャンネルの関連度を判断して格付けすることで、検索機能を向上させています。 詳細と例については、プライバシーに対する基本理念 : 検索、学習、インテリジェンスを参照してください。
データはどこに保管されるのですか?
Slack は Amazon Web Services(AWS)をホスティングサービスとして利用しています。 デフォルトで設定されているデータセンターの場所は米国内です。ただし、一部のお客様は、Slack のデータレジデンシー機能の使用を選択できます。 Slack のデータレジデンシー機能を使用することで、グローバルに展開するチームは、データが保管される地域または国を選択できるようになります。 詳しくは、Slack のデータレジデンシー機能を参照してください。