Slackパートナープログラム契約条件
本書は、お客様のご参考のために作成された英語版の参考訳であり、可能な限り正確であるように努めていますが、誤りを含む可能性があることをご了承ください。英語版と齟齬がある場合、英語版の定めが優先し適用されるものとします。
Slack パートナー
Slack の公式パートナーになることに関心を持っていただき、ありがとうございます。お客様が情報を提出して Slack で会話を始めることはエキサイティングな最初のステップですが、情報を提出して Slack のチームとのパートナーシップの機会をさらに探ることのみでは、お客様が Slack の公式パートナーであることを意味しないことに留意することが重要です。本 Slack パートナー利用規約を慎重に検討してください。本契約は、Slack パートナーとして Slack との間で見込まれる関係を探るためのお客様と Slack とのコミュニケーションを規定するものです。パートナーと Slack の協業の詳細については、Slack のパートナーページをご覧ください。
Slackパートナー利用規約
本 Slack パートナー利用規約 (「本契約」) は、お客様の Slack パートナーとしての参加について規定し(該当する場合)、適用される Slack 契約企業実体 (「Slack」) とお客様またはお客様が代表する団体 (「お客様」または「パートナー」) との間の合意事項を規定します。本契約は、Slack プラットフォーム・パートナーになる旨をお客様が提出した時 (「発効日」) に発効します。お客様は、お客様が契約を締結する法的資格を有することを当社に表明し、また、お客様が勤務する会社などの団体の代表として本契約を締結する場合には、お客様は、その団体を拘束する法的権限を有することを当社に表明することになります。
- Slack パートナーの責任。 Slack パートナーとして、お客様は、Slackの利用ポリシーおよびブランドガイドラインに従って自ら行動することに同意し、またそれ以外では信頼できる倫理的な方法で行動するものとします。
- 追加的条件。 本契約は、当社のオンラインワークスペースのプロダクティビティツールおよびプラットフォーム(「本サービス」)または Slack との別途の契約(例えば、当社のカスタマー向けサービス利用規約など)によって規定される当社の非公開アプリケーションプログラミングインターフェースにアクセスまたは使用する権利をお客様に付与するものではありません。Slack パートナーになるために、利用規約、Slack アプリ開発者向けポリシー、Slack API サービス利用規約、ブランドガイドライン、および / または Slack マーケットプレイス契約といった追加で適用される条件への同意が必要になることがあります。
秘密情報
プログラムと関連して、当事者らは本プログラムに関係するかまたは促進のため(「目的」)秘密情報を相互に開示することを希望する場合がある。
- 秘密情報。 「秘密情報」とは開示対象の当事者の事業(コンピュータプログラム、技術図面、アルゴリズム、ノウハウ、式、プロセス、アイデア、発明(特許の有無に関わらず)、図表および他の技術上、事業面、財務上の顧客および製品の開発案、予測、戦略および情報を含むがこれに限定されず)に関連して他の当事者またはその関連会社から(「開示当事者」として)当事者またはいずれかの関連会社によって受け取られる(「受け取り当事者」)すべての秘密情報を意味する。先述の内容に拘わらず、本契約書に従って開示当事者の「秘密情報」と考えられるためには、かかる情報は(1)有形の形態で開示されかつ「秘密」「所有権付き」またはそれに類するもので目立つようにマーク付けされるか、(2)無形の形態で開示されかつ開示時点で秘密性があると識別されるか、あるいは(3)その性質および開示の方法が理性的な人物がそれは秘密性があると理解できるような情報でなければならない。本契約書の性質および存在、および当事者間の潜在的な事業上の関係も両当事者の秘密情報と考えられるものとする。「関連会社」とは自らが直接または間接的に対象団体を管理する、対象団体によって管理されるまたはその団体との共通管理下に置かれている団体を意味する。(先述の文で使用される)「管理」とは対象団体の議決権持分の50パーセント超を直接または間接的に所有することまたは管理することを意味する。秘密情報には次の情報は含まれない。(i)開示時点で受け取り当事者またはその関連会社、代理店、相談役または従業員のいずれかの過失によるのではなく公衆に一般的に知られているか、それ以降に知られるようになるもの、(ii)受け取り当事者の知り得る限りで受け取り当事者へそれを開示する権利がある情報源から非秘密の原則で受け取り当事者が利用できるもしくはできるようになるもの、あるいは(iii)受け取り当事者によって独立的に随時検証可能な形で表面化されるもの。(ii)に従った情報に関して、受け取り当事者が随時その情報源がその情報を開示する権利がなかったことを知った場合、かかる情報はその時点以降秘密情報と見なされるものとする。
- Slack が独占権を有する要素。 これに反するいかなる条項にもかかわらず、Slack が非公開またはリリース前のツール、製品、環境または API、および関連ドキュメント(「Slack が独占権を有する要素」)を含むがこれらに限定されず、一般に公開されていない「Slack」サービスとしてのソフトウェア通信プラットフォームの特長または機能をお客様に開示または提供する範囲において、当該の Slack が独占権を有する要素、およびそれに含まれるすべてのデータまたは情報は、Slack に排他的に属する機密情報を構成するものであり、本契約の機密保持条項は、Slack が独占権を有する要素がお客様またはお客様のアフィリエイト、代理人、コンサルタント、または従業員の責によらず制限なく一般に公開されないかぎり、かつその公開が実施されるまで、Slack が独占権を有する要素への適用が継続されるものとします。
- フィードバック。 これに反するいかなる条項にもかかわらず、お客様は、お客様または Slack によって提供される製品およびサービスに関して、Slack に提案、コメントまたはフィードバック(「フィードバック」)を提供できるものとします。かかるフィードバックはすべて、自発的に提供されるものとし、Slack は、本契約期間中およびその後の両方で、お客様に対する義務または補償なしに、当該フィードバックにおける一切の権利を任意の目的で使用し、商業的に活用できるものとします。フィードバックは、お客様の秘密情報とはみなされません。
- 不使用および非開示の義務。 受け取り当事者は次のことに同意する。(i)開示当事者の秘密情報の秘密性を保持し、かかる秘密情報(独自の秘密資料に関して受け取り当事者が援用するすべての予防措置を含むがこれに限定されず)を保護するために妥当な予防措置を講じる、(ii)かかる秘密情報またはそれから派生する情報を、目的に関連してかかる情報を知る必要がありかつ本契約書のそれらに劣らず厳しい秘密性保持義務に以前拘束されたことがある人物に対する場合を除き、いかなる第三者へも暴露しない、(iii)目的に関連して必要とされる場合を除きいかなる時も秘密情報はいかなるものであっても使用しない、(iv)かかる秘密情報を複製または分解して模倣しない、および(v)かかる秘密情報またはそれに関する製品を(米国または他の適用される輸出管理法令または規制の意味内で)輸出または再輸出しない。受け取り当事者は本契約書の下位条項(ii)に従って秘密情報を開示する対象の第三者による行為および不作為に責任を負うものとする。
- 強制された開示。 受領当事者が法律により開示当事者の機密情報の開示を強制される場合、受領当事者は、開示当事者に事前通知を行い、開示当事者が開示に対する異議申し立てを希望する場合は、開示当事者の費用負担で、(法的に認められる範囲で) 合理的な支援を開示当事者に提供するものとします。受領当事者は、開示を制限し、機密情報としての処遇または保護命令を取得し、開示当事者がその手続に関与できるようにするために、商業的に合理的な努力を尽くすものとします。
- 秘密情報および他の材料の所有権。 開示当事者と受領当事者との間では、開示当事者は、開示当事者、受領当事者または第三者によって作成されたものであるか否かを問わず、すべての秘密情報の単独かつ排他的な所有者であるものとし、本契約により、秘密情報に対するいかなるライセンスまたはその他の権利も付与または黙示されないものとします。一方の当事者から相手方当事者から提供された有形物はすべて、当該有形物の提供側当事者に所有権が属し続けるものとし、当該当事者の合理的な要求があれば、その複製と共に速やかに返却されるものとします。本契約により、または本契約に基づく機密情報の開示によって、特許権またはその他の知的財産権に基づくいかなるライセンスも付与または譲渡されることはありません。
- 無保証。 すべての秘密情報はその精度または完全性に関して明示的、黙示的または別の形でのいかなる保証もなく「現状のまま」提供される。
- 秘密情報の返還または破壊。 開示当事者から随時要請があれば直ちに、受け取り当事者は開示当事者の秘密情報のすべて、かかる秘密情報を含むすべての文書または媒体およびそれに関するすべての複製または抽出物を破壊し、開示当事者へ返還する。受け取り当事者は本契約書のいかなる条項も(i)開示当事者のすべての秘密情報の開示を要求する、または(ii)開示当事者が取引や関係構築へ進むように要求することがないことを理解する。
- 差止命令による救済。 受け取り当事者は開示当事者の秘密情報の独特の性質のために、それに違反することが開示当事者へ修復不能な損害を与えることになる本契約書に従った当事者の義務のいかなる違反に対しても適切な救済策が法律にない場合があることを了解し、同意する。したがって、かかる違反またはそれに関する危険な兆候があれば、開示当事者は法律に規定されるあらゆる救済策に加えて保証金の支払いを要求することなく適切な衡平法上の救済を求める権利があるものとする。
- 保護期間。 本契約に基づく機密保持義務は、契約期間中に行われた開示にのみ適用され、開示日から参 (3) 年間存続するものとします。
期間および退会
本契約は、発効日に開始し、終了するまで効力が存続します(「本期間」)。いずれの当事者も、相手方当事者に対し、30 日前の書面による解約通知を行うことにより、便宜のため、いつでも本契約を解約することができます。お客様が本契約に違反した場合、Slack は、直ちに本契約を解除することもできます。
責任の制限
一方の当事者の重大な過失または故意の不正行為と関連する場合を除き、いかなる場合にも、本契約(契約による、不法行為による、または責任の他の理論によるか否かを問わない)に起因または関連する、お客様またはSlackの損害賠償の総額は、1万ドル($10,000)を超えないものとします。
一方の当事者の重大な過失または故意の不正行為との関連する場合を除き、いずれの当事者も、相手方当事者または第三者に対して、逸失利益もしくは収益、または契約による、不法行為による、または責任の他の理論によるか否かを問わず、間接的、特別的、付随的、結果的、損失補填または懲罰的損害について、それらがどのように生じたものであれ、ならびにその当事者が当該損害の可能性について通知されていたか否かを問わず、いかなる場合も、責任を負わないものとします。前述の免責条項は、適用法により禁止される範囲には適用されません。
本契約がアイルランドの法律に従う場合、「重大な過失」とは、いかなる注意義務が伴うかにかかわらず、かかる行為の結果に対する不注意もしくは無関心、または無謀かつ故意の無視と共に重大な限度で満たされていない極度の過失と定義されるものとします。
その他
- 譲渡。 いずれの当事者も、本契約に基づく権利または義務を法律の運用その他により、相手方当事者の事前の書面による同意なしに、譲渡することはできません。ただし、合併、買収、会社更生または、その資産の全部または実質的にすべての売却に関連する場合はこの限りではありません。
- 可分性。 本契約のいずれかの規定が、管轄権を有する裁判所またはその他の裁決機関により、違法、無効または執行不能と判示された場合、当該規定は、本契約が別途全面的に有効に存続するために必要な最小限の範囲で制限または削除されるものとします。
- 公開。 お客様は、Slack に随時提供されるお客様の標準的な商標使用ガイドラインに従って、Slack のウェブサイト、および既存または潜在的な Slack の顧客とのその他の公開または非公開のコミュニケーションにおいて、お客様の会社名およびロゴをマーケティングまたは販促目的の参考として使用する権利を Slack に付与します。お客様による Slack マークの使用は、Slack のブランドガイドラインの適用対象となります。Slack は、本契約に基づき、いかなる特許権またはその他の知的財産権に基づくライセンスも、お客様に付与または譲渡することはありません。当社は、Slack マーケットプレイスからアプリケーションを削除する権利を保持します。また、お客様のアプリが削除された場合、お客様は、Slack マークを使用することができなくなり、お客様が「Slack パートナー」と自称することもできなくなります。プレスリリースで Slack の名前を使用する意図がある場合は、事前の書面による許可が必要です。
- 不可抗力。 いずれの当事者も、サービス拒否攻撃、ストライキ、不足、暴動、火災、天変地異、戦争、テロ、および行政措置を含む、当該当事者の合理的な支配を超える事象を原因とする自己の義務の不履行または履行遅延を理由として、本契約に基づく責任を負わないものとします。
- 当事者間の関係。 両当事者は、独立した契約者です。本契約は、両当事者間にパートナーシップ、フランチャイズ、合弁事業、代理店、受託者または雇用関係を創出するものではありません。
- 第三者的受益者の非存在。 本契約の第三者受益者は、存在しません。
- 通知。 本契約に別段の定めがある場合を除き、本契約に基づくすべての通知は、お客様の申込書に記載された電子メールアドレスで両当事者に宛てた書面によるものとし、電子メールによる送付後最初の営業日に正式に行われたものとみなされます。本契約の条件の更新は、当社のサイトに掲示し、当社は、変更をお客様に通知するために、電子メールで送付する場合があります。
Slack の契約企業団体、裁判地、準拠法、陪審裁判の放棄、費用。 本契約に基づく「Slack」へのすべての言及、本契約に起因または関連する紛争または訴訟に適用される法律、および当該紛争または訴訟に関する管轄権を有する裁判所は、お客様の法定住所によって異なります。
法定住所 Slackの契約法人 準拠法 裁判地 米国およびカナダ Slack Technologies, LLC カリフォルニア州 カリフォルニア州サンフランシスコ郡 それ以外の国 Slack Technologies Limited アイルランド アイルランド、ダブリン 本契約および本契約に起因または関連する紛争は、抵触法規則または国際物品売買契約に関する国際連合条約にかかわらず、上記の適用される準拠法にのみ支配されます。上記の該当裁判地に所在する裁判所は、本契約または本契約の形成、解釈もしくは執行に起因または関連する紛争を裁定する専属的裁判管轄権を有します。各当事者は、当該裁判所の専属的裁判管轄権に同意し、これに服します。各当事者はまた、本契約に起因または関連する訴訟に関して陪審裁判を受ける権利を放棄します。本契約に基づく権利を執行するための訴訟または手続において、勝訴当事者は、その合理的な費用および弁護士費用を回収する権利を有します。- 完全合意。 本契約は、両当事者間の完全合意を構成します。本契約のいずれかの条項の変更、修正または権利放棄は、変更、修正または権利放棄の主張を申し立てられた側の当事者が署名した書面による場合を除き、効力を有しないものとします。