最優秀賞に輝いたのは、世界有数の IT サービス企業であり、Slack と Salesforce のコンサルティングパートナーでもある IBM です。Slack を Digital HQ として革新的に活用し、仕事の変革と自動化を進めて、テクノロジーの発展を牽引し続けている点が評価されました。
世界各地に 25 万人の従業員を抱える IBM は、Slack を活用する企業としては最大級です。同社では、1 日あたり平均 920 万件もの Slack メッセージが送信されています。また 2015 年の Slack 導入以降、3,500 個以上の既成のアプリおよびカスタムアプリがインストールされたほか、現在使っているワークフローは毎月 3,400 個に上ります。さらに経営幹部が「何でも聞こう(AMA)」セッションで Slack を使っていることからも、同社の中心にプロダクティビティプラットフォームがある様子がうかがえるでしょう。
「IBM では毎日 Slack を使っています。Slack 上で Salesforce の商談にアクセスし、1 か所で状況を正確に把握できることの価値ははかり知れません」
IBM では CIO のチームが Slack の導入を推進しています。その指揮を執るのが Director の Konrad Lagarde 氏と Slack Product Technical Owner の Guillermo Valdivia 氏です。「Slack のチャンネル、ワークスペース、インテグレーションのおかげで、IBM における仕事の進め方は一変しました」と話すのは、Valdivia 氏です。「まるで魔法のようです。しかも Slack コネクトを使えば、社外組織とのコラボレーションや連携も簡単に進みます。メールの返信を待つ必要はありません」
同社では、サービス組織全体に Salesforce Service Cloud を、グローバル営業組織には Salesforce Sales Cloud を導入しています。さらに、何千社もの IBM ビジネスパートナー向けに Salesforce のパートナー管理ソリューションも導入済みです。これらの最適化されたソリューションと、Watson AI によるインテグレーションを活用することで、問題解決スピードやインサイトの質が上がり、そしてビジネスの成果が広がりました。
Slack の活用によって、どこからでもチームとメンバーがつながり、生産性を保てるようになった IBM では、現代の働き方を再定義して、IT サービス企業における新たな基準を作ろうとしています。「従業員は Slack に引きつけられるんです」と話すのは、同社で Vice President of CRM Experience を務める Bob McDonald 氏です。「操作が非常に直感的で効果的なので、自然と使いたくなるんです。Slack を使うと、成果を社内で出せるだけでなく、その成果を顧客やパートナーにも広げることができます」
独自のプロダクティビティプラットフォームを開発する企業を協力体制でサポート
日常業務と並行してエンタープライズデジタルトランスフォーメーションを推進するのは、企業にとって大変で負担となることがあります。そこで、Slack と Salesforce は、IBM Consulting と提携して、急速に変化する職場環境に適応しようとする企業にアドバイスを提供しています。
既存の技術スタックの統合から IBM の全従業員のグローバルな支援まで、Slack と Salesforce を用いて自社のデジタル変革を成功させた IBM Consulting チームは、あらゆる業界の組織に向けて、プロダクティビティプラットフォームで新しい働き方に転換するためのサポートを提供しています。IBM では、実証された方法論である Enterprise Design Thinking for Data and AI を活用することにより、商機と目的を特定して、複数のエンタープライズプラットフォームをまたいだインテリジェントなワークフローを編成するユーザーフレンドリーな Slack アプリケーションを開発しています。
事実、IBM Consulting はこの取り組みにより Salesforce Partner Innovation Awardを受賞し、ビジネスの課題を克服して組織を成功に導くために Slack を活用する深い知識と技術的専門性が称えられました。